TBSラジオ Podcast番組「ベビーのいる生活~迷える子育て応援Podcast~」毎週月曜午前10時配信!

以前は生後0ヵ月=新生児の睡眠の話を取り上げましたが、今回は昼と夜の区別がついてきたあとのお昼寝の話。

今日はスムーズに昼寝できるかな…グズるかな…そろそろかな…どれくらい寝るかな…と、日々、戦々恐々としている方も多いのではないでしょうか。

1歳前後の子供がいるパパママが、そんな経験談を語り合いました。

なんと…全然昼寝しない0歳児

ぶどう:うちは4月から保育園に通ってまして。平日は保育園で昼寝をしているんですけど、それまではもちろん家でしていました。うちの子は昼寝をほぼしない子どもでした。1日に1回で。しかも30分で起きる…。

川島 :充電が短め!

スタッフ:朝起きてから夜寝るまで30分寝るだけで、あとは全部起きてるんですか?

ぶどう:そうです。

川島 :すごい体力!

ぶどう:お腹が空くのも早かったんですよね。人よりも寝なくて、よく食べるという。よく言えばむっちゃ元気(笑)

川島 :最初のうちはとくに「お昼寝させなくちゃ」みたいな気持ちにもなったり?

ぶどう:そうですね。今思うと頑張りすぎてたんですけど、無理にでもお昼寝させないとちょっとヤバいかなと。抱っこユラユラとかするんですけど、「寝るかな?寝るかな?寝なーい!」みたいな(笑)それの繰り返し。

川島 :その抱っこ方法はなにか技はあるんですか?

ぶどう:横抱きで、結構横揺れをします。

左右にステップを踏むみたいな。それを30分くらい続けたり。抱っこ揺れしながら、子守唄ですね。氣志團の「One Night Carnival」のメロディがよかったみたい。

川島 :え(笑)結構激しい曲ですよね?

ぶどう:それをちょっと優しめにオルゴールになったような雰囲気で(笑)夜は普通に寝たんですけどね。1日10時間くらい。

川島 :夜はたっぷり。

ぶどう:とはいえ、この頃の赤ちゃんって、1日の睡眠時間は平均15~16時間だと思うんですよ。だから人よりは4~5時間短かったんじゃなかったかなと。でも…保育園に通うか通わないかくらいの9ヶ月を過ぎたくらいから、寝だしたんですよ。

今日は寝てくれるのか…?お昼寝の時間が怖い!の画像はこちら >>

川島 :きっかけはあったんですか?

ぶどう:きっかけは…、ネントレ本を何冊も読みましたが、正直全然なんの効果もなかったです。でも唯一「生活リズムを同じにする」という基礎中の基礎を。

それだけが、超長いスパンで効果があって、なんとなく「ここで寝ようかな」っていう感じになってくれたというか。

川島 :習慣を作るためにやっていたことってなにかあるんですか?

ぶどう:生活リズムを赤ちゃんに合わせることと、あとは「この時間にご飯」というだけじゃなくて、近所の公園に行く時間を同じにするとか。わからないだろうけど必ず朝は「おはよう」と言うとか。

川島 :「朝だよ」ということを。

ぶどう:めちゃくちゃ「おはよう」って言ってました(笑)1回だけじゃないです。「おはよう!おはよう!おはよう!」って(笑)あとはもちろん部屋を暗くするとか、テレビを見せないとかいろいろやりましたけど、そのへんはあまり効果を感じませんでした。なんなら今はすごくテレビを見ているので。生活リズムですね。

前川清、そしてヒップシート

スイカ:うちは、夜寝る前から、明日の昼寝のことを考えたり(笑)起きたら「もう寝る時間が始まる」みたいな。抱っこしてずっと揺らして、曲でいうと、うちの子にはなぜか前川清さんの「長崎は今日も雨だった」がよくて。

川島 :渋い!

