TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中!
今月のゲストは、岸谷香さん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話伺っています。
今週は、人生に欠かせない3つのことについてのお話から。
『いろんな友達に囲まれて、幸せだなぁって』
岸谷さんにとって、人生に欠かせない3つのことは、『子供 、友人、音楽』。
男女1人ずつのお子さんを育ててこられた、岸谷さん。
振り返れば、その悩む日々があったからこそ、今の自分がいる、と感じるそう。
近藤「となると、2つ目のご友人は、ママ友ですか?」
岸谷「ママ友も、もちろんです。
再結成の時とか、ママ友にものすごく助けてもらいました。
ママ友って、世間的にはトラブルのイメージもあるかもしれないけど、
本当に私は素晴らしいなって。子供を通して、同じ痛みも幸せもわかるから。
子供たちが学校変わって離れちゃても、”ママ”が取れて、ただの友達になっていく、
なんとなく運命的な友達と繋がっています。
20代一緒に徹夜で遊んでいた友達も、今でも付き合いがあります!
子供が出来て、会わな時間があっても、そういう友達ってすぐに元に戻れるじゃないですか?
付属だったので、小学校中学校の友達も、仲良い男女のグループもあります。
親をお互い知ってるから、亡くなった両親の話も出来て。親を知ってるっていう友達って
大人になると重要で…いろんな友達に囲まれて、幸せだなぁって思います。」
なんでも上手くいくと、バンドじゃない?!
さらに、3つのうちの1つ『音楽』について。
プリンセス プリンセスを解散された当時は、
もう一生ガールズバンドを組むことはない、と覚悟はしていたとか。
それでも、女子に囲まれているのが好きかもしれない、と思っていたそうで
"晩年の大きな夢”として、50歳の時に、ガールズバンド Unlock the girls を結成されました。
岸谷「プリプリ解散したんだから、もうガールズバンドはいいんじゃない?って
周りに猛反対されると思ったんですよ。
そしたら、周りのスタッフに軽く肯定されたんで、じゃあやる、と。
若い子とやりたい、と何人ものスタッフから推薦してもらったメンバーを
今一緒にやっています。偶然3人とも、1989年、Diamondsが出た年に生まれた年で、
私の現役時代を全く知らないですし、聞いてきた音楽も違うし。
音楽家として、全く違うので、最高に刺激的だなって!」
近藤「ジェネレーションギャップもあるんでしょうか?」
岸谷「もう、すべてがそうですよ(笑)
スタジオで一緒にアレンジとかしてると、お互い当然わかるだろうと思う
共通のアーティストが違って。でも凄いなと思ったのが
すぐスマホで調べられるでしょ?調べると、あ~この人見たことあるな、みたいな感じ。
そうすると、”〇〇みたいな事ですね?”って言われると、今度私がそれを分からなくて
それでスマホで調べると、あ~この人は、さっきのアーティストから影響受けてるからね、
みたいに、お互い辞書を片手に会話したりするんだけど、
またそれも一筋縄でいかなくて面白くて!
なんでもうまくいくと、良いバンドじゃないと思うんですよね~」
要「そういうものですか!」
岸谷「バンドのイメージって、制約があって、
出来ないことが多くてちょっとイラっとする事もたくさんある。
そのバンドの出来ない事を排除していくと、出来ることが見えてくるじゃないですか。
それが、個性。だから、他のバンドと何が違うって、あれはうちのバンドでは出来ない、
っていう排除していった残ったものが我々。バンドって、やっぱり制約だと思うんですよね。
だから、同じ世代だったり、すごく理解しあえちゃうメンバーだと
すべて丸くなって、それだとバンドにならなかったと思いますね。
だから、埋まらないギャップの塊みたいな方が、新しいものを作ってる気がして。
すごく面白くて!今6年目?やっと良いバンドになってきたな、と思います。
次は、気まずくなるケンカですね(笑)それがないとバンドじゃない!楽しみ~(笑)」

忘れられない、20代の旅
続いては、全国を音楽活動で回ってこられた岸谷さんに、 忘れられない旅について伺いました。
岸谷さんは、人生の楽しみは旅行!というほど旅行好きだそうで
必死で働いていた20代は、友人たちにスケジュールを合わせてもらい
弾丸でロンドンとニューヨークを回る旅をしたこともあったとか!
要「ロンドンとニューヨーク?!世界一周みたいですね(笑)」
岸谷「どうしても両方行きたくて、本当に弾丸(笑)
ニューヨークで楽器買っちゃったから、
ロンドンに入国する時に住み着く気だろって言われて
なかなか入れて貰えなかったり!
話し出すと止まらないくらい、色んなハプニングがあったんだけど
やっぱり若いから、何も怖くなかったし、贅沢するとか1つもしたくなくて。
友達と一緒に行くことが大事で、みんなで一緒にエコノミー乗ったり、
レストランも1回だけ奮発したくらいで…
そういう、学生とか若い頃にする旅をしておいてよかったなぁ、って。」

子育ての向こうに待っていた、幸せな旅!
さらに、お子さんたちがアメリカの高校に留学した事をきっかけに、 アメリカ旅行に行くことも増えたとか!
昨年には、アメリカの大学を見学したいと言う娘さんの希望を叶えるため
3週間かけ、アメリカ横断ツアーを決行されたのだとか。
岸谷「色んな都市を回って、17校ぐらい見たかな?
20歳前の娘と2人で旅行するって、そうない経験だったし
うちのお母さんにもこういう旅をさせてあげたかったなぁって後悔するくらい
楽しい旅行でしたね。
でも、これからもっと楽しい旅行もあると、信じているので
世界一周旅行とかも、友人と計画中です!」
近藤「お子さんが小さい時から、家族旅行されてたんですか?」
岸谷「それが、うちの夫は、撮影が入るとスケジュールが長く抑えられちゃうので
夏休みも撮影が入ると何も出来ないので、母子家庭のように3人で動いてましたね。
近所の仲の良いファミリーに助けてもらって、一緒にスキー行ったりしてました。」
要「そうそう…分かります(笑)お父さんは、東京で地道に働いてるんですよ~」
近藤「要さん大きく頷いてますね(笑)」
岸谷「仲間外れとかじゃないですけどね、残念ですよね~」
近藤「私も、社会人になってから、
スケジュールが空いてる母と親友のような関係で、ランチも旅行も母です(笑)」
岸谷「お母さん、すごく幸せだと思いますよ!
子供が大人になると、対等になってくるから、
友達といるのと変わらない感覚になりますし。
こういう幸せが待ってたんだ、子育ての向こうに、って実感しています。」

OA楽曲
Mr Right/Mae Stephens, Meghan Trainor