「私たちの未来は、私たちで作る!」
「サステバ」は、あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、
もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組です。
6月21日にサステバ初の公開収録を下北沢・シアター711で開催しました♪
前回に引き続き、公開収録の様子をお届けします!
会場に来てくださった方のモヤモヤやお悩みを紹介しました。
私は現在25歳ですが、同級生や友達に結婚・出産をしている子が多く、なぜか日々焦ってしまっています。以前お付き合いしていた彼と別れてから1年が経ちますが、それからは毎日仕事、休みの日も単発バイトやライブなどで忙しく、出会いを作る機会が少なってきているなと思っています。また、今私はXで知り合った友達と会うことが多く、趣味も合うし、気が合う友達ばかりでその時間が一番楽しいなと感じています。もう結婚や出産のことを考えなければいけない年齢なんだなとわかっていても、今は友達といる時や趣味の時間がすごく楽しく、「このままの時間がずっと続いて欲しいな」とも思っています。限られた時間の中で色々とか投げるのは難しいのかなと思いますが、20代後半になった今、自分の気持ちがモヤモヤしているなと感じています。
小泉: なるほど。
上村: 25歳ですね。
小泉: 結婚って、ずっと一緒にいられたほうがいいじゃないですか。私は、最後までいられなかった経験があるんですけど。そうすると、そこから先の人生長いから。だから、25歳だったらまだまだ余裕があっていいんじゃないかなと思います。あと10年経っても35歳で、まだまだ出産とかも可能な年齢だと思うから。
大石: うん。
小泉: あと、恋愛とか、運命、出会い、とかって本当に、不意打ちでくるからね。身構えても来ないと思う。楽しいことを優先している方が近道なんじゃないかなと思います。さえちゃんどうですか、結婚生活。
上村: 私は今32歳で、去年結婚して1年以上が経ちました。周りの子も、テレビ業界は結婚が遅いので、同期の女性たちも恋人がいない人も多いですし、結婚も出産も焦っていない子が多いと思います。
小泉: そうですね。
上村: でも、結婚も、今は色々な生き方が受け入れられているので、「何歳までに結婚しなきゃいけない」「子供は絶対に産まないといけない」なんていうことはないですし。きょんさんも言っていたように、今は自分のやりたいことをやって、いい出会いがあるように日々、運が巡ってくるようないい行いをしておくことが大事だと思います。
小泉: そうよね。
上村: 年齢とかで焦って判断を間違えるよりは、見る目を養っておくことが大事だと思います。
小泉: そうですね。今は、結婚して、離婚することもそんなに珍しいことじゃないと思うし、人生の選択として認められていることだと思うけど、ただただめんどくさいんだよね。女性の方は。結婚する時に、1回名前を全部変えるのよ。
大石: うん。
小泉: 全部のところに電話するのよ、クレジットカードとか、銀行とか、なんでもかんでも名前変更するのよ。離婚したらまたやるのよ。結婚する時はまだ、ウキウキできるわけよ。離婚した時とか、ちょっと気分が違うのね。
上村: 今も、25歳、30歳とかで、女性の中でラインがあると思うんですけど、前はもっと大変でしたよね?
小泉: そうですね。27歳とかだと、ちょっと遅れた感を出してくる感じ、昔はありましたよね。でも、今はそんなことないと思うから。答えになったかわからないですけど、楽しい時間を過ごしていると神様が微笑んで出会えるかもしれないので。
上村: アンテナだけ張り巡らせて、心を開いておくと、いいですね。
小泉: そうですね。
後半も公開収録の様子をお届け!会場でいただいた質問にこたえます
番組後半は会場での質疑応答の様子をお届け♪リスナーの方のお声と共に紹介しました。
先月18歳になって、選挙権を得ました。
大人になってみて、一旦何もせずにいたら自分がどこに投票するのかっていう情報ってどれくらい集まるのかがわからなくて、そのまま過ごしていたら、正直何もわからない状態で。
みなさんって、どういうふうに自分が支持したい政党を見つけているのかを聞きたいです。
小泉: 例えば、応援している政党の人が自分が住んでいる場所の選挙区に入っていないことがあるんですよね。そういう時にどうしたらいいのかなって思ったりします。
大石: 僕はね、「この政党のこの部分は評価できるけど、他は考え方が合わないんだよな」っていうことがあって。ピッタリって難しいと思うんですよね。だから、自分の中で「気候変動対策」「子どもの貧困対策」「シニアへの政策」みたいな軸で一応選ぶんだけど、最後は会う。
上村: 会う?
