9月27日・日曜お昼12時から放送された『松岡茉優 マチネのまえに』(TBSラジオ・毎週日曜お昼12時)、第26回放送。

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」の画像はこちら >>

地方への憧れと匂い、そしてコンプレックス

松岡:わたし、東京出身で、東京生まれ、東京育ちで、働く場所も東京ですので、たまに地方にロケに行くと、地方出身の俳優さんとかスタッフさんが「なんかこの匂い懐かしいなあ」「そうそう、こんな感じの夕暮れなんだよね」と言って、ちょっと郷愁を感じていらっしゃることがあって。

そういう時、逆に私は「来たな、旅行気分だな!」「あ、この匂い、旅行の匂いだ!」「ああ遠出の匂いがする!」と。だからむしろ雑多なビルの隙間の匂いや、アスファルトを照らす太陽から上がってきた匂い、なんかそういう匂いの方が「ああ地元だ~」と思うんですよね(笑)だから故郷があったりが羨ましいんですよ。

私はなんでこんなに地方が羨ましいんだろうって思ったら、“上京してないっていうコンプレックス”があって。東京にいて上京費もかからないんだからいいじゃないって思われるかもしれないんですけど。

高校ぐらいになると、私が芸能科の学校に通っていたのもあって“上京組”がいたんですよ。家族の元を離れて友達とも離れて別の場所で頑張るんだっていうのをやったことないのって、アルバイト経験が無いのと同じぐらいちょっと・・・うーん、恥ずかしいというのとは違うけど・・・。なんていうのかなぁ、情けないとも違うんだけど。なんとなくちょっとコンプレックスなところがありますね。

東京に産んでもらって利点ももちろんあると思うし、私は自分の出身地が大好きです。だけど羨ましいなぁ。上京した、故郷がある。そこに物語があるような気がして。

だから私はすごく羨ましいんだなって思います。

「ひっつみ」=「すいとん」!?

岩手県遠野市・ラジオネーム「ぽんこ2-D2」さん
日曜のお昼、まゆさんの声でゆったり過ごしています。「ひっつみ」のことを、まゆさんが話されていてびっくりしました。私の家では、しょうゆベースで、豚か鶏肉と野菜いっぱいで母が作ってくれます。岩手以外では「すいとん」と呼ばれていると思います。

松岡:「ひっつみ」って「すいとん」と同じなんですね。なんかちょっと違うイメージだけど。「ひっつみ」って、耳たぶみたいな形をしているんですよ。「すいとん」はもうちょっと長いうどんに近い・・・うどんをバン!と叩いたような平べったいイメージがあるんですけど一緒なんですかね。

「ひっつみ」の名前の由来は、“生地をひっつかみ作る”ことからだそうです。「ひっつかむ」も方言に近いんですかね。農作業のお手伝いで大勢が集まった時に作業の合間に食べるそうなんです。

ぜひぜひ、美味しいお米をこさえて下さい。享受しております、今日もいただきます。
松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

方言クイズ~香川県編

香川県・ラジオネーム「ペペロン」さん
茉優ちゃん、こんにちわ~!茉優ちゃんが愛する"うどん県"から、「方言クイズ」をお届けします!
さっそく問題です!

「茉優ちゃん、それはじょんならんわ~」

【じょんならん】

割とマイナーな方言ですが、爺ちゃん婆ちゃんは現役で使ってます!若い人も冗談っぽく使ったりしますよ~

松岡:「じょんならん」、ファミレスみたいですけど(笑)

なんだろうなあ、じょんならん。「言い訳がましいわ~」とかですかね。どうですか、皆さま思いつきました?

正解です!

「じょんならん」とは・・・「シャレにならない」という意味だそうです。なので、さっきのは「茉優ちゃん、それはシャレにならないよ~」ということですね。

「冗談にならない」が、「じょん、ならん」と変化したということだそうですね。「じょんならん」、カワイイですね。「シャレになんないよ~」より「じょんならんよ~」の方が可愛く聞こえますけど、どうでしょうか!?

方言クイズ~栃木県編①

栃木県・ラジオネーム「ふみか」さん
私が住んでいる栃木県に方言なんて無いと思っていました(笑)でも調べてみるとたくさんあったので「栃木県の方言クイズ」出します!!!!!

「茉優ちゃん、てばたきやめ」

【てばたきやめ】

松岡:美味しそう!「それはやめといたら?」ですかね!?違うかな(笑)

正解発表します!

「拍手やめて」という意味だそうです。へぇー!

「てばたきやめ」か!なるほど!私は文字面で読んでるから「てばたきやめって美味しそう!」と思ったら手叩きやめ!なるほどね、「茉優ちゃん、拍手やめて」。へぇー!

