携帯電話を持っている人のうち、なんと9割以上が「スマートフォン」。まさに誰もが持っている時代です。
ケース①
あれは1週間前のことでした…。わたしはいつも通り10時前にスタジオに来たんです。でも10時10分、20分、30分…「おかしいな。おかしいな。いつもこの時間に来るはずのあの人(ジェーン・スー氏)がこない…。何かあったのだろうか…」。10時30分過ぎたところで、ようやく連絡がつきました。聞くと、家でスマホが見つからなかったという・・・。
「家の中ならAIアシスタントに呼び掛けてみよう」
皆さんのスマホは大きく分けてGoogleが提供する「Android」スマホか、アップルが提供する「iPhone」をお使いかと思います。どちらのタイプにも音声入力する、アシスタント機能があるはずです。
例えば「iPhone」の場合……
「ヘイ!シリ! スマホを探して」
と呼びかけることで、たとえマナーモードだったとしてもスマホから音が鳴ります。家の中であれば少し大きな声で呼びかければ見つけ出すことができます。「Android」ユーザーの方は、Googleアシスタント機能がありますので、事前に登録しておけば「OK Google ●●」で音を鳴らすことができます。
「Spotifyで音楽をかけて」「ラジコでTBSラジオをつけて」「●時●分にアラームを鳴らして」など、スマホで音が鳴る方法を指示してください。スタッフが試したところ、8mくらい離れた距離でも声を拾ってくました。
こうした機能を使うには事前の設定が必要だったりするので、ぜひ、ご自身のスマホを確認してみてください。また自分の声を登録して、他の方の声では反応しないようにもできます。
【ケース②】
あれは、旅行に行ったときのことでした。帰りの飛行機で、ダウンロードしていた映画を観ようと思い、カバンを開けたんです。「あれ? スマホがない… そうか!リュックの方に入れたのか」そう思い、棚にあるリュックを開けました。「あれ、ここにもない…」。
スマホの「デバイスを探す」

今のスマートフォンには「位置情報=GPS機能」があります。これにより普段、地図で自分の位置を確認できたりしますが、これがスマホの場所を特定するのにも役立ちます。
Android デバイスの場合、基本Googleアカウントと紐づけされていますので、パソコンや、ほかの人のスマホなどから、「スマートフォンを探す」というウェブページにアクセスし、自分のアカウントでログインしてみてください。
デバイスの位置情報がオンになっていればマップで位置を確認することができます。スタッフはこれで実際に空港にあるのを確認した後、空港に連絡したそうです。
また「音を鳴らす」こともできます。たとえマナーモードになっていても鳴らせますので、音で場所を特定するのに役立ちます。さらに、遠隔操作で「デバイスをロック」したり、Googleアカウントからログアウトすることができますし、最終手段として「デバイスを初期状態にリセット」することもできます。
使うためには「デバイスを探す」というところをオンにしておく必要がありますが、設定していなければ自動でオンになっているかと思います。同じようなことがアップルのneでも可能です。
【ケース③】
あれは7、8年前の昼下がり。
ソフトバンクの「紛失ケータイ捜索サービス」
パソコンに表示されている位置情報から察するに、自宅圏内にあるのは間違いない。さらに、「サウンド再生」機能を使うと、微かに音が聞こえてくる。「どこだ!? どこなんだ?」。しかし音は微かにしか聞こえない。なぜだろう…。
ということで、ソフトバンクでは「基本パック」や「セキュリティパック」などに加入していれば、位置情報を基に、おおよその位置を調べられる「紛失ケータイ捜索サービス」というものがあります。(2024年9月17日にサービス終了)
ソフトバンクのHPから「携帯電話番号」と「My SoftBank」のパスワードを入力して、進めていくと基地局の情報から場所を割り出してくれます。もし電源が入っていなかった場合でも、電源が切れる前の電波情報から大体の位置を割り出すそうです。ログインに困った場合は、カスタマーサポートに電話して、位置情報を調べることができます。
ドコモでも、「ケータイお探しサービス」というのがあり、こちらは位置情報がオフになっていてもスマホを探す時に自動でONにすることができます。
ご自身がお使いのキャリアでこうしたサービスが提供されているのか、ぜひ、これを機に確認してみてください。
スマホを失くす前に、こうした方法があることを知っておけば、いざというときに役立つかもしれません!