TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!
6月4日(土)放送後記
今月のゲストは、女優でミュージシャンの松下奈緒さん
最上階10階にあり、東京湾の一望できる『エグゼクティブオーシャンビューテラススイート1007号室』でお話伺います。
近藤「要さんと松下さんは、長いお付き合いですか?」
松下「いや~長いですよ!(笑)」
要「共演回数、1番とか2番とかかもしれない?恋人とか、家族とか、親しい間柄の役が多いんですよね」
そんな2人だから話せるリラックストークに期待が高まります!
努力を見せない!女優とミュージシャンを両立する日々。
女優として数々の作品に出演される松下さんですが、最新アルバム『FUN』を先日リリースされました。
現在は、全国5カ所7公演のコンサートツアー中...
撮影が大変と言われる朝ドラでも、撮影の合間に作曲や練習などを行うそうで、楽器を持って現場を移動されるとか。
松下「持ち運べる楽器は持ち込んで、合間をぬって...って全然部屋ではやらなかったんですけどね~(笑)」
要「こういうこと言うのよ!『実際は何もやってないんですけどね~』とか。謙虚だよね。」
近藤「両立は大変ではないんですか?」
松下「時間が足りないとか、物理的な大変さはありますけどいざ始まってみると、大変大変とか言いながら、楽しかったな~って終わっちゃうんですよね。両立しているという感覚がないのかもしれない」
近藤「何か、スイッチがあるんですか?」
松下「現場に行くと、『今日はドラマの日だ』とか『音楽の現場だな』とか現場にいる人たちで変わります。それで自分を切り替えてるんだと思います。」
要「そんな簡単に言うけど、1つのドラマやるだけでクタクタになるのに。頭の中で、曲のこととか、、、他のこと考えられないもん(笑)」

初共演から、15年。
2人の初共演は、TBSドラマ『タイヨウのうた』(2006年)でした。
当時、松下さんは21歳。
女優として本格的に演技と向き合った作品だったそうで思い出深く、緊張した現場だった、と振り返りました。
要「えー?緊張してるように見えなかったよ?」
松下「それが良くないんですよね(笑)役柄も難しかったし、とにかく対等にお芝居ができるかな、ってそればっかり考えてました。」
近藤「そういう親しい間柄を演じる時、撮影中以外はどんな距離感なんですか?」
松下「ん~普通ですよね?(笑)」
要「うん。何も。”おう!”みたいな。」
松下「気遣わなくてもいいし、そういう空気を要さんが作るのが上手なんですよね。」
要「家族のドラマやった、っていうのは大きかったよね?1つ屋根の下で一緒に暮らすドラマで...まぁ、いつまでもよそよそしい人もいますけどね(笑)」
松下「そういう事もありますね(笑)」
これまで数々共演してきた2人ですが、お互いのことを”器用タイプ”と分析!
負けず嫌いと自己分析する松下さんは、”状況に負けたくない”と、演技に対して真摯に向き合っている姿が、器用に見えるのかも、とのこと。

”台本との向き合い方”どうしてますか?
続いては、松下さんから質問をいただきました!
『要さん、役を演じる上で、台本はどう読んでますか?キャラクターはどう足してます?』
要「僕は、全体をイメージしています。外側から作るタイプなので、パズルに全体を想像して、自分のピースを作る感じ。だから、自分のところはあんまり読んでないかも。他のところ読んでる」
松下「同時期に違う作品をやることもあるじゃないですか。そういう時はどうされてるんですか?」
要「それは、全然、苦じゃない。現場行って、そういう空気になって感じとる。連ドラのゲストとかで、1日とか2日だけのキャラクターという時は、出来上がったところに、自分がキレイに1回でハマらなきゃいけないから一番集中力高めない...そうじゃない?」
松下「気持ちはすごいわかります!要さんを見てると、何も考えてない、何もしてない、という人ほど、努力してるんだって思いますね」
要「本当に何も考えてないよ(笑)」
松下「ほら!そういうところ!(笑)」
松下さんの最新アルバム『FUN』は、現在発売中です。
楽しいという思いを共有したい、という思いから制作され、さまざまなピアノテクニックも感じられる1枚になっています。

OA楽曲
FUN/松下奈緒