石井正則(七代目自転車名人)と疋田智(自転車博士)がいろんな角度から自転車の魅力を発信するTBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」(毎週日曜日18時30分~19時) 今週の「ポイント オブ サイクルトーク」はこちら!
今週も芸能プロダクション「トゥインクル・コーポレーション」の社長・中川晃さんをお迎えしました。
現在71歳の中川さんですが、5日から6日に1回のペースで30kmを走るライドを習慣とされています。
興味深いのは、その走る時間帯。夜11時から深夜2時の間に走ることが多いのだそうです。「冬場は寒くないのですか?」という問いに対しては、「意外に思われるかもしれませんが、冬は昼間の暖かさが残っていて、深夜1時から4時くらいまでは暖かいんです。逆に日の出の1時間前から日の出後2時間くらいまでは冷え込みます。その時間帯に自転車で走っていると、畑が白くなっていく様子がよくわかるんです」と語ってくださいました。一方、夏は日の出の1時間ほど前から急に暑くなりますが、それ以前の時間帯は涼しく、また夜中は海風と山風が入れ替わるため、風が穏やかになり、自転車には最適な環境になるのだとか。本格的に自転車を始めたのは46歳のとき。それ以来、四半世紀に渡りこの習慣を継続されています。「走り終えた後は、全身の血液が入れ替わったような爽快感があって、本当に気持ちがいいんです」と語る姿からは、自転車愛が伝わってきます。
話題はヘルメットへと移ります。ある日、中川さんはテレビのドキュメンタリーで中国のデジタル産業に関する特集をご覧になったそうです。そこでは、自転車用ヘルメットも進化を遂げており、後方にデジタル表示で方向指示が出るほか、ドライブレコーダーが内蔵されているなど、ハイテク機能が紹介されていました。
「日本でもこういったヘルメットを販売してはどうか」と中川さんが提案した相手は、宮崎市の「よしみカメラ」代表・一木尚敏さん。そこから誕生したのが、疋田さんが監修・命名した自転車用ヘルメット「ツーキニスト」です。この「ツーキニスト」は石井さんも愛用されており、「前後にライトが付いているので、トンネルに入ったときも車からの視認性が高まるんですよね」とコメント。疋田さんも「そうなんです。ヘルメットなので乗ったまま操作できるところが便利なんです」と、その使い勝手に自信を見せていました。
そして今回も、6月21日・22日に渋谷で開催される「やついフェス」の見どころについてもたっぷりお聞きしました。詳しくは音声でお楽しみください。
(TBSラジオ『ミラクル・サイクル・ライフ』より抜粋)