大石: 候補者と話してみる。街頭演説とかでちょっと話した時に、すごく偉そうにする人とか、若い人とかに対して違う態度を取る人だと、なんか信用できないなって思ったりするから。
小泉: たしかに。
大石: だから、普段の活動をちょっと見る。選挙の時だけやたらとアピールしてくる人とかいるから。そういう人は敬遠するっていうのは自分の中の軸でありますね。
小泉: 選挙が始まると、さえちゃんとか忙しくなるんじゃない?
上村: そうですね。
小泉: 入ってきやすい立場ですよね。
上村: 新聞でマニフェストが載っている面とかは一覧になっていて見やすいなと思います。
小泉: 投票所とかにもその選挙区のものがまとまっていて、投票日にも見られたりするんですよね。そういうものを見るとか。(自分が)「絶対NO」と思っている公約を掲げているところを外していくとか。あと、今すごく難しいのはSNSでの情報に流されすぎない、信じすぎないこと。みんな、自分が応援しているところがあってその人たちに買って欲しいから、言葉が荒れていったりして戦っているのとかを見たりするけど。そういうものはあまり見ないようにして、「こういう世の中になったらいいな」って思うことを一つずつ、全部は叶わないかもしれないけど「まずはこれから」って思うところを選ぶのがいいかな、って思います。
上村: 前にラジオでも紹介したことがあるんですけど、「ボートマッチ」というサイトがあります。項目ごとに選択肢を選んでいくと「どこの政党の考えと何%マッチしています」っていうことが出てくるものがあります。でも、やっぱり、なかなか。
こういうことも、知り合いとかともっと話せたらいいんですけどね。
小泉: 友達とかと話せたらいいよね。
大石: もう一人聞きましょうか。
57歳なんですけど、そろそろ定年が見えてきて。
健康、介護のこととか、会社でも後輩がたくさんいるので漠然と「役に立ちたいな」と考えるようになりました。ただ、振り返ると自分の軸ってなんだろうって。よくわからないなって。
なにか「こういうことしたらいいんじゃないか」というアドバイスがいただけたらなと思っています。
小泉: 私は来年還暦を迎えるんですけど、まだおばあちゃんになった気分もないですし、自分ではそんなに「歳をとったな」と感じていなくて。でも、普通にどこかの会社に就職していたら定年を迎える歳なんだなと感慨深く思ったりすると、15歳からずっと走ってきたから、一旦区切りができるっていうのがワクワクするんです。60歳になって、多分ツアー中なんですけど、そのツアーをやりながら「このツアーが終わったらどんなふうに生きていこうかな」ってきっと考えると思うんです。それに素直に従おうと思っているので、何を選択するか自分でもわからない。「もう全部やめた!」って思うかもしれないし、もっと個人的に、人間としてできる活動を増やそうと思うのかもしれないし、応援してくれる気持ちを返していこうと思うのか…それが楽しみ。そこに軸はある。
1回、57歳まで生きてきたじゃないですか。ちゃんと後ろを振り返って見たら、軸はあるんじゃないですかね。自分がやってきたことを振り返ってみると。そんな気がします。
大石: たしかにね。今、きょんさんから言われて自分でも思いましたけど。自分の軸ってなんだろうってなった時に、僕も色々な事業をやっちゃったりするから一見、軸がないのかなって思ったりもしたけど。でも共通項があるとしたら、過去を振り返ると嬉しかったなって感じたことがあるんですよ。子どもに対してなにか(活動を)やった時に「やっててよかったな」って感じるのは、この歳だからこそ。これって、年齢を重ねるほどもっとできるかもなって思うかもしれないから。過去を振り返って、「誰が一番喜んだか」「自分はどんな気持ちだったか」みたいなところに軸があるのかもなって思いました。
小泉: 実は、大石さんとは私のコンサートツアー最終日の山形公演の時にシングル家庭のお子さんと親御さんを招いてリハーサルからライブを観てもらって。文化的支援が少ないってよく聞くので、それをどうにかしようって。それを色々なアーティストさんに呼びかけてやっていて。本当に、顔が変わるんだよね。
大石: 顔が変わるんですよね。
小泉: 光がキラキラしているステージを眺めて、お客さんたちのエネルギーを感じて、歌の力を感じて。この間も小学校2年生~6年生までいたんですけど、終わった後びっくりしちゃうよね。
大石: 遠くなるまでずっと手を振ってくれてね。最初は会話もしてくれなくて、どちらかというと警戒されているような感じなんですけどね。
小泉: そういうことを徐々に増やそうって。だから、ぜひ、一度お風呂の中でも、どこかで自分の過去をまとめてみると、軸があるんだと思います。
(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)