TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!

(1月18日放送)

巷に溢れるコンビニスイーツ、名店の高級スイーツもいいですが、いまこそ私たちが見直すべきなのが、実家で親や祖父母が作ってくれた思い出の味。“ご当地おやつ”ではないでしょうか。

全国の“昔ながらのご当地おやつ”を作ってみる企画を実行中です!

これまで、東北の「雁月(がんづき)」、愛知の「鬼まんじゅう」、香川の「揚げぴっぴ」、長野の「にらせんべい」、新潟の「ミルクヨーカン」などを作ってきました。

今回は、群馬県みどり市・43歳・ラジオネーム・ぴかっちさんが情報をくれた、ご当地おやつです。

ぴかっちさんのメール
私が皆さんにご紹介したいのは地元の和菓子屋さんで売られている「田舎まんじゅう」です。別名「炭酸まんじゅう」というおまんじゅうで、黄色みがかった生地が特徴的なおまんじゅうです。黄色くなる秘密は「重曹」。皮に重曹を混ぜて蒸かすことで黄色くなるんです。ふんわりというよりちょっともちっとした皮のおまんじゅう。これが日本茶に合うんですよ。

どんな“ご当地おやつ”なのか。送ってくれたぴかっちさんは群馬の方ですが、調べてみると・・・・
北関東で広く食べられているようです。小麦の収穫や稲の田植えなど、ハレの日=特別な日のお祝いの料理で、農作業の合間にご飯の代わりに手軽に食べられるようにと、昔から作られてきたそうです。埼玉の小麦が多く生産される地域では、特別な日は、朝まんじゅう、昼うどんなんて家庭も多かったそうです。

“炭酸”という名前はやはり重曹を使っているから。普通のおまんじゅうでは使わない重曹を使って、ふんわり蒸し上げるのがポイント。地元では、和菓子屋さんはもちろん、道の駅でも売られていて、中にみそが入っているもの、生地に黒糖を練りこんでいたり、中には、あんが高菜、きんぴら、切り干し大根、野沢菜、ひじきなどもあるそう。

そんな「炭酸まんじゅう」なんですが、今回も小笠原アナがおうちで挑戦してきました!

北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?の画像はこちら >>

↑小笠原アナは、砂糖の代わりに黒糖を入れたためやや黒い感じに
北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?

炭酸まんじゅうのレシピ、詳しくご紹介します。

【8個分の材料】
■小麦粉 100g
■重曹 3g
■砂糖 30~50g
■水 大さじ3
■つぶあん 150g

【作り方】
■あらかじめ砂糖と水を混ぜて溶かしておきます(軽くレンジに掛けてもいいですが、冷ましておきましょう)
■小麦粉と重曹をふるいに掛けて混ぜておきます。また、あんこは8等分にして丸めておきます。
■小麦粉・重曹のボウルに砂糖と水を混ぜたものを加え、こねたら8等分にします。
■生地であんこを包みます。
■蒸し器に入れ、中火で10分ほど蒸します。

北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?

北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?

北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?

北関東人が愛して止まない「炭酸まんじゅう」って何?

◆1月18日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20210118110000

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