TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
1月25日(水)放送後記
水曜日の朝は向井さんが隔週で名古屋から駆け付けるのですが、、、は寒波の影響で遅れるのでは?と、いうことで、三田さんと長谷部さんのトークからスタート!

そして、『ふらっと向井くんち』のお客様は、丸山ゴンザレスさんです!
海外の麻薬カルテルから「いつまで待たせるんだ!」と催促の連絡があって…

向井:ここ最近で行けた海外はどこら辺ですか?
丸山:去年の夏を中心に、主にタイの北部に行ってたのと、これもこの時間帯だとなかなか言いづらい…マリファナが解禁されたその実情を調べに行ったのが去年の夏で、その後はコロンビアからアメリカまで、南米から中米を通って北米まで、麻薬ビジネスの取材ですね。
三田:うわ~…危険…
丸山:結構コロナ前からオファーかけてたんですけど、いつまで待たせるんだ、と(笑)。年単位で待たせてるから早く来いと相手先からいろいろ言われまして。
向井:向こうから言われるんですか!お前らいい加減にいつ来るんだって。
丸山:日本人は来る来るって言って全然来ねえな、みたいなこと言われるんですよ。そもそも丸山ゴンザレスっていう男は存在してるのかって、時差関係なく、何時ぐらいだったかな…すごい変な時間に向こうの会議というか話し合いをしてるところからテレビ電話がかかってきて。「どうも」ってやりながら、「いますよ」みたいな話をしたり(笑)。
向井:証明したり?
丸山:そうそう(笑)。そのタイミングで『クレイジージャーニー』の復活があったんで、これで行きます、みたいな感じで行きました。
麻薬カルテルに追われながら「これ、捕まったら死ぬな」

丸山:僕、南アフリカによく行くんですよ。ヨハネスブルクって、かつて世界で最も危険な都市とか言われたんですけど、そこに友達が何人かいるんで、現地のやつですけど、その友達んちに行くまでが一番危ないかもしれないですね。
三田:命からがら逃げたなんていう経験もおありになるんですか。
丸山:命からがら…あ、でも、あんまり走って逃げ切れるような危険じゃないんで、巻き込まれちゃうと。
三田:なんかすごそう…!
向井:例えばどういうことなんですか?その危険っていうのは。
丸山:麻薬カルテルとかに追尾されたらもう逃げようがないから、とりあえず怪しくないよっていうことを何か行動で示さなきゃいけないとか、呼吸の読み合いですよね。
三田:映画みたい…
丸山:でも本当に映画みたいな感じなんで、それがやっぱり楽しい。自分のそういう取材っていうのが今追い求めている、それこそ麻薬ビジネスのど真ん中にいるんだっていう感じがやっぱりするんですよ。特に、「確実にこれ、麻薬カルテルのメンバーじゃん」というやつに追われてるときに、「やばいこれ、捕まったら死ぬな」とか思いながら…はははは(笑)
向井:いや、笑ってるの変ですよ!(笑)
今までインタビューした組織の大物の目に宿るのは

向井:今までインタビューして会った日本人の中で、うわ、怖!みたいな人っていました?
丸山:あ~多分日本のそういうアウトローの人たちを含めて、皆さん教養があるんで怖いっていうよりは、すごい飲み込まれるみたいな感じの方がすごくて。
向井:例えば、どんな方…
丸山:ちょっとお昼に言っていいのか…(笑)。組織の大物の方とか、そういう方はやっぱり、なんだろうな、暴力と知性と何かいろんなものがあって、そういうのがカリスマ性っていうのになってくるんだろうなって…結構大きな団体を率いている方だったんで…。
向井・三田:はあ~…
丸山:それに対して、やっぱり教育的なものを受けていない海外とかで出会うちょっと危ない系の人たちっていうのは、目がね…やっぱり違うんですよ。
向井:目に出るんだ…
丸山:目に出ます。教育ってすごい大事だなと思うのは、変な言い方だけど、動物に近くなってくるというか。判断基準が何て言うか殺れる殺れない、食べる食べれないとか、そういう感じに近い、本能に近い感じで見られてるなと思うんですけど、きちんと教育を受けている人っていうのは先を考えられるんですよね。
向井:理性が目に宿ってるいうことなんですね。
丸山:そうですね。今ここにあるものじゃなくて、ここを含めた利益をどういうふうに割れるかの想像力、これってやっぱり教育を受けてないと働かないんですよ。
カンボジアの地雷源に間違って入ってしまい…
向井:地雷踏みそうになったことないですか?
丸山:あ、でも、本物の地雷踏みそうになったことあります。
向井:いや本物じゃなくて!!(笑)え、本物あるんですか!?
三田:え~!?
丸山:25年と前かな…カンボジアにまだ地雷原がいっぱいあった頃に間違って地雷原に入っちゃって、地元の人が××(バツ、バツ)ってなんか出してたりするから、何?と思ってたら横に看板があって。あ!入っちゃった!って思って…。
向井:いや、俺の質問はそうじゃなくて、人と対談するときに急に怒ちゃったみたいな、そういう地雷の踏み方の話だったんですけど(笑)。ガチの方があるわけですね。
パンサー尾形さんとは高校の同級生!

