TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
8月18日(木)放送後記
節約アドバイザーの和田由貴さんがオススメする、物価高騰中の今こそ試したい節約術は"食品ロスを減らす事" 食品価格の高騰への対策は、高くなってしまったものをいかに安く買うかを考えるより、無駄をなくす、つまり食品ロスを減らすことを徹底したほうが節約効果が高まります。環境省によると、家庭から出る食品ロスの量は4人家族で年間6万円相当で、つまりそれをなくせば、月5千円節約に!いくら安いもの買っても、余らせて捨ててしまうと意味がなくなってしまいます。
野菜は後回し… スーパーを回る順番を逆にしてみよう
スーパーは入り口に野菜が売られているため、ほとんどの人が野菜を最初に購入します。一方で、献立を立てるときは最初にメインのおかずを考え、そのあとで付け合わせや副菜を考えるのが一般的なので、スーパーに行った際、いきなり副菜や付け合わせとなる野菜から買うのは、改めて考えてみると少々もったいない…?スーパーでは最初に肉や魚などの売り場に行きメインの献立を決め、献立がある程度頭の中にできたら家族の人数分で必要な野菜を買う。こうすれば不要な野菜を買い込む確率が格段に減ってきます。
レシピは逆引き!今ある食材で献立を考える
冷蔵庫にある野菜を使い切ることを優先にレシピを決めます。つまり、〇〇を作るから××が必要、ではなく、××が冷蔵庫にあるから△△を作る。という逆引きでレシピを考えます。食品は「使い切ってから→買う」のサイクルをつくることがとても大事です。使い切る前に買い足すと、結局使い切れずに無駄になることが多くなります。冷蔵庫で残った野菜を目にしても、レシピが思いつかない!という場合は、インターネットで「キャベツ ニンジン ナス」など食材名を入れて検索すれば、大量にレシピは出てくるので、簡単に対策ができます。
冷蔵庫の入り口に、余った野菜を置く
冷蔵庫の”入り口”というのがポイントで、野菜室を開けるたび、ちょこっと残った野菜と目が合うため、胸が痛い…これで使い切りが意識できるようになります。1/3だけ残ったニンジン、半分に切ってラップした玉ねぎなど、ちょっと使い残した野菜を適当に冷蔵庫に入れておくと、忘れて気付いたときには傷んでたり干からびてたり…となりがちです。野菜室を開いた羅すぐに目につく位置に小さなカゴを置き、ちょっと残った食材はここに入れるように心掛けてみましょう!
■節約アドバイザー・和田由貴
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。
