TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

8月2日(火)放送後記

シャツインにカセットテープ、シティポップなどなどファッションも音楽もリバイバルブーム。
スイーツもレトロブームがきていますが、スーさんもレトロスイーツ好き!ということで、この企画では、杉山アナがスイーツアナウンサーとしてレトロスイーツとその店の魅力を伝え、あなたを甘いノスタルジーに誘います。

初回は 「池袋の老舗中の老舗・タカセが誇る、大人のスイーツ・サバラン!」

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会うの画像はこちら >>
ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

池袋駅・東口を出て横断歩道渡ったところにあるお店。
青地に白抜きでカタカナの「タカセ」の看板。池袋に行ったことがある人なら一度は目にしたことがあると思います。こちらに「サバラン」というレトロスイーツがあると聞きつけまして、食べに行ってきました!

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う
ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

杉山アナも子どもの頃、親に連れてきてもらった記憶が。
大人になってからはきたことがなかったのですが、前を通ると溢れるほどのお客さんがいるのをよく目にしていました。

見るからに歴史があるお店なんですが、いつどのようにお店がはじまったのか。そして、サバランとはどんなスイーツなのか。取締役部長の森正夫さんに伺いました。

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

■創業は1920年・大正9年。102年目。
■創業者があんぱんを売ったのが始まり。都電が池袋に伸びて池袋の発展とともに
■時代に流されないことを意識。

商品も内装も素朴さを重視。
■お客さんは年配の方が多かったが最近はレトロ感を求めて若い人も
■サバランはブリオッシュ生地を洋酒に浸したもの。タカセはクリームとイチゴをプラス

「タカセ」は、なんと、創業は大正9年。
お話を聞いた森さんは創業者・森茂吉さんのひ孫にあたるそうですが、お店の名前の「タカセ」は、茂吉さんの出身地・香川県高瀬町からとっているそう。屋号のフォントは祖父の代のこだわり。まっすぐな性格の人でフォントも丸みの帯びたフォントでは、きっちりしたものに。

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

サバランの定義としては「ブリオッシュ生地を洋酒に浸したもの」
さらに番組で調べたところ、サバランは、フランスの焼き菓子で、19世紀半ばに、有名な美食家のブリア・サバランに捧げるお菓子として誕生して、やがてサバランと呼ばれるようになったそうです。昭和53年生まれの森さんが生まれたときからお店で出していたそうで、どのような経緯で作るようになったかはわからないそうです。

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

「サバラン」は1個・税込み400円。
ただヒタヒタのラム酒のわけは、先代の社長さん、森さんのおじいさんにあたる方が、お酒が少ないのは物足りないということで、この強めの量になっているそう。ちなみに、おじいさんは、お酒は飲めないとのこと。

ほかにも、タカセの最初にしていまも看板の商品「あんぱん」(160円)「カジノ(400円)」(菓子生地の中に、クリーム・リンゴ・レーズン)など、魅力的なパン・スイーツがたくさん。

▼「コワントロー モカ(400円)」

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

実は、2階が喫茶店、3階がレストランになっています。そして、9階には池袋の駅前を見渡せるコーヒーラウンジ。本店の裏手にある別館には、セルフのベーカリーカフェがあり、焼きたてのパンをイートインできるんです。サバランのイートインもできます。

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

▼実は穴場の9階サロン

ラム酒でヒタヒタな大人の洋菓子「サバラン」に出会う

洋菓子店「タカセ」は、池袋駅から徒歩1分。池袋本店の場合、サバランなどの洋菓子は工場から届くのが午後1時ごろだそうです。

池袋がいまの賑わいになる以前から街を見守ってきた、時代に流されない洋菓子店タカセのサバラン。みなさんも一度味わってみて下さい。

編集部おすすめ