日本人が少ない穴場！「人工ビーチ」がスゴい上海リゾートホテルに行ってみた

【TABIZINE 現地特派員による寄稿】



美食の街としても知られる中国の「上海」。都会的なイメージが強く、旅行では東京のような街並みでグルメを楽しむくらいしかお楽しみがないのでは・・・なんて思ってはいませんか。

実は、上海の「上海虹橋（シャンハイホンチャオ）国際空港」からタクシーで30分圏内に、思いっきりリゾート気分になれる「上海黄河佘山索菲特大酒店（以下：ソフィテルシャーシャン上海ホテル）」という宿泊施設があり、一般的な上海のイメージを覆す極上のリゾートなのです。

今回は、旅ライターの私が、大都会上海で体験した極上リゾートの魅力を余すところなくお伝えしていきましょう。

大都会上海に極上のリゾートが！？
「中国の街は雑多な雰囲気が強い」。そう感じている人は思わず歓声をあげてしまいそうなほど、南国ムードが漂うホテルが「ソフィテルシャーシャン上海ホテル」です。



外観もさることながら、圧倒されるのはそのロビー。重厚感のある雰囲気で、いかにもリゾートという開放的な雰囲気が旅気分を盛り上げてくれます。ベルボーイも多く配置されており、サービスもきめ細やか。到着した瞬間から、南国旅行気分に浸れます。一歩足を踏み入れれば、「ここって上海だよね！？」と、不思議な気持ちになってしまう旅行者もいるはず！

いくつものエリアに分かれたヨーロピアン調のプールが特徴


さて、ここ「ソフィテルシャーシャン上海ホテル」の最大の魅力は、ヨーロッパ調の造りと大規模なプールにあります。



リゾートと言っても「ビーチ」はありません。けれど、キラキラと輝くプールが本当に綺麗。これだけでもリゾートに来た気分が盛り上がります。

ところが・・・！ まだ納得するのは早いんです！ なんと、ここプールにはビーチ感を楽しめる演出があるのです。




驚くことに、プールサイドには人工ビーチを模したエリアが。連日、多くの中国人で賑わっていました。プールに砂浜を造っちゃうなんて日本にはなかなかなさそうな発想・・・。「さすが中国！」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

けど、この砂浜プールがリゾート感を盛り上げているのも確かです。余談ですが、砂は見た目には清潔そうでしたが「プールに砂が入っちゃうんじゃないかなぁ」と、日本人魂がフツフツと沸いた私は遠目に眺めるだけでした・・・。実際、砂浜に近いプールの床には砂がパラパラと落ちているので、気になる日本人は少なくないかもしれません。

ちなみに、こちらのホテルでは、日本人ゲストはほとんど見かけませんでしたよ。



このホテルのプールはいくつものエリアに分かれているので、ビーチ風プールだけでなく、砂が落ちていない清潔なプールもあります。フランスのホテルというだけあって、全体的にヨーロピアン調の造りがオシャレな雰囲気ですよね。



ビールや食べ物などを持ってプールサイドでのんびりできるので、ゆったりと過ごしたい人にも適したホテルです。お天気が良ければ、最高な休日に。



また、1階の客室からは、テラスから直接プールに出られるようになっていてVIP感が漂っています。テラスから直接プールに出られるホテルって、意外と日本でもなかなかないですよね。日本から3時間の距離で、上海の喧騒から離れた極上の休日はいかがでしょうか。


不倫カップル御用達ホテルと聞いたけど！？
内緒ですが、上海のローカルは「あのホテルは、上海の不倫カップル御用達のホテルなんだ」と笑いながら言っていましたが、筆者が訪れたときには怪しい雰囲気のカップルは少数派（全く見かけなかったと言ったら嘘ですが・・・！）でしたよ。



むしろ目立ったのはファミリーで、プールでは多くの子どもが水遊びを楽しんでいました。プールには子ども向けのオブジェも豊富です。

さて、上海郊外にある驚きのリゾートをご紹介しましたが、いかがでしたか。

「えーっ！？ ここが上海！？」と嬉しい誤算がある郊外リゾートは、日本からおよそ3時間で行けるだけに、家族連れで訪れても楽しめる雰囲気です。市街地までも、道路の混雑状況にはよるもののタクシーで40分から1時間で移動できる距離。上海への旅行で手軽にリゾート感を楽しみたい人には、まさにうってつけの穴場ホテルです。

ぜひ、今度の旅行では選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


[All Photos by Nami Tokita]