イモトに「珍獣ハンターの弟子」誕生!? 子役の「永尾柚乃ちゃん」が大好きな「イッテQ」に参戦。珍獣ハントのロケ中、38歳イモトは7歳の柚乃ちゃんに対抗心むき出しになっていた自分の負けん気に呆れたという。
イモト:先日放送があった「イッテQ」の「珍獣ハンターイモトワールドツアー in マダガスカル」の話をしたいなと思っております。私、マダガスカルはけっこう行っていて、今回で4回目、なかなかだよね(笑)。8年ぶりだったんで、久々な印象でした。マダガスカルって島なんですけど、めちゃくちゃ広いんですよ。島の端から端まで行こうとすると、飛行機移動ですごく時間もかかるので。マダガスカルは“バオバブの木”が有名ですけど、飛行機でしか行けない場所ですし。なので、マダガスカル全部見るのは大変なので、今回は首都をメインに行ってきました。
イモト、イッテQ大好きの「永尾柚乃ちゃん」を珍獣ハンターの弟子に!?
イモト:そして今回は私一人ではなくて、もう私の珍獣ハンターとしての弟子といっていいかな。子役の「永尾柚乃ちゃん」とマダガスカルで珍獣ハント、たくさんしてきました! とにかく柚乃ちゃんの珍獣ハンターとしてのポテンシャルがすごかった! 柚乃ちゃんは現在7歳。ドラマ「ブラッシュアップライフ」に出ていて、安藤サクラさん演じる役の子供の頃を演じていて。大人っぽかったよね! 実際の柚乃ちゃんはあのドラマの感じに近いかも。中身は私の同級生!?みたいな感覚で喋ってました。それくらい喋りやすかったですね。
イモト:柚乃ちゃんがとにかく「イッテQ」が大好きなんですって。めちゃくちゃ見てくれてて。柚乃ちゃん、<昔から見てました!>って言うけど、まだ7歳だから(笑)。柚乃ちゃんにとっての昔なんて、うちらにとってはつい最近、3、4年のことじゃない(笑)。イッテQの番組自体は18年やってるから(笑)。その頃、柚乃ちゃんはまだ生まれてないからね(笑)。でも、過去の放送もHuluとかで全部見てるんだって! エラいよ。
イモト:柚乃ちゃんは私がいるから、<珍獣ハンターが好きで、お祭り男も好きで、温泉同好会も好きで、出川さんのお使いも好きで、みやぞんさんの~>って、全部好きって言うの! 一つだけにしないんだね、出来た子役というのは。全部の名前を言ってくれて。良い子だったなー。今回は、マダガスカルにいろんな珍獣がいるので、珍獣との2ショットを10枚集めるというのを目標にロケをしてきました。
柚乃ちゃんはロケにサル図鑑を持参するほどサルが大好き!
イモト:なぜ、マダガスカルかというと、柚乃ちゃんがとにかくサルが大好き! ちっちゃい頃からサルが大好きで。空港で会った時から、リュックがサル、リュックの中にもサルの図鑑が2冊入っていて、行きの道中はずっと図鑑でサルを勉強しているくらいサルが大好きだから。今回のマダガスカルはキツネザルがとても多くいる国なので、それをハントしようじゃないかと。ロケの途中でも柚乃ちゃんがサルの図鑑の名前だけ指で隠して、<イモトさん、これ、なーんだ?>みたいな“サルクイズ”を出してきて。そのサルクイズが30、40分くらい続いて(笑)。
22時間の飛行機移動も、柚乃ちゃん「あっという間でした!」
イモト:マダガスカルに行くのに乗り換えが2回あるんですよ。成田空港から韓国・仁川空港、仁川空港からエチオピアのアディスアベバ空港に行って。そこで4、5時間トランジットがあって、エチオピアからマダガスカルに行くんだけど、移動だけで合計22時間くらいかかるんですよ。それだけかかると、大人でももうヘトヘトよ。ましてや、7歳で初めてアフリカに行く子からしたら、普通は着いた瞬間にぐったりじゃない? だけど、柚乃ちゃんはすごいね! <なんだか、あっという間でした!>って、あっという間では無かったけど(笑)。
イモト:で、マダガスカルに着いてすぐロケだったのよ。22時間移動して、シャワーも浴びずロケなんてキツいじゃない!? 私なんて、<長いなあ~。ここからロケか~>って文句しか出てこないんだけど、柚乃ちゃんは<全然大丈夫です! 楽しいです!>って。ウソだろ!?と思って(笑)。
柚乃ちゃんは好奇心が旺盛! ロケもNG無し!
