「思いがけずラッキー」な偶然のアップグレードは過去の話!?
何もしていないのに航空機の座席がアップグレードされたことはありませんか。筆者の場合、過去に数回ありました。
そのうちの1回は、エコノミークラスがオーバーブッキングになったためビジネスクラスの席になったという本当にラッキーなケース。何回かは、同じ航空会社を短期間に利用していたためにマイレージの会員資格が高くなって、優先的にビジネスクラスにアップグレードされたという、半分ラッキーなケース。

でも、どうもそれも過去の話になりそうなんです。航空会社は空席から1円でも収入を得たい。乗客はより分かりやすくアップグレードのチャンスをつかみたい。この1年くらいに、両者を満足させる仕組みが導入されてきています。
さて、どんな方法なんでしょうか。
入札(オークション)が一般的になってきました
知らなきゃ損!エコノミークラスから座席をアップグレードする新しい方法


それは「入札(オークション」です。たとえばアンティークや美術品のオークションで、または築地の魚市場でも、この入札が価格を決める方法になっていますよね。仕組みは簡単、一番高く買いたいと手を挙げた人のものになるのが入札です。インターネットオークションなら、体験したことがある人も多いかと思います。

実際に航空券のアップグレードを自分のものにするためのアップグレードへの入札って、どんな手続きが必要なんでしょうか。



お知らせが来たら、その手続きに従うだけ!
知らなきゃ損!エコノミークラスから座席をアップグレードする新しい方法


多くの場合、アップグレードが可能な航空券を購入すると「アップグレードのために入札しませんか」というメールが来ます。あとは、そこに書かれている方法に従えばいいだけ。航空会社によって違いはありますが、だいたい次のようなステップになります。


●最低入札価格が提示されている。入札するにはこの金額以上の額を設定します。
●入札によりアップグレードを取得できた場合、48から72時間前までに通知が来て、入札価格がクレジットカードで引き落とされます。

●新しい航空券が発行されます。

さて、大切なのは入札金額。一体いくらくらいで設定するのがいいんでしょう。ずばり、絶対という答えはありませんがイギリスのタイム誌の記事には、トラベルブロガーのBetahny Daviesのアドバイスなど、いくつかのヒントが書かれています。


●空席の数を調べてみる。空席が多ければ比較的低い金額で確定するかもしれません。
ExperFlyer.comのアプリを使うと、簡単に情報を手に入れられます。
●クラス間の差額の20%から40%の範囲の金額で入札すれば納得できるのではないかとのこと。なるほど、あまり高い金額で入札に勝ったとしても、あんまりお得感がなければ意味がないですよね。
●また、自分なり払える金額を設定しておいて、当たるかどうかは神頼みというのもゲーム感覚として楽しめそうです。

入札を提供している航空会社は41社(※)
知らなきゃ損!エコノミークラスから座席をアップグレードする新しい方法


日本の航空会社とアメリカの三大航空会社(ユナイテッド航空、アメリカン航空、デルタ航空)は、残念ながらまだ導入していませんが、全部で41の航空会社ではすでに運用されています。

そのうち、ブレミアムエコノミーへのアップグレードは19社、ビジネスクラスへのアップグレードは35社、ファーストクラスへは5社が対応しています。


中でも、エティハド航空は、プレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスのすべてのクラスへのアップグレードに対応。ガルーダインドネシア航空とマレーシア航空はビジネスクラスとファーストクラスに対応しています。そのほか詳細は、参考サイトを参照してくださいね。

チケットを予約して案内のメールが来たら、アップグレードに入札するかどうかちょっと考えてみましょう。納得できる金額で入札しておいて、あとは結果をまつというだけでも、面白そうです。

※2017年9月7日現在の情報をもとに執筆しております。
ご了承ください。

[Times Money ”Airlines Are Offering a New Way to Get Upgraded. Here's How to Score a First Class Seat”]
[ExperfFlyer.com]
[All Photos by shutterstock.com]