TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』毎週土曜13時から放送中!

11月18日(土)放送後記

ゲストに直木賞作家の小川哲さんをお招きして、新刊『君が手にするはずだった黄金について』についてお話を伺いました!!

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小川さん自身を主人公としながらもノンフィクションである部分とフィクションの部分を織り交ぜた作品の制作話や本の中でも書かれている承認欲求についてのお話など沢山伺ったあとに、小川さんの執筆作業についての話に…。

チェーン店で執筆作業する理由は…

井上「執筆作業する時のこだわりとかってありますか?」

小川「執筆作業をする時にチェーンの喫茶店しか使わないですね」

田中「チェーン店?!」

小川「昔から勉強する時も自習室とかよく使ってたんで、家だと集中できないというか…外じゃないと仕事できないっていうのありますね」

井上「少しガヤガヤとした中の方が良いんですか?」

小川「いいですね。僕、受験生の時に、…受験って本番の試験でガヤガヤしてるとか人がいっぱいいる状況で受けるじゃないですか?それに合わせるために僕は普段から自習室とかちょっと音がすごいある環境で勉強してたんですよね」

井上「そっか。

本番はガヤガヤしてるか」

小川「だからそれ以来そういう人がいるとこじゃないとちゃんと集中できないみたいな感じになったのかなと自分では思ってるんですけど」

田中「カフェとかだと変わった方もいますよね?小説のネタになりそうですけど…」

小川「ネタ探しで行ってるわけじゃないので一切入ってこないですね…なるべくお店で目立たないようにしてて」

井上「目立たないように?」

小川「ドトールとかエクセルシオールとかスターバックスとかチェーン店しか使わないんですけど、何でかって言うと…毎日行ってたら店員さんとかに「この人何の仕事してんだろう?」とか思われたり…」

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

井上「認知されたくないんだ」

小川「何されてるんですか?とか話しかけられたりとかすると仕事に100%の力を出せないんですよね。何度も行きすぎて注文する前に飲み物出てきたお店もあたんですけど使わなくなった…」

井上「ちょっととわかるなぁ(笑)」

小川「小説家の中でも結構色んな人がいて…ある作家さんは昔から同じワープロソフトをずっと使ってるんで、もうそのファイルを開ける編集者が1人か2人しかいないみたいな」

田中「えぇ!」

小川「新井素子さんって方なんですけど、そのソフトが一番仕事しやすいっていうんでずっと使ってらっしゃってる」

井上「その人にとっての働きやすいものだからしょうがないか…」

小川「他には…藤井太洋さんってSF作家で、1日の中で何分間かに左手だけでタイピングしたり、ずっと立って執筆してるんですよ」

田中「なんのこだわりなんですか?」

小川「何かあった時に片手だけで作業できるように左手のタイピングを練習をしているそうで…立ってる理由は座った瞬間にアイディアが飛んだことがあってもう嫌だからっていう…」

井上「作家の方はこだわりを持ってる人多いイメージだけど、そんな方法の人がいるとは思わなかったですね!」

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

小川哲さんの新刊『君が手にするはずだった黄金について』が気になる方は是非!!

5年ぶり100回目の?!酷い二日酔い…

オープニングトークでは井上アナが記憶を無くすほど飲んでしまった日について話しました!
飲酒翌日は「声が低いね」とNスタのスタッフに言われるという井上さんが酷い二日酔いになると…。
リスナーの方からの沢山の二日酔い対策メールありがとうございました!

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

ネパールで作る…ピーナッツバターとは?

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

世界各地の様々な「あ」を探すコーナー「あ」の国の話!
11月18日の放送に、ネパールでピーナッツバターの工場を建てた「SANCHAI(サンチャイ)」代表取締役・仲琴舞貴(なか・ことぶき)さんが登場!何でネパールでピーナッツバター作りを始めたのか伺いました!

井上アナの…今日の「あ」

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

久々に経験した超絶二日酔い。
二軒目から記憶が一切ないという恐怖体験。
もう二度と二日酔いになりたくないと思いながらも、楽しいお酒は止められないものですね…笑。

オープニングでそんなお話したところから、皆さん様々なメッセージを送って下さりとても嬉しかったです。教えて頂いた二日酔い対策、試してみます。
とりあえず、ハイチオールCを購入。
そして、今後はウンダーベルグを飲むようにしてみます。

皆さんも、よいお酒を~。

田中ひとみの…今日の「あ」

覚えられたらお店を変える…直木賞作家の苦悩とは?!

今日のゲストコーナーは、直木賞作家の小川哲さんにお越しいただきました。

今回は、『地図と拳』『君のクイズ』とは異なるタイプの作品。新刊『君が手にするはずだった黄金について』をご紹介いただきましたが、「人間って嘘もつくし見栄も張るけど、それも含めて愛おしいよね…」と、自分を抱きしめてあげたくなる作品でした。

そして、そんな小説をどこで執筆しているのか伺うと、「チェーン店のカフェ」とのこと!
目立たぬようひっそり書いているそうですが、どうやら作家さんには、人それぞれの執筆スタイルがあるそうで。

例えば「(座った瞬間にアイデアが消えそうだから)立って執筆し続ける!」、「(右手を失った時のために)左手でタイピングし続ける!」などなど、様々なストロングスタイルに興味津々でした。

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