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1月20日の放送回では、プチ鹿島さんをお迎えしました。
毎日10紙以上も新聞を読んでいる鹿島さん。
そんな鹿島さんの新しいご本「ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実」について伺いました。
水曜スペシャルとは、70年代後半から80年代にかけて放送されていたテレビ番組。そこで人気だったのが「川口浩探検隊」シリーズです。
俳優の川口さんを隊長として、スタッフが隊員。ジャングルに行って、未知の生物や伝説の生き物などを90分かけて探検の模様を見せてくれるものです。
いざ最後どうなる?っていう時には、見えたり見えなかったり消化不良で終わるそう。
しかし、ヤラセを揶揄するような嘉門達夫さんの曲「ゆけ!ゆけ!川口浩‼」の曲を聴いてから、みんなネタとして、半笑いで見始めるようになりました。
鹿島さんが特に印象的だったのは、巨大怪蛇ゴーグと原始猿人バーゴン。
バーゴンは本当に捕まえてしまい、初めての完全決着の展開になりました。
当時の鹿島少年は、こんな大きいスクープは新聞に載るだろうと思っていましたが、見当たらず。
「歴史的発見とならないのはなんでだ?」と疑問に感じたそう。
また、鹿島さんが注目しているのは「1985年という年の重み」。
84・5年はメディアの報道する側のものすごい潮目があり、川口浩探検隊もその渦の中にいるそう。
「ヤラセはどうなんだ?本当にあるんじゃないか。
本当だと思っている中に疑わないといけないことがあるんじゃないか?」と、メディアやテレビを考えるにいい番組だそうです。
なぜ今この本を出したのかについて、「行間がもっとあっていい」とおっしゃる鹿島さん。
「自分の中で貯めて考える時間が必要なんじゃないか。ヤラセかヤラセじゃないか、自分の中で考える時間を。ヤラセじゃないものの景色を見たかったのが出発点。テレビの今にたどり着くため、じゃああれがあったから色々進化して今のテレビがあることを考えたいと思った」そうです。
他にも、NHKと川口浩探検隊の出力は違う、テレビは半信半疑で、映画「劇場版 センキョナンデス」などについて伺いました。