方言クイズ~栃木県編②

栃木県・ラジオネーム「栃木の豚」さん、22歳
僕の地元「栃木県」の方言です。では、問題です!

「茉優ちゃん、ごじゃっぺついたらダメだよ!」
「そんなごじゃっぺ、誰が信じるの?」

【ごじゃっぺ】

松岡:「ごじゃっぺ」。

「ごじゃっぺついたらだめだよ」。『ウソ』じゃないですか、これ。「ウソついたらダメだよ」「そんなウソ、誰が信じるの?」

正解発表しますね。

正解は『ウソ』!正解だ~!私初めて正解したかも。「茉優ちゃん。嘘ついたらダメだよ」「そんな嘘、誰が信じるの」。

私は「ウソつき」なんです。もう幼稚園の頃からウソをついてます。“筋金入りのウソつき”です。だからきっとこれからも「ごじゃっぺ」ですね、「ごじゃっぺつき」でございます。

でも「ウソつき」より「ごじゃっぺつき」の方が“特殊能力”があるみたいでかっこよくないですか!?「ごじゃっぺつきの松岡」でした、失礼しました(笑)

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

『日曜のお昼ごはん』をシェア中!

ラジオネーム「けんちゃん」さん、24歳
松岡さん、こんにちは。いつも週末に平日の夜ご飯の作り置きを作りながら聞いています。

僕の日曜日の定番お昼ご飯は、その名も「何でもお味噌汁」です。少し大きめの雪平鍋に、サバの水煮缶と冷蔵庫の残り野菜(主にキャベツの芯や、小松菜)と豆腐、冷凍きのこを入れて煮立て、味噌を溶き入れ最後に卵を落とします。これで軽く丼2杯分は出来ます。タンパク質も栄養も摂れ、ご飯を食べなくてもお腹一杯になります。誰かが食べる訳で無く自分しか食べない週末のお昼ご飯はこれに限ります。

松岡:「何でもお味噌汁」。色々入ってますね。サバと野菜とキノコと豆腐と卵って、もうこれ“完全食”ってやつに近いんじゃないですか。「何でもお味噌汁」という名前も良いですね。

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

私はこの前紹介した私の「だめうどん」がありますけど、自分だけとか家族間でとか、おうちならではのネーミングって結構ありますよね。私の母がよく土日のランチに作ってくれてたのが「なんちゃってピラフ」というのを作ってくれてて(笑)

作り方の工程を無視して、冷やご飯とか、レンチンのご飯を炒めるところから始めるという「なんちゃってピラフ」はよく作ってくれて大好きでしたね。私も食べたくなってきましたけど。


松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

“平日の夜ご飯の作り置き”をしてらっしゃるということで、素晴らしい!!私、これやれたことがなくて。休みの日はとにかく休みたいので。でもお友達なんかは休みの日の前に「休みの日の自分を最大限甘やかすために全部やる」って言ってました。家の掃除とかゴミ出しとか全部やっておくという子がいまして。羨ましいですね。尊敬するものの一つです。

★『ナポリタン』(ラジオネーム「星のナターシャ」さん)
「粉チーズではなくスライスチーズ2枚が溶けるぐらいってことは、きっと熱いナポリタンなんでしょうね。汁多めなのかしら。なかなかで熱々じゃないとチーズが溶けませんからね。羨ましいですね。」

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

★『オムライス』(ラジオネーム「えみそん」さん)
「昨夜の残りのカレーピラフを卵で包むだけって、卵で包むだけの料理がオムライスじゃないですか。あ、そっか。残りのカレーピラフっていう、ちょっと罪悪感があるのかしら。
いやそんなカレーピラフを作って卵で包むのも偉いです!

だって、卵で包むって言ったって、ほら一回溶くから、卵を溶いたお皿も汚れたでしょ、箸も汚れるし、フライパンも汚すわけだから、カレーピラフをチンするだけでは汚れなかったはずの食器が汚れて、それも洗わなきゃいけないのを洗うわけですから。「~だけです」なんておっしゃらないでよ、もうほんと素晴らしいカレーピラフオムライスです、食べたい!」

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

★『サンドウィッチ』(ラジオネーム「パン太郎」さん)

「日曜朝の散歩後にパン屋さんに立ち寄ってサンドウィッチを買うのが日課っていいですね。朝の散歩、お腹空きますもんね。

“朝イチにたくさん食べると、夜まですんごいたくさん食べるスイッチ”が入るのって、私だけですか!?