丸山:パンサーというグループの中で、僕が一番近しいのは…尾形さんなんです。
向井:え、なんでですか?
丸山:同級生なんです。高校の時の(笑)
向井:…え!?仙台育英ですか?
丸山:そうです。ただ彼はサッカーエリートなんで‥僕は普通科の人間なのですれ違ってるとは思うけど、お互い当然認識してないんですよ。
向井:え、完全に同学年!?
三田:え~!?尾形さん知ってるのかな!?
向井:聞いたことない!
三田:今電話して聞いたいら!?(笑)
向井:いや…(笑)
丸山:本当にでっかい高校なんですよ。1000人ぐらいいるので。ただサッカー場は僕の通ってたキャンパスのところにあったので多分来てたと思うんです。
三田:いや~すごいご縁!
向井:尾形さんから聞いた高校時代の伝説で、サッカーとかやっててモテた、と。自分の練習ときとかバレンタインのとき、女の子が並んで並んで…そこで商売ができるぞって聞きつけて屋台が出たって話をよく本人はしてるんですけど、こんな話ってありました?
丸山:すごく厳しい高校なので、そういうことは難しいですはずです…。
向井:あ、嘘でした…(笑)
三田:暴かれたよ、尾形さ~ん(笑)
三田さんにおすすめの観光スポットは…麻薬王のカバが野生化しているコロンビア

向井:三田さんが旅行がお好きだって言うのを耳にして。コロンビアの取材に行ったときに、いい観光スポットを見つけたんです。メデジンっていう場所から車で丸一日ぐらいかかるんですけど、そこにパブロ・エスコバルっていう麻薬王ですね…有名な作品のモチーフにもなってるあの人が輸入して野生化しちゃったカバがいる街があるんで…。
向井:いやいや、三田さんにどこすすめてるんですか(笑)
丸山:(笑)。今アフリカ以外で最大の群れになってるんですよ、野生化したカバが。バブロは大型動物がすごい好きで麻薬ビジネスのついでに世界中から動物を集めたんですよ。彼は1993年に逃亡の果てに射殺されて亡くなるんですが、ボスがいなくなった巨大施設とかって管理できないじゃないですか。そういうところから野生動物がどんどん逃げ出したりしたんですけど、コロンビアの環境にカバだけが適応して、最初はメス3頭オス1頭くらいだったらしいんですけど、カバって割と近親交配を平気でするらしくて、今もう数百頭になってるんです。
向井:えー!?野生で!?
丸山:はい。あと2~30年先には4~500頭になるとか言われてて。ものすごい勢いで増えてて環境を破壊しているんですよね。
向井:どこに送り込もうとしてるんですか、三田さんを(笑)
三田:でも私ね、カバ大好きでね、旭山動物園のジャンプして泳ぐカバをわざわざ見に行くんですよ。
向井:いや、カバ好き、じゃなくて(笑)
丸山:カバの大きさは軽トラくらい。原付くらいのスピードで走ってくるからすごい怖いし、水面からプシューっていう警戒音があちこちにこだましてて、やばいよ、怒らせた!って。
向井:肉食なんですか?
丸山:雑食なんですよ。雑食っていうか本当は草食なんですけど、人間は食べないんですよ、食べないんですけど、時折身をを守るために…警戒心が非常に強いんで。
三田:パブロの意志を継いでね…。
向井:いや継いじゃいけないですよ。何を継ごうとしてるんですか。
三田:あははは(笑)
向井:あははじゃないですよ、ダメだよ三田さん(笑)
丸山:継いじゃいけないですよ、犯罪組織ですから(笑)
