TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の午前11時から放送中!(5月17日(火)放送分)

先日、制汗剤の基本について、愛知医科大学の犬飼洋子医師に教えていただきました。
おさらいすると・・・制汗剤とは、汗をおさえる成分を体に塗るための商品。


匂いに対処する“デオドラント=消臭”の商品とは目的が違うんですよね。

▼見極めるのに大事なのが「有効成分」の表示。いくつか種類があって・・・
・汗腺を塞ぐ「クロルヒドロキシ アルミニウム」
・汗腺を収縮させる「パラフェノール スルホン酸 亜鉛」「ミョウバン」
・多くはこの3種類の成分。名前を覚えるのが大変なので「クロル」「パラフェ」「ミョウバン」で覚えておきましょう!

ここまでがおさらい。

今回はタイプ別におすすめの商品をご紹介!

そして、制汗剤には、成分のほかに、“塗り方”のタイプが数多く存在します。細かくわけると6タイプに分かれます。「スプレー」「ロールオン」「スティック」「クリーム」「ウォーター」「ボディジェルローション」それぞれの特徴と商品をご紹介します。ちなみに、商品選出の基準のひとつとして「無香性・無香料」のもの。

犬飼洋子医師によると、最近の商品には、ほとんど殺菌成分や消臭成分が配合されているんですが、香料が入っているものは、カラダから出た汗や常在菌と混ざって、期待した匂いにならない可能性があるとのこと。

(▼杉山アナが自らのワキを2週間捧げて試した約15商品)

汗っかきの男性が制汗剤を2週間試した結果【TBS杉山真也アナ...の画像はこちら >>
汗っかきの男性が制汗剤を2週間試した結果【TBS杉山真也アナが自らのワキで実験】

スー:汗をおさえる効果って、そんな違うものなの?

杉山:体感では明かな違いがでました!

「スプレータイプ」

デオドラントグッズの定番ともいえるのが、スプレータイプです。

●メリットは「一度に広範囲に塗ることができる」「手の平に直接液剤を塗らなくていい」「手の届かない箇所にも塗ることができる」

●デメリットは「ほかのタイプと比べて効果が持続しづらい」

杉山アナの選定に残った商品は・・・

「資生堂 エージーデオ24 プレミアム デオドラントスプレーDX」180グラム・ 1,430円

汗っかきの男性が制汗剤を2週間試した結果【TBS杉山真也アナが自らのワキで実験】

「8x4 パウダースプレー 無香料」50グラム・400円前後

「ギャツビー アイス デオドラントスプレー コールドオーシャン」135グラム・500円ほど

「ニベア デオプレテクト&ケア」150グラム・800~900円ほど

「スティックタイプ」

形としては、リップクリームやスティックのりをイメージしてもらうのがわかりやすい。固形状の薬剤を直接肌に塗り込むタイプ。

●メリットは「小型なものが多いので、携帯しやすい」「しっかり塗り込めるので高い効果が期待できる」

●デメリットは「衛生面に注意」直接カラダに塗るタイプは、カラダについた雑菌がうつると不衛生。朝のシャワー後や、塗る前にボディシートで汗を拭き取ってから塗布しましょう。

杉山アナの選定に残った商品は・・・

「デオナチュレ 薬用ソフトストーンW」20グラム・990円

「資生堂 エージーデオ24 デオドラントスティックDX 無香性」20グラム・1188円

「ロールオンタイプ」

ボール型のヘッドを肌の上で転がして塗布するもの。薬剤は液体。「スティックタイプ」との違いはボールがついているかどうかと、薬剤が固形か液体か。

●メリットは「ムラなく塗りやすい」「スティックと同じく携帯性」

●デメリットは「スティックと同じく衛生面に注意」「液体なので乾かすまでに時間がかかる」

杉山アナの選定に残った商品は・・・「Ban 汗ブロックロールオン プレミアム」40ml・500~600円ほど。

「クリームタイプ」

洗顔料のようにチューブに入っていて、手に出して目的の箇所に塗る。

●メリットは「しっかり塗り込めるので長持ち」

●デメリットは「塗った後に手を洗ったり、拭き取らないといけない」

杉山アナの選定に残った商品は・・・「デオナチュレ さらさらクリーム」45g・1078円

ほかに、「ウォーター」「ボディージェル」などのタイプがありますが、個人的には、匂いが強いものが多くてイマイチ。

まとめると・・・

杉山:スプレーはどこも同じくらい、直塗りするなら変な香りが一切しないデオナチュレ!

自分にピッタリの制汗剤をみつけて、これからの季節を快適にお過ごし下さい!

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