TBSラジオで平日15時30分から放送中の「ACTION」。月曜パーソナリティは、宮藤官九郎さん。
8月31日(月)のGUEST ACTIONは、様々なジャンルの方の愚痴を聞く「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。今日は、海外にいる日本人のコロナ愚痴を宮藤官九郎さんが伺いました。
コロナ対策が上手くいったニュージーランド在住のアツコさん(28歳・女性)の愚痴アツコ:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、コロナに関しては愚痴がほとんどありません。
宮藤:羨ましいですね!日本にそんな人はいませんよ。それは感染者が少ないことが大きいですか?
アツコ:そうですね。私が住んでいるタウランガという町はニュージーランド国内の中でも特に感染者が少なくて、マスクも誰もしていませんし、ソーシャルディスタンスも取っていないです。観光客は少ないですが、ほとんど通常運行ですね。
宮藤:タウランガにいる前はクイーンズタウンという町にいらしたんですよね。そのときはどうでしたか?
アツコ:そのときは2ヶ月間ロックダウンの期間でした。3月から5月は完全にロックダウンで、同居人以外との接触が禁止でした。その期間は比較的大変でしたね。
宮藤:そのときは町が町として機能していないですよね?
アツコ:そうです。
宮藤:それを皆守ったんだ。
アツコ:ニュージーランドは自然が多いので、ウォーキングなどのアクティビティに関しては割と厳しくなかったので、比較的楽しんで過ごしていたように思えました。
宮藤:ロックダウンの状態でもギスギスしなかった理由はなんだと思いますか?
アツコ:国民性だと思います。良い意味でも悪い意味でもゆるいんです。良い意味だと本当に人懐っこくて、親切な国民性なので、他人を批判しないんです。他人に興味がないんだと思います。それよりも自分の生活を楽しむことにフォーカスしているんだと思います。
幸坂:手当が厚かったと伺いました。
アツコ:手当はとても厚かったです!私は当時パートタイムで働いていたんですが、ロックダウン時の2ヶ月分のフルタイムのお給料が支給されました。あと町を走るバスは無料、そしてクイーンズタウン限定でしたが1週間に1回、約6,500円分のスーパーのクーポン券が配られました。
宮藤:ロックダウンという極端な対策をした代わりに、その分の補償はしたんですね。
(ちなみに片岡さんは以前、火曜パーソナリティー・尾崎世界観さんの「海外へ一歩踏み出そうプロジェクト!」でACTIONに出演して下さいました)
片岡:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、毎日楽しいので愚痴は全然ないです(笑)
宮藤:今日皆愚痴ないじゃん!
幸坂:良いホテルに泊っていらっしゃいますからね(笑)
宮藤:さっきからすごくWi-Fi良いもんな(笑)そちらはコロナはどうですか?

片岡:少しずつ増えてきていますが、そもそも人が少なくてソーシャルディスタンスが取れやすいので、大きな問題というほどではないです。マスクをしている人もいません。
幸坂:夜のお店はどうですか?
片岡:バーは閉まっていますが、レストランは開いていますね。
宮藤:あまり知られていない国で日本人が2人だけじゃないですか。目立ちませんか?
片岡:めちゃくちゃ目立ってて、知らない人から毎日「ジャポネス!」と話しかけられます(笑)
宮藤:ちょっと有名になっちゃったんだ。
片岡:メディアにも取り上げられていますね。ロイター通信、ニューヨークタイムズ、BBCなど、名だたるところは大体来てくれました。
宮藤:日本は遅すぎるぐらいですね(笑)今は良いホテルに泊ってるんですか?
片岡:そうですね、1泊6万円の超高級ビランに泊ってます。
宮藤:なんでそんなお金持ってるの?
片岡:実はお金払っていないんですよ。僕は動画クリエイターなんですが、このホテルのプロモーション動画を作る代わりに無料で泊らせてもらってます。YouTubeやInstagramでPR動画を作っています。
宮藤:「動画作れるんだったら無料でいいよ!」という状態がずっと続いているんだ!落語の『居残り佐平次』みたいだね(笑)
幸坂:あと片岡さん、なぜか東京オリンピックの仕事が来たと伺いました。
片岡:はい、オリンピックの公式アンバサダーに就任しました(笑)
宮藤・幸坂:えぇ~!!
オリンピックの公式アンバサダーのお話の続きや、ドイツで舞台関係のお仕事をされている人からも愚痴を伺いました。
◆8月31日放送分より 番組名:「ACTION」
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