富士通が7月から通勤定期券代の支給を廃止するというニュースがありました。テレワークを勤務形態の基本とするということです。
「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時30分過ぎからは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」、7月10日(金)は、金曜日恒例のサラリーマンの声。『あなたの会社は定期代、どうなってる?』というテーマで、街でみなさんにお話を聞きました。
★定期券代は変わらずです!●「私の勤務先は別に何も変わってないです。テレワークする日もあるし、しない日もあるので、たぶん、全面的にテレワークになっていないからだと思います。」
●「週1回しかテレワークしてないので変わらないです。定期代が出ないと、やっぱり定期って結構、オフの時とか必要じゃないですか、ないと困る人いると思います。」
●「6月からずっとフル出社してる。前は半月位はテレワーク気味でしたかね。ウチはね、もうすぐに皆出社してたし、半分以上はもうほぼほぼ来てましたから定期代の影響とか、特段何もなかったですね。」
●「変わってないです、今まで通りと。今、半分半分くらい。週3出勤で週2出来ればテレワークにしろという指示になっています。
テレワークの回数にもよりますよね。テレワークが増えているとは言え、まだまだ流動的。というわけで、以前と変わらずに定期券代が支給されている会社がほとんど。もったいな気もしますが、ありがたいですね。なかなか富士通さんのようにはいきません。
★業務規程の整備が出来てから!そんな中、こんな声がありました。
●「ウチはまだテレワークの明確な定義もキッチリ決まってないので定期代は全部出ますよ。50%程度を目安にテレワークはしてますけど、業務規程でまだ、整備出来てないので。まだ会社としてどう運用していくかというのが決まってないので。テレワークはこういう形で今後、たぶん継続的なものでしょ、単発的なものではなくて。それが決まって、それからだと思います。だって、まだどうなるか分かってない、そんな簡単に社内規定って変えられないじゃないですか。
富士通へのライバル心がちょっと見え隠れしてましたね。ウチはテレワークに関する社内規定をしっかり決めてからだよ、と。今後、テレワークを80%にするのか、50%にするのか、30%にするのか、継続的なテレワークなのか、暫定的なテレワークなのか、それによって変わってきますからね。勤務形態の根本が変わることだから、一筋縄ではいかないですね。
★そして、最後に、会社を経営する人の声です。そして、最後に、会社を経営する人の声です。
●「変わってないです。そのままです。(テレワークは)やってます、というか、やってる人間とやれてない人間といますけど、特に定期代を減にするとか、現地払いにするとか、そういうことはしてないですね。
会社側からみると、テレワークが進めば、定期代の見直しは当然。出勤していないのに、通勤定期代を払うのはやはりもったいないですものね。ただ、今は会社の都合でテレワークさせているので、満額支払っている、と。会社にとって「定期代」というのは、やはり負担の大きいものだ、とおっしゃっていましたが、会社も厳しい状況の中でも、払っているんですね。
定期持って、電車に揺られて会社に行って仕事をする、それが当たり前だったのに、今後は通勤定期券を持たないサラリーマンが増えそうです。
定期を持たず、電車にも乗らず、会社にも行かずに仕事をする。働き方が急激に変わってきている印象ですね。
近堂かおりの「現場にアタック」
◆7月10日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200710063000