今年は記録的な大寒波の到来により珍しく京都にも雪が積もりました。長らく関西に在住していますが、とにかく都市部では雪が積もりません。
この時期に、京都を訪れた方は冬は毎年こんな感じかと思われたかもしれませんが、本当にこれ珍しいんですから。そんな、極めて貴重な雪景色の京都を見たくあちこち駆け回りました。紅葉の時期と比べ、どこも人がさほど多くなく良かった。
まずは、ベタベタでもやっぱりここは美しい。京都を世界を代表するお寺さん「清水寺」の風景から。雪化粧の清水寺は言葉を失う圧巻の景色。もう、説明が不要。団体の観光客が押し寄せる前に朝一で訪問。きんと張り詰めた空気、真っ白な銀世界、最高の青空。
三重塔。

本堂より、子安塔方面を望む。ちなみに、舞台は凍結で立入禁止に。それもまた好都合。

THE 清水寺の代表絵図。京都市内まで一望。京都タワーもばっちり。

恐らく、昨日の雪だるま名残。

子安の塔。

舞台を見上げる。

桜の花ではなく、全て雪の花。


真っ白な雪が付着した木々が、まるで満開の桜のような風景に。個人的には、この白銀世界の美しさは桜の時期や紅葉の時期よりも格段に勝り、これまで見てきたどの清水寺の風景にも勝る美しさでした。
桜の木もモミジも東山の木々も全て真っ白に染められている風景は圧巻の一言。世界見渡しても、この美しい風景はなかなか出会えない。それぐらい奇跡的な風景に出会えたように思います。異常気象が原因なのかどうか分かりませんが、もしかしたら今シーズン中にも同じようなシチュエーションが訪れるかもしれません。
[寄稿者:Hassi]