TBSラジオ Podcast番組「ベビーのいる生活~迷える子育て応援Podcast~」毎週月曜午前10時配信!
今回は「母乳の悩み」というテーマ。
参加者 りんご(生後11ヵ月ママ)/キウイ(生後9ヵ月ママ)/パイン(生後2ヵ月ママ)
川島 :生後2ヶ月になりたてのパインさん。
パイン:自分の母乳が出るかわからなくて、妊娠中から有無を言わさず「混合で!」と看護師さんに伝えていました。その通り混合でスタートしたけど、退院翌日に胸が張って痛すぎて、母乳外来の助産院でおっぱいをマッサージしてもらったところ貫通しました。そこで自分の母乳は出るんだ!ということがわかり…。
川島 :退院後に…。
パイン:そうなんですよ、そのタイミングで出るとわかって、そこから母乳多めの混合に。ただ、この子が口が小さくて、私の乳首がブドウでいうところのデラウエアみたいで、ちゃんと口が捕らえてくれなくて。私は母乳が出るのであげたいんですけど、嫌がってしまって攻防が続き、心が折れそうになり…。
川島 :ママはあげたい、赤ちゃんは口にフィットしない!。
パイン:母乳外来に何回か通って、助産院も行って、退院した病院の母乳外来も行ってコツを掴んで、3週間ぐらいでなんとなく上手く飲むようになりました。今は母乳がどれくらいあげられてるのか数字でわからないので、彼のご機嫌で、もう満足かな?みたいな。一応、右10分・左10分。
川島 :そうか、最初、時間を測ってましたね。
パイン:測らなくなるものなんですか!?
川島 :すみません、だんだん測らなくなってきて、ズボラに…。まあ大体大丈夫かな?みたいな感じ…。毎回体重を計って、増えてれば飲めてるんだって判断する方もいますもんね。入院中、おっぱいのケアとか、こうやってマッサージすると出やすくなるよとか、こうやって赤ちゃん抱っこすると吸いやすくなるよっていうアドバイスは…?
パイン:一応あったけど合計30分も満たない簡単なものでした。ちょっと教わっただけで野に放たれる感じがあって、「これがママlifeのスタートか!」って戸惑いましたね。そのあとに行った母乳外来で、こういう抱き方があって、縦抱き横抱き、フットボールみたいなのもあると教わって、すごくやりやすくなりました。
親からの言葉、夫からの言葉…
パイン:妊娠中、母乳神話のことは聞いていて。Webの記事とか友人の話で。妊娠中はそんな神話なんて信じない!って思ってたけど、いざ産まれて、自分も母乳が出るとわかると「出来るだけあげたい」みたいな欲が出てきてプレッシャーに苛まれて。あとは親ですね。親が来た時に、楽しいかな~と思って哺乳瓶でミルクをあげてもらったんですけど、その時に「あなた母乳出てないの?」って聞かれて。「出ますし、あげてますけど…」みたいな。プレッシャーを感じて、そこからもう必死に母乳をあげて。
川島 :りんごさんキウイさん何かお話し聞きながら思い出されたことってありますか?
りんご:うちはミルクと混合であげていたんですけど、元々私の片方のおっぱいがすごく出づらくて、母乳外来に通いつつ、でもなかなか出なくて。おっぱいだけじゃ満足してもらえずミルクで何とか落ち着かせていましたが、やっぱり食欲旺盛なのか、ミルクあげた後もまだ欲しいまだ欲しいって泣くんです。それを落ち着かせるのがすごく大変だった記憶がありますね。
りんご:体重計に乗せて計ってたんですけけど増えなくて、目盛りが一切変わらず。だからやっぱり母乳飲めてないんだ…って思って。私の皮膚が弱いのか痛くて、もう吸われたくないって思ってしまうぐらい辛くなってしまって、夫に「ミルクだけに変えちゃいけないか」って相談したら、「母乳あげれるならあげた方がいいでしょ」みたいに言われて。葛藤があったのを思い出しましたね。
川島 :その時はどんなふうに解決に導いてたんですか?
りんご:母乳外来に行っても先生のあげ方が上手いので、出てるからきっと飲めるはず!って言われて、でも自分でやると上手く飲んでくれない。先生の前では上手く出来ちゃっているから、家帰っても出来るだろうと思って、もうちょっと頑張ろうって続けて。そしたら段々できるようになって、自分の気持ち的にも落ち着いてきました。
パイン:赤ちゃんも慣れないからっていうのを母乳外来で言われました。あと、うちも同じで、母乳外来では飲めるのに、家に帰ると飲めなくなるんです。
キウイ:たまたまうちの子はおっぱいを飲むのが上手だったのと、私も張りもせず出るっていうすごく順調なスタートではありました。ただ、41週で生まれたにも関わらず小さめに生まれたので体力がなくて、片方飲んだら寝ちゃうんですよ。でも寝たら十分飲めてないから起こしてって言われて、コショコショしたり、起きてーー!ってやって、何とか飲ませるのを2ヶ月ぐらいやってて、それが大変だったなって。
川島 :寝てる子を起こすのって大丈夫なの?って思いますよね。
キウイ:そうなんです。あと、あげ方色々あるじゃないですか、縦、横、フットボール、あとレイバックっていうのもあって。
川島 :何ですかそれ!?
キウイ:おっぱいが下に向くと重力で出やすいんですよ。だから、ちょっと仰向けというかソファとか背もたれにもたれかかるようにして、重力で出ないようにして飲ませないと、たくさん出て溺れちゃって泣くんですよ。
川島 :自分がちょっと反るような形にして、重力で出にくい状態にするんですね。母乳が出にくい方は出やすくするためにマッサージをしたり、逆に出過ぎちゃうと赤ちゃんが溺れる状態になっちゃうのでブレーキをかけながら…なんですね。
「本当に飲めてるのか」「足りてるのか」問題
パイン:ちょこちょこ母乳外来に行って計って飲めてるかなって確認をするのが自分の安心材料だと思っていて、あとはゴクゴク言ってたり、満足そうにしてたら飲めてるのかなって自分を落ち着かせてます。飲ませても機嫌が悪そうだったらミルクも飲ませたり。
川島 :じゃあその都度様子を見ながら?
パイン:様子を見てですね。決まって何ミリリットルっていうのはなくて、フィーリングです。
川島 :自分の母乳を哺乳瓶に搾って、量を分かりやすくして哺乳瓶であげてる人もいますもんね。
パイン:やりました、搾乳機を買って搾乳して、今回100ml取れてそれを飲ませれば100mlだ!みたいなこともやりましたね。
りんご:私はずっと、飲めてるか、出てるかを気にしているタイプだったんですけど、私も搾乳機を買って搾ってみたら20mlぐらいしか出なくて、追加であげるミルクの量をどうしたらいいのかを常に悩んでいて。母乳外来からは「まだ60mlだけにしてください」って言われていて、でも満足せずに泣いている。一方で、「この体重だと100mlぐらいあげてください」と書いてあるところもあって。どれを信じていいのかわからなくて悩んで、ひたすらネットで調べて…。
川島 :基本的に言われているのが母乳はいくらあげても良いですよ、でもミルクはこれぐらいにしてください。3時間開けてくださいとか言われちゃうんですけど、赤ちゃんによってはそれで満足しない場合もありますし、難しいところですね。
りんご:ミルクあげても2時間後ぐらいには泣き始めて。そこで母乳だけをあげれれば良いんですけど、母乳だけじゃ絶対満足せずに泣いてしまうので、一口でも母乳をあげたらミルク!ってなる。
川島 :時計見ながら… !
りんご:早く時間過ぎてーって。
川島 :それは大変でしたね。
りんご:そうですね、途中から、2時間半ぐらい経ったら、出なくてもおっぱいをとりあえず30分間咥えさせて落ち着かせといて、3時間経ったらミルクをあげてました。
ひとことで「母乳の悩み」といっても、出ない、出すぎる、飲まない、飲みすぎる…様々でした。