ポルトから南へ列車で1時間のところにあるアヴェイロ。リアス海岸のラグーンに発達した中部ポルトガルの中では2番目に大きな都市です。
(モリセイロとアヴェイロの市役所)
まず駅から歩いて町の中心部につくと、初めに目につくのは、アヴェイロの運河に浮いているモリセイロという船。これは19世紀にアヴェイロの周辺の土地を耕すための肥料用の海藻を運びに使われたそうですが、今は観光客を乗せて運河を行き来しています。ツアーに参加すると船頭さんがアヴェイロの歴史を説明してくれますよ。
建物の中まで見られる「アールヌーボー美術館」
(アールヌーボー美術館とその裏側)
アールヌーボーの建築は町全体に散らばっていますが、アールヌーボー美術館では建物の中を見ることができます。館内はとてもシンプルな内装ですが、大きな曲線と細やかな部分の直線のデザインがとても調和しています。ちょっと大回りすると、フィッシュマーケットの広場から美術館の裏側を見ることができます。また、アールヌーボー美術館で、アールヌーボー探索マップがもらえるので、町中を探索してみてください。
かわいい&美味しいお菓子「オヴォシュ・モーレシュ」
(ローカルなお菓子屋さんとアヴェイロ独特のお菓子)
アヴェイロで忘れてはいけないのが、オヴォシュ・モーレシュというお菓子。魚や貝などいろいろな