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6月7日(水)放送後記

ニキさんと、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星さんでお届け!

今日のテーマは「学校の働き方改革

元 公立中学校教師の、のぶさんをお迎えしました。

のぶさんは、ご自身が校則のない高校で過ごした経験から、見た目をしばる校則に対して疑問をもち、改善するために行動。


およそ10年間の公立中学校教師を経て、現在は、学校のDX化を提案するIT企業に就職。
ツイッターでは、学校のモヤモヤ代弁者として、学校の理不尽な指導や文化を中心に発信。
フォロワー数は4万人を超えていらっしゃいます。

実際に先生として働いていた時は「めちゃめちゃ忙しかった」のぶさん。
朝7時過ぎに出勤して勤務時間の前から、授業の準備。
日中は、授業や生徒指導、部活動など。
子供たちと一緒に過ごし、部活が終わってからやっと自分の仕事に取りかかります。

文科省はひと月あたりの残業時間の上限を45時間と定めていますが、4月末に発表になった「2022年度教員勤務実態調査の結果(速報値)」では小学校では64.5%、中学校では77.1%が月45時間を超えて勤務していると判明。
のぶさん曰く、「部活をやっているだけ45時間超える」とのこと。

圧倒的に給料に見合わない給料環境で働いている先生たちですが、給料を上げただけでは教員不足は改善されないでしょう。
先生方は「『お金増やしてくれ』じゃなくて仕事減らしてくれと思っている」とのこと。
そうした労働環境から、忙しくて生徒個別のケアができない状況も生まれてしまいます。

そこで、のぶさんは現在、DXを通して学校の環境を変えていこうとしています。
紙で配っているものを、やり方変えて電子保存で良いようにし、先生の負担を少しでもなくなるように努めています。

のぶさん、色々なお話をありがとうございました!

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