日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、お笑い芸人でボディビルダーのなかやまきんに君です。
今回のテーマは「たんぱく質」。
きんに君のカラダを維持するため、普段、どのようにたんぱく質摂取しているかというと
1日のタンパク質摂取量は「体重×2g」を目安にしているそうです。
体重80kg弱の彼の場合、1日あたり140~160gのタンパク質を摂取。
また、1年間の70%は同じ食事メニューを食べているという徹底ぶり。
朝食は毎日、鶏の胸肉(100~150g)と茹でた野菜(オクラ、小松菜、アスパラガス、ブロッコリー、ミニトマト、人参など)に岩塩を少しかけたものとバナナなどのフルーツを食べているそうです。
今回はなかやまきんに君に、たんぱく質摂取にかかせない、必須アイテムと、それを使ったレシピを教えていただきます。
なにはなくとも玄米黒酢

筋トレ、減量をされている方におすすめの調味料があるんです。
それが「玄米黒酢」。
お酢には、酢酸が入っていて、これを摂取すると、クエン酸回路が働きます。
簡単にいうと、エネルギーとして体脂肪を優先的に使ってくれる。つまりダイエットになるんです!
また、疲労物質の乳酸を除去してくれたり、酸味が胃腸を動かしてくれて食欲が湧くんです。
とくに「有機」のものがおすすめです。
きんに君が筋肉メシを作る時は、ほぼ必ず入れています。
そんな玄米黒酢を使ったダイエット料理の特別レシピが
夏バテ防止!筋肉野菜炒め

きんに君が減量中に食べているメニューをご紹介します。
筋肉をいっぱいつけたい、という方でなくても、おすすめです!ダイエットしたい方や、生活に必要な筋肉をつけながら脂肪を減らしたいという方にもお勧めなんです。
体脂肪がしぼれる筋肉メシで、夏バテ防止にもなります。
材料
炒め野菜セット 1袋
しめじ 1株
ノンオイルツナ 1缶
岩塩醤油 適量
玄米黒酢 適量
オリーブオイル 少量(小さじ1杯ほど)
塩胡椒 おこのみで
作り方
フライパンにオリーブオイルを入れ、野菜セットを炒めます。
野菜に火が入ったら、塩胡椒、しめじ、岩塩、醤油を加えます。
そのあとに、ノンオイルツナを入れ込んで軽く炒めます。
火を止めてお皿に盛り付け、最後に玄米黒酢をかけて完成。

スー小笠原:味が締まる。さっぱりする。夏の疲れに良さそう。
きんに君:これでだいたい100キロカロリーぐらい。
このメニューはかなりの量を食べてもOK!ほかに、卵入れたりしてもOK!卵を加えるとタンパク質がさらに増えます。
とにかく量を食べられるのが嬉しい!
しめじは、栄養バランスもいいし、カロリーが低い。かさましにもなります。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富。ほかのきのこ類でもOK!
ボディメイク目的でない方なら、ツナ缶はオイル入りでもOK。ごはん一杯を一緒に食べるとバランスいい食事になります。
白ご飯と一緒に食べても、合計で300~350kcalほどで栄養バランスが取れる
Q:ほかにおすすめの食材は?
きんに君: 「めかぶ、納豆、オクラ」などの、水溶性の食物繊維。食物を包んでくれ、急激に血糖値があがらない。
特にネバネバ系の食材は水溶性食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えるだけでなくダイエットにも効果的とのことです。この「筋肉野菜炒め」は、なかやまきんに君がボディビルの大会前の減量期には週に3~4回食べるというお気に入りレシピ。手軽に作れて栄養バランスも良いので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

なかやまきんに君
1978年福岡県生まれ。
吉本興業のNSC大阪22期を卒業し、ピン芸人としてデビュー。
2003年には「ABCお笑い新人グランプリ」で審査員特別賞を受賞。「R-1ぐらんぷり」決勝に進出するなど、元祖筋肉芸人として活躍されます。
2006年、アメリカロサンゼルスへ“筋肉留学”すると、
2021年には、東京ノービスボディビル選手権大会75kg超級で優勝を果たすなど、ボディビルダーとしても活躍。
YouTubeチャンネル「ザきんにくTV」の登録者数は271万人を突破。
お笑い芸人であり、ボディビルダーであり、ユーチューバーでもある、なかやまきんに君です!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)