スイカ:なんかのきっかけで聴かせたら、泣いててもぴたっと泣き止んで、うっとりし出すんですよ。それで、抱っこしていないと寝ないから、ずっと抱っこした状態で、最初はコニーの抱っこ紐で。

川島 :ピタっとくっつくんですよね。

スイカ:そのまま私も大きいクッションに倒れ込んで。ラッコ状態と言うんですかね。そんな感じでやってたんですけど、3ヶ月前くらいにヒップシートを導入して。

川島 :ヒップシートってウエストポーチみたいなものをカチッとつけて、そこにポンと乗せるようなタイプの。

スイカ:寝たなと思ってそっと降ろすと、ヒップシートだともともと密着がないから、諦めが早いというか、結構雑に置いても寝てくれるようになって。

川島 :離れたのがあまりバレないんですね。

スイカ:うちはまだ保育園に行ってなくて、午前に1回、午後に1回寝るんですけど、午前に寝たらスッキリしちゃうみたいで、夕方に寝かせようとしても結局5時とか6時になっちゃうから、それをやると寝る時間が10時に…。

川島 :あぁ…。

スイカ:8時くらいから寝かせようとしても、本人が「俺はまだやれる、いけるぜ」みたいな感じになるから(笑)だから最近は昼寝は午前10時くらいから寝たいだけ寝かせています。

ルーティーンで、抱っこしないでお昼寝させる

スタッフ:お昼寝はすごく悩んで、一時期はお昼寝が怖くて怖くて。夜よりも日中のほうが怖い。うちは双子で、生後5ヶ月までは母が住み込みで手伝いに来てくれて。

そのときは昼寝は、グズったらそれぞれが1人を抱っこして寝かせて、降ろして、また泣いて…を繰り返す。それはそれでなんとかやり過ごせていたんですけど、6ヶ月になるころに母が帰ってしまうことになって。そこで初めてお昼寝を「あれ?2人をこれから私1人で寝かせないといけない…?」「ヤバイヤバイ」と思って。

川島 :どうなるんだろう、想像できない…。

スタッフ:うちの場合は3回くらいお昼寝するんですが、2人同時にグズられたらもう終わりなんですよ。ただただ泣かせないように昼寝をさせるにはどうしたらいいかを緻密に考え始めたんですね。夜なんで寝るかというと、ルーティーンがあるからだと思って、昼もルーティーンを作ったほうがいいんじゃないかと。

スイカ:昼と夜で別のルーティーンを作るんですか?

スタッフ:そうです。昼の場合はなにをどうしようかな…と。まずは赤ちゃん用のマットを2枚置いて、ドーナツ枕を置いて、そこに2人それぞれ仰向けに寝かせて、おくるみをかける。ゆりかごの歌のオルゴールバージョンをかける。電気は消す。

でもカーテンは開いてるので明るいです。

スタッフ:そこから私が間に入って、仰向けで、子ども・私・子どもっていう並びで寝転がって。『Sassyのあかちゃんえほん』っていうやつがすごい好きだったので、それを見せる。「ちゃぷちゃぷあひるさん、グワッグワッグワッ」みたいなのがひたすらあるんですけど、2分あれば読み終わっちゃうんですよ。それを読んで、読み終わったらまた一から読む。読み終わったらまた一から読む。

川島 :エンドレスで。

スタッフ:3回読むとちょっと飽きてくるかなと思うので、次は同じシリーズの違う本を何度も読む。とやっていると、どっちかが目をこしこししたり。あくびしたり、頭を左右に振ったりして。「あっ、そろそろ」っていう感じになって、寝るまでそれをひたすら続けてますね。

川島 :抱っことかトントンとかはやらないんですね。

スタッフ:双子だと、1人で2人を抱っこするのが無理なので、抱っこせずにルーティーンで寝落ちさせるかっていうのを考えて。片方がそれで寝て、ちょっと時差はあるんですけど、5分くらいの時差ですっと寝るようになって。とにかくこのルーティーンを定着させようと思って。最初は泣きわめこうが「くんくんイヌさん、ワンワンワン♪」

一同 :アハハハハッ!

スタッフ:どうしようもなくなったら抱っこするけど、でも寝そうになったらもう一度、布団に置いて、「ぞうさん、パオパオパオーン」とかずっと見せながら、とにかくその軌道に乗せるというのを心を鬼にしてやってたら、3日くらいでそのルーティーンがハマったんです。それでだいたい成功するようになりました。

赤ちゃんそれぞれのタイプがあって、みんなにこれが当てはまる!というのはありません。でも、うまくいくキーワードは「ルーティーン」かも?

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