私は休みの日はだいたい昼まで寝てますが、朝起きてバクバクっと食べると、夜までその“食いしん坊モード”が取れなくて。朝、胃袋を広げるから夜まで胃袋が広がり続けてるのかなーって思ってましたけど。皆さん、どうですか!?

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

●松岡さんの「お昼ごはん」
「昨日の夜作りました『ポトフ』をそのまま・・・そのままっていうか(笑)あたため直して頂きたいと思ってます。

「少しずつ気温が下がってきましたので、『お昼ごはん事情』にも変化がみられそうで嬉しいです。あったかいものだと、片栗粉で餡を作ってトロっとしたものも食べたくなりませんか!?

お蕎麦ひとつをとっても夏場はすだちとか大根おろしとか梅でさっぱり食べていたお蕎麦も、冬はきのことあんかけのお蕎麦とか。お蕎麦ひとつをとっても変わっていきますよね。そろそろ片栗粉が活躍するのではないでしょうか」

「こんな感じで『日曜のお昼ごはん』を皆さんシェアしてください。このシェアした献立を夜に作ってくださったりとか、明日のお昼ごはんの参考にして下さったり。食事って作るのも大変だけど、何を作るのか決めるのもやっぱり大変ですよね。なので、皆さんのお昼ごはん事情をシェアしつつ、楽に作れますように」

『白いご飯のお供』もシェアしてます!

ラジオネーム「ウミ」さん、18歳
まゆちゃん、こんにちは!私の中で、ご飯のお供と言えば「納豆」です!祖父はご飯だけでなく食パンの上にマヨネーズと混ぜた「ひきわり納豆」をかけてからトースターで焼いて食べる、というのをよくしていました。「納豆はパンにも合うのか!」といつも感動して見ていたのですが、私の家では納豆の匂いがトースターに付くという理由で禁止になっているので、やったことがありません(笑)茉優ちゃんも納豆がお好きだと思いますが、アレンジして食べたりしますか?

松岡:「納豆トースト」「しらすトースト」とか、ちょっと和っぽいトーストありますよね。私はあまりいただかないけど。

“私の納豆のアレンジ”といえば・・・この前、納豆を食べたいし、サラダがもう1品欲しいな、野菜のおかずが欲しいなと思って、きゅうりとパプリカと赤玉ねぎと、あとハムかな。細かく納豆サイズにみじん切りにして、スプーンで食べるサラダを作ってみました。けっこう美味しかったです。タレはね、ごま油と醤油と胡椒を入れたかな。

納豆はそのまま食べるのが好きなのであんまりアレンジはしないんですけど、納豆の種類はたくさん食べてますよ。これも美味しいあれも美味しいって。

私、納豆だったら白いご飯より、玄米と食べる方が好きかもしれないです、合いませんか!?白いご飯ね、食べたくなっちゃうなあ~。炊いちゃおうかしら。

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

ラジオネーム「黄色好き」さん
茉優ちゃん、こんにちは。私は毎日朝ごはんに「ぎばさ」という海藻をご飯のお供にしてます。地元秋田で有名な食べ方は「ぎばさ」に大根おろしとめんつゆを入れてよくかき混ぜます。これだけでも、おかずになるのですが、そこに、茉優ちゃんも大好きな卵かけご飯にして海苔の佃煮を少しまぜ、その上に納豆と「ぎばさ」をかけて食べます。ネバネバだらけの食品になりますが、健康にもよく、とてもおすすめです。ネット通販で買えるのでぜひ探してみてください。

松岡:「ぎばさ」は、見た目は海苔の餅みたいな感じ!?ビヨーンって伸びてて。けっこうもったりしてますね。

「ぎばさ」は、秋田では昔から食べられている海藻で正式名称は「アカモク」。

あ、アカモクか!食べたことあるんじゃないかな、あると思うな。最近は“スーパーフード”として注目されているそうです。フコイダンやミネラル、ビタミンが豊富、免疫力向上、腸内環境を良くし、ダイエット効果、アンチエイジング効果も期待できる200グラムで400円前後だそうです。ちょっと高い!?まあ200グラムあったらまあいいか。でもちょっと高い!?海藻にしちゃ高いかしら。まあ海藻も高いか。「ぎばさ=アカモク」、ご飯と一緒に食べたことないかもなあ。

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

コロナ禍で「お取り寄せ」って盛り上がってますよね。「お取り寄せブック」とか「芸能人のお取り寄せおすすめ一覧」とか。私よく読んでます。こんなのも取り寄せられるんだとか、こんなのを食べてるのかと思いますけどもね。

ご飯のお供はお腹が空きますね。お昼ごはんを食べた方もさらに食べたくなっちゃってるんじゃないでしょうか。私もこのあと、昨日の晩作ったポトフを食べようと思ったんですけど、ご飯も炊いちゃう予感がしております。

「ビビッとくる」の加藤さんの解説にスッキリ!

松岡:24日の木曜日に2週連続放送されました『両親ラブストーリー オヤコイ』を、加藤浩次さんと私はアシスタントを務めさせて頂いております。ゲストの方々のご両親の恋愛のエピソードを完全ドラマ化して放送していくという、温かくて暖恥ずかしくて、でも感動する素晴らしい番組なんです。先週、私がこのラジオで加藤浩次さんの「ビビっくる」についての解説が素晴らしいという話を紹介したんですけど、見て頂いた方どうでしたか?見逃しちゃった方に気になってる方いらっしゃったらと思うのでご説明しますね。

「ビビッとくる」とは!?

私たちの両親より上ぐらいの世代の方って、結婚する相手と出会った時「ビビッときた」とおっしゃる事ありませんか?例えば、私の仕事の先輩だと「やっぱ出会った時にビビッときたんだよね」「タイプじゃないんだけど何か感じたんだよね」っておっしゃる方がたまにいて。「ビビッと」ってなんだろう??ってずっと思ってたんですよね。私がまだ「ビビッと来てない」ってことは、まだ出会ってないっていう可能性ももちろんあるんですけど(笑)そうじゃなくて、同世代から結婚した子も含めて「ビビッときた」っていうの聞いたことがなくて。なんだろう、この世代間の「ビビッ」の差はと思ってたんですよね

加藤浩次さんの見事な「ビビッと」解説にスッキリ!

加藤さんがおっしゃるには・・・要は私たちの世代=我々の世代はSNSとかメールとか電話が子供の時からあったじゃないですか。だから自分が思春期を迎えている頃なんて、好きな子にすぐメールができたし、まあアドレスを知っていればですけどね。でもアドレスを聞いて電話ができたりとかしてたじゃないですか。でも私たちの両親以降の世代になるとメールとか電話ではやり取りがなかったから家の電話にかけると、両親が出ちゃったりとかして。となると・・・

「『ビビッとくる器官』というのが体に備わってたんじゃないか」

だから、「ビビッとくる」という器官はもしかしたら衰退してしまった、退化しちゃったんじゃないか、というのが加藤浩次さんの解説だったんです。私は「ああ、なるほど!」って思いましたね。「ビビッと」きてみたいものだけども、完全に電子世代なので難しいかなと思いました(笑)

伊藤沙莉に貸したワンピース・・・「返ってきてません」

松岡:『A-Studio+』の伊藤沙莉がゲスト回に私がコメント出演しました。放送を見たリスナーさんから「茉優ちゃんのうちに忘れていった沙莉ちゃんの洋服は返ったけど茉優ちゃんが貸したワンピースは返ってきましたか?」とメールが来まして。

返ってきてないです(笑)そもそもですね、そのワンピースは寝巻きにもなるし、そのままその辺の買い物ぐらいは行けるぐらいのワンピースなんです。もともと2色あってお揃いで、沙莉に緑の方をあげてたんですよね。ずっとよく着てくれてて。最近着ないなぁなんて思ってたら、着すぎて破けちゃったんですって!

だから、そんなに気に入ってくれてた服の色違いを、サイズが同じやつを貸したってことは返ってこないんじゃないかなーって思っています。私は沙莉ほどヘビロテしていたわけではないので、まあ、あのワンピースにとっても沙莉のとこにいるのが幸せなんじゃないかなとは今思ってます。

松岡茉優の「ちょっとした最近の気づき」~新米の炊き方

松岡:お友達が農家をやってらっしゃって、その方から「新米」をいただきまして。本当に嬉しかったです。

「新米は、ちょっとお水を少なめに炊いてね」

って言われて。私はお米はしゃっきりが好きだから「お水少なめ、このぐらいかな」「もうちょっと減らしとこう」と思って、かなり少なめに炊いたんですよ。そしたら・・・

私が今まで新米を炊いた史上一番美味しく炊けました!

ああ、こんなんだったら4合ぐらい炊いておくんだったなと思ったんです。2合でした。だから、新米って水を減らして炊いた方がいいんだなというのが、私の最近気づきです。

松岡茉優「私は筋金入りの『ごじゃっぺつき』なんです」

(TBSラジオ『松岡茉優 マチネのまえに』2020年9月27日(日)放送より)

◆9月27日放送分より 番組名:「松岡茉優 マチネのまえに」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200927120000

編集部おすすめ