アメリカ ネブラスカ州リンカーン、おすすめホテルとユナイテッド航空国内線【現地ルポ】

アメリカ中西部ネブラスカ州には、大統領から名前をいただいたリンカーンがあります。州立のネブラスカ大学があり、日系企業（約70事業所）があるので、日本人も滞在（2017年10月1日現在1,327人）しています。

ネブラスカ大学リンカーン校言語学科では日本語講座が開設されており、日系企業(川崎モータース)寄贈により主に日本の図書を集めた「川崎文庫」も。ネブラスカ大学オマハ校でも日本語講座が開設され、姉妹校提携をしている静岡大学から毎年交換留学生が派遣されています。静岡市とオマハ市は2015年に姉妹都市提携50周年を迎えた、日本と縁の深い土地柄なのです。 記事を見てくださったあなたは、リンカーンを訪れる予定があるかもしれませんね。1月にニューヨークからリンカーンに赴いた様子を現地レポートいたします。

機上から見るシカゴ（ニューヨーク→シカゴ）


日本からネブラスカ州リンカーンへ行くには、シカゴまで飛び、乗り換えるのが一般的でしょう。ニューヨークからもまずシカゴ（オヘア空港）へ行き、リンカーン空港行きに乗り換えます。



ニューヨーク、ロサンゼルスに続く第3の都市シカゴ。1月のシカゴは厳しい寒さでも知られます。2時間弱でニューヨークからシカゴへ到着。

コックピット　シカゴ（オヘア空港）→リンカーン（リンカーン空港）



シカゴから国内線リンカーン行きに乗り換えます。コックピットのドアが開いていたので、パシャリ。



国内線の飛行機は小さいですね。こうやってみると、バスのようです。ガタイの良過ぎるアメリカ人は「機体が小さい」と文句を言っていました（笑）。

機上からの眺め　シカゴ（オヘア空港）→リンカーン（リンカーン空港）



シカゴから飛び立った機上からの眺め。今冬のアメリカは寒さが厳しく、1月のシカゴは雪景色。ハイウェイの様子が見えます。



リンカーンに近づいてくると、ビルや民家は見当たらず、一面畑。主要産業は農業（トウモロコシ・大豆）と畜産業（牛）とサービス業（保険・通信販売）だそうです。

ユナイテッド航空のスナック



短いフライトなので機内食は出ませんが、スナックが出ました。プレッツェルとコーラを頂きました。

スペースシャトル帰還の第３番目の滑走路



シカゴから約2時間のフライトで到着。

地元のタクシードライバーによると、リンカーン空港（LNK）は滑走路が長く、スペースシャトル帰還の第３番目の滑走路（フロリダ、テキサスの次）だそうです。

エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln） とは



リンカーンのダウンタウンに位置するホテル。ネブラスカ大学リンカーン校や美術館にも近く便利なロケーションにあります。吹き抜けのロビーは広々していますね。



ヒルトン系のホテルで、部屋はすべてスイート。各客室にはベッドルームの他に、リビングルームが付いています。

エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln）の客室



一般的な部屋。スタンダード（一番安い客室）でも、全室スイート（リビング）付き。ゆったりソファに、仕事用のデスクまであります。



一人で滞在したら、広すぎて持て余しそうです。窓からは吹き抜けのロビーが見下ろせます。



リビングとは別に、ベッドルームがあります。各部屋にテレビ付き。



ベッドルームからは、ストリートが見えました。1月宿泊で1キングサイズベッド（一番スタンダードな部屋）で、129ドル～139ドル（税・サービス別）。この広さでこの値段は、同じアメリカでもニューヨークじゃありえないですね。

バスルーム
エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln）



バスルームは意外にこじんまり。



アメニティは、スキンケアブランドのニュートロジーナ。石鹸が特に良かったので、持って帰って洗顔用で使っています。安心ブランドのアメニティが置いてあると、嬉しいですよね。

豪華な無料朝食ビュッフェ
エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln）



ホテルの朝食は無料。しかもオーダー式で、オムレツやフレンチトーストをシェフが目の前で作ってくれます。アメリカのホテルの朝食は、コーヒーやジュース、パンが置いてあるセルフタイプが多いのですが、ここは豪華です。フレッシュなカットフルーツも用意されていますよ。



シリアルいろいろ。アメリカ人はシリアルが大好き。コーンフレークスから彩り鮮やかなフルーツループまで。あたたかいオートミールやスープもあります。



筆者のように、朝から甘いものを食べたい人向けに。マフィンや甘いスコーンなど。



スクランブルエッグや、ベーコン、ハッシュドポテトなどもウォーマー（保温器）の上に用意してありました。



ドリンクはコーヒーや紅茶のほか、各種ソーダ類も。飲み放題です。



シェフが目の前で作ってくれたフレンチトースト（手前右）。出来立て、ふわふわのアツアツです。ソーセージ、スクランブルエッグ、グレープフルーツ、マフィンをいただいて大満足。朝から元気が出そうですよ。

Complimentary（コンプリメンタリー）

ちなみに1階で朝食をいただいた場所では、夕方5-7時の間にComplimentary（コンプリメンタリー）で、ワインやビール、ナッツやプレッツェルなどのおつまみを提供。ゲストにとても人気があるサービスです。Complimentary（コンプリメンタリー）とは、ホテルが提供する無料サービスを意味します。

エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln）の評価

エンバシー スイーツ ホテル リンカーン（Embassy Suites by Hilton Lincoln）は3つ星ホテルで、トリップアドバイザーやBooking.comなどの評価は4.5以上と好評ですよ。

施設名：Embassy Suites by Hilton Lincoln（エンバシー スイーツ ホテル リンカーン）
住　所：1040 P Street, Lincoln, Nebraska, 685 08,USA
電　話： +1-402-474-1111
公式サイト：
http://embassysuites3.hilton.com/en/hotels/nebraska/embassy-suites-by-hilton-lincoln-LNKESES/index.html

ネブラスカ州概要・治安



最後に簡単に、ネブラスカ州の概要と治安について。現地へ赴くあなたの参考になれば幸いです。


【人口】1,920,076人(全米37位。白人88.9%、黒人5.0%, ヒスパニック10.7%、アジア2.5%) (2017年国勢調査概算)

【州都】リンカーン

【大学】
ネブラスカ大学リンカーン校
1869年創立、ネブラスカ大学４校の1校。工学、建築学、ビジネス、国際関係学は人気があり、評価も高い。100ヵ国以上から留学生が集まる国際色豊かな大学で、留学生の受け入れ体制も万全。留学生率9％。

ネブラスカ大学オマハ校
日本語講座が開設され、姉妹校提携をしている静岡大学から毎年交換留学生が派遣

【フットボール】リンカーンではネブラスカ大学の（アメリカン）フットボールチームが人気で、シーズン中に毎週末行われる試合では、約8万人収容のメモリアルスタジアムのチケットが完売、ホテル料金が上がり満室になる。

【日系企業】約70事業所

【在留邦人】1,327人（2017年10月1日現在）

【治安】全米平均より犯罪発生率は低く、比較的治安は良い。　
2015年犯罪発生状況　在シカゴ総領事館（ネブラスカ州管轄）
http://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/tebiki_stat.pdf

参考資料
[在シカゴ総領事館　ネブラスカ州概要]
[留学ジャーナル]


[All photos by Hideyuki Tatebayashi]　
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