イモト:今回びっくりしたのが、柚乃ちゃんは食事に対して好き嫌いがまったく無くて。好奇心が旺盛なんだね。機内食も全部食べてた。日本でもそうなんだけど、現地でもなんでも食べてくれるの。大人でも躊躇しそうな、現地の市場の、大丈夫かなと思うような麺もバクバク食べてたし。だからかな、元気だし、体調もまったく崩さないし。すごいんだよね。あのポジティブさと謙虚な姿勢は、誰よりも「イッテQ」向きかもしれないな。<NG無しです!>って言って、眉毛も自分で描きたいって。全部、自分でやりたいんだね。セーラー服に着替えた時も嬉しそうにしてくれて。
イモト:移動のクルマでもずっと一緒だったけど、車内が柚乃ちゃんのポジティブな空気が包んでいるんだよね。サルのロケに行くまでも自分で持ってきた図鑑を広げて、これから会うであろうサルの勉強を始めて。自分で書いてきた“サルノート”を見せてくれて。サルの特徴を番組でリポートしないと行けないから、それを台本にプラスして覚えてるの。ちょっともう・・・私は自分を恥じたよ(笑)。その場その場の情報でやってきたけど(笑)。こんなにも予習するんだと。私も一瞬、気が引き締まりました。でもこっちも珍獣ハンターだからヤバいという所を柚乃ちゃんに見せられないから。詳しいよという感じで<そうだよね~>なんてマウントなんか取っちゃって(笑)。
38歳イモト、7歳の柚乃ちゃんに対抗心むき出しに!
イモト:今回の柚乃ちゃんとのロケで、私は自分にびっくりしたというか。私はここまで負けず嫌いなんだと感じたことがあって。
イモト:柚乃ちゃんが顔に付けたバッタが、柚乃ちゃんの顔の3分の1くらいあるめちゃくちゃデカいバッタだったの。私も(大きいな、、、)と思ったけど、柚乃ちゃんがまったく躊躇しなかったの! バッタを付けて普通にカメレオンの舌が出てくるのを待ってたの。すげえ!と思って。で、カメレオンが舌を伸ばしてバッタを食べて。次に、私の番になった時、(なんだかな、、、なんだかな、、、)と心がザワザワして。
イモト:別に、ロケとしては柚乃ちゃん凄いなで良いじゃない!?だけど、そこで珍獣ハンターとしての負けん気がメラメラ湧いていて(笑)。気づいたら、草むらをデッカいバッタを探している自分がいたの! 柚乃ちゃんが顔に付けたバッタよりデカいのはいないか!?と。なぜか、バッタの大きさで7歳の柚乃ちゃんに勝とうとしていて。それの何がすごいのかよくわからないけども(笑)。
イモト:血眼になって草むらを探したけど、(小さい、小さい。もっとデカいバッタいないかな、、、)と思いながら。で、結局、デカいバッタがいなかったの。でも、パッと見たらデカいカマキリがいたの(笑)。(カマキリって顔に乗っけて大丈夫かな、、、)と思ったんだけど、いやいや、そんなことより柚乃ちゃんよりデカいバッタを顔に付けなければ珍獣ハンターとしてという気持ちが強くて(笑)。もう躊躇なくカマキリを掴んで顔に乗っけて、カメレオンが舌を出して食べたんだけど・・・。なんかさ、恥ずかしいよね(笑)。何その、その負けず嫌い(笑)。
イモト:私、38歳だよ!? バッタが大きいから何だってという話で。なぜそこで柚乃ちゃんに勝とうしちゃったんだろうという。自分で自分がイヤになってきて。自分の負けず嫌いに辟易しましたよ。自分の負けず嫌いがここまでか!と思って(笑)。7歳であんなに頑張ってる柚乃ちゃんに負けたくないの、私って!? そんな子より大きなバッタを探すって何よ!? 私、38歳で自分がヤバいと思って。テレビに出始めて18年目よ。良いじゃない、バッタの大きさなんて(笑)。恥ずかしかったですねえ。その時はそれで(私はカマキリを付けたんだ!)ということに満足している自分がいて、だから何だって(笑)。
イモト:そんな負けず嫌いの私を見て、柚乃ちゃんママが<びっくりしました! カマキリの鎌で顔を傷つけられるかもしれないのに>って言われて、どうしようと思って(笑)。柚乃ちゃんに負けたくなくてって言えないじゃない(笑)。だから、<あ、カマキリってそうなんですか~>ってウソついちゃって(笑)。もう恥ずかしかったよ(笑)。そこにいるみんな思ったんだろうね、(あれ、イモトさん、そこにバッタがいるのになんでカマキリをつけたんだろう、、、)って(笑)。
イモト、柚乃ちゃんママの子育てに興味津々!
