TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!

1月14日(土) 放送後記

ゲストは、堂珍嘉邦さん

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話伺っています。

『違う角度から自分を見つめたかった時に、オファーがあって…』

堂珍さんは、俳優としてもご活躍されています。
最初に俳優として出演したのは、デビューから10年が経った20代後半。


映画『真夏のオリオン』(2009年公開)でした。

堂珍「自分の音楽を構築していかないといけないな、と思い始めた時期で。でも、どうやったらいいのか分からなかったし。違う角度自分を見つめて成長させたいから、歌以外のこともやった方がいいいいんだろうな、っていうことを考えていました。その時に、映画のお話をいただいて、不安に思いましたけどいい機会だからやってみよう、と。戦争映画だったので、広島の呉の訓練している学校にも見学に行って、勉強させてもらいました。」

要「そのデビュー作品以降も、様々な作品に出演されてますよね。演じることと、歌うこと、全然違いますか?歌うことに何か影響とかありました?」

堂珍「舞台やるようになって、身体で表現することが好きになってマイクスタンド使うようになりましたね。手が自由に動くので。そういう、クロスオーバーしている感じはありますね。」

要「役者ってものすごい朝早くから集合して夜中まで、とかありますよね。それは嫌じゃなかったですか?」

堂珍「しょっちゅうではなかったので、そういうものかな、と思ってました。肩書きで”俳優”って書いていただけることもありますけど自分では、そう思っていなくって。自分の思う俳優さんって、身長があって、もっとフィジカルでも表現できる方っていうイメージがあって…僕はそういうのが揃ってないから、見た目の関係のない歌をやっている、という感じがあります(笑)」

要「え…堂珍さんの見た目…いいですけどね?(笑)」

堂珍嘉邦の最新出演ミュージカル『エヴァとハリポタが交差するよ...の画像はこちら >>

舞台、映画、ドラマなど様々な作品に出演されている 堂珍さん。


中でも、ミュージカル『RENT』は、3度に亘り出演され
思い入れの深い作品になっている、とのこと。

ミュージカル『RENT』は、アメリカ・ブロードウェイで初演された
若者たちの生活、心情を描いた作品。
堂珍さんが演じたのは、主人公のルームメイトで、元バンドマン:ロジャー。
薬物や病に苦しみながらも、恋や音楽と向き合う青年です。

要「演じてみて、役への向き合い方や思いって日々進化していきましたか?」

堂珍「自分としては、そういう役への思いもありましたけど…3回やっていくと、舞台の中での責任が出てきたり、まとめなきゃという思いも出てそういう意味で、幅が出てきましたね。いろんな演出家の方々いらっしゃいますけど、『RENT』の演出家さんは人を見抜いて導くのが上手な方でした。」

近藤「要さんも葛藤とかありますか?」

要「毎回葛藤しながらやって、”こういう役だったのか”ってわかった頃に、終わりますよね(笑)舞台だと違いますよね、最後まで台本がありますもんね(笑)」

堂珍嘉邦の最新出演ミュージカル『エヴァとハリポタが交差するような』

(エヴァ+ハリポタ)÷2=?

そんな堂珍さんは来月から、新しい作品に出演されます。

その作品は、オリジナルアニメと舞台が連動している『FLAGLIA project』の
舞台『「FLAGLIA THE MUSICAL」~ゆきてかえりし物語~』です。

堂珍「わかりやすく言うと…エヴァンゲリオンと、ハリーポッターを足して2で割ったような世界観なんですよ。」

要「え?ちょっと待ってください?足せます?!(笑)」

堂珍「あはは(笑)」

要「どこ足します?初号機を…ハリーに?(笑)」

堂珍「魔法が使える世界で、魔法使いたちがいます。その魔法使いたちは輪廻転生を繰り返していて、記憶を持ったまま、何度も生まれ変わっていると。そんな生まれ変わりを繰り返しているうちに、味覚、記憶、人間性をどんどん失ってしまうんです。そこで、エヴァの使徒みたいなのが、時空の割れ目から出てきて、その使徒みたいなのを、魔法使いが定期的にやっつける話です。」

要「…少し足されましたね(笑)」

堂珍嘉邦の最新出演ミュージカル『エヴァとハリポタが交差するような』

堂珍さんが演じるのは、愛弟子を失う "ユク"。

近藤「役に入る前にやる、ルーティンとかありますか?」

堂珍「いや、もう、ちょっとだけジム行くくらいですよ(笑)要さんはありますか?」

要「全くないですね~。

逆に、用意していっても無駄っていうことがありますから…監督や演出家の意向に添えないのが怖くて、わざと手ぶらでいきます。
…ちょっとくらいのジムは行きます(笑)堂珍さんは、役は引きずりますか?」

堂珍「日常会話にセリフを入れて、楽しんでいるくらいですかね?僕は、一発勝負っていう感覚があるんだと思います。練習はするんですけど、どうやっても、本番の状況にならないと完全な気持ちってわからないところがあるので、それを大事にしていると思いますね。」

要「実際にライブとか、歌う時もそうですか?」

堂珍「そうですね。思いついた事をやる。あまりそう見られないんですけど、自分ではそうです。あと、1人で歌う時と、2人で歌う時は違いますね!あんまり変なこと急にしたら迷惑だし(笑)」

来週も堂珍さんにお話伺います!

堂珍嘉邦の最新出演ミュージカル『エヴァとハリポタが交差するような』

OA楽曲
M1:Seasons Of Love -Original Cast Recording/1996)-
M2 :I'm Confessin'/Lizz Wright

編集部おすすめ