イモト:そうそう、今回柚乃ちゃんはママと一緒に来られたんですね。わたし的には、柚乃ちゃんも気になるけど、柚乃ちゃんママのことも気になって。自分も2歳の息子がいる身としては、どういう子育てをされているんだろうと、間近で見られるチャンスだから(笑)。子育ての勉強をさせてもらおうと思って、移動中にお話をさせてもらって。
イモト:柚乃ちゃんの好奇心とか前向きな姿勢とか、ポジティブな所はほんと勉強になって。グチや文句はもちろん言わないし。現地のことをすべて吸収しようというところが本当に素敵で。柚乃ちゃんもそうだし、付き添いで来ている柚乃ちゃんママもそうだし。柚乃ちゃんママの、柚乃ちゃんへの声がけも素晴らしくて。会話の語尾に常に<楽しみだね!>とか<やってみようか!>と、ポジティブな言葉を柚乃ちゃんにかけるんですよね。だから、私も柚乃ちゃんママの言葉を聞いているから、今回のロケに関してはだんだんとポジティブになってきて。いつもは文句ばっかりですよ。移動時間のこととか、常にマイナスことばかり言ってるんだけど(笑)。
柚乃ちゃんママの「共感」と「受け止め」
イモト:帰りの空港のトランジットで、マダガスカルの空港のレストランにみんなで入ったんですよ。注文してから出てくるまで、まあ遅くて。1時間待ったんですけど、出てこなくて。飛行機の時間に遅れるとまずいから。私なんか焦っちゃってカタコトの英語で<ハリーアップ!ハリーアップ!>と30回くらい言って。何なら厨房の方まで見に行って。ボーディングのチケットを見せて<この時間だから、急いでくれ!>って何度も何度も言って。向こうもわかってるって言うんだけど、なかなか料理が出てこなくて。ずっとイライラしてたの。
イモト:その時、柚乃ちゃんママは柚乃ちゃんに対して、<でもさ、こういう待つ時間があったからこそ、ゆっくりお土産を選べたね>って言うの。そのおかげでいつもは買えないお土産を買うことができたのよ。良いことは確かにあった。こっちはずっとハリーアップ女(笑)。料理が出てこない方にスポットを当てちゃった。柚乃ちゃんと柚乃ちゃんママは出来たことにフォーカスをするの。それをちゃんと口に出すのよ。だから、ああいうふうに育つんだわ。
イモト:どうするよ、うちの息子のQ太郎は。いつまでも<ハリーアップ!ハリーアップ!>って言ってる母ちゃん、イヤだろ(笑)。ほんと、いろんな意味で柚乃ちゃんママに勉強になりましたね。柚乃ちゃんママには私の全部の現場に来て欲しいくらい(笑)。柚乃ちゃんママって、がんばろ!今日も楽しい!みたいなことでは無いんですよ。ちゃんと共感、受け止めもあっての軽いポジティブ。だから、すごく良いんですよね。
イモト、柚乃ちゃんママの「選択させる」子育て話に感銘を受ける
イモト:柚乃ちゃんがあまりにも自発的にいろんなことをやるし、自分の考えも言えるので、私も感動しちゃって。どうやったらこんな子に育つんだろうと思って、<子育てで大事にしていることはあるんですか?>って柚乃ちゃんママに聞いたんですよ。自分からそんなことを言う方ではないので、何度も聞いてやっと教えてくれたんですけど、<柚乃には、ずっと選択をさせていました>とおっしゃっていて。<そうすると違ったとなっても、自分で選んだことだからと、納得できたり責任を持てたりするから、食べ物などなるべく自分で選ばせるようにしていました>って。いや~、それがムズイのよ! 柚乃ちゃんママはそれをずっとやってたんだと思う。選ばせた後に、見守るところまできちんとやってらっしゃるんだなと。
イモト「“ハリーアップ母ちゃん”を卒業したい(笑)」
イモト:例えば、子供ってスーツケースをガラガラしたいじゃない? そうすると人に当たったり時間がかかったりするから、<私が持つよ!>という感じになるんですけど、子供がスーツケースを持ちたいという気持ちを大切にしていて。行ける所までは見守るという。全部、選択させているんだよねえ。
イモト:私もそれに影響されていて。息子のQ太郎と遊びに行った時も、道なんていつかは家にたどり着くんだから<Q太郎の好きな道に行っていいよ>って言うんだけど、どこかで誘導しちゃってるかも(笑)。こっちの方が近いんじゃない!?って結局選ばせてなかったりして(笑)。ハリーアップだから(笑)。私、何に時間に追われてるの(笑)!? 全然時間があるのに。
イモト:だから、私はまずできるところからやってみようかな。朝、着る服をどっち着たい?どれ着たい?とか。いつもは着替えにすごく時間がかかるから私が決めた服を着させるんですね。それをこの前<Q太郎、どれ着たい?>って、やってみたいの。
イモト:そしたら、冬に着るダウンを選んじゃって(笑)。選ばせたけど、それはさすがに(笑)。Q太郎がクルマの柄のダウンを取ったの(笑)。いや違う違う、今は8月、これはダメって(笑)。<半袖だったらどれがいい?>って。だから、選ばせるのって難しいのよ。ハリーアップかあちゃんだから、あちーだろ!って(笑)。ダウンを着て外まで行って暑いよねって、じゃあ半袖にって・・・着替えに何分かかるよ(笑)! そんな時間ねえんだよ、ハリーアップ!ハリーアップ!保育園に遅刻するよ!って(笑)。私はまだまだですね。ハリーアップ母ちゃんを卒業したいと思います。
(「イモトアヤコのすっぴんしゃん」 8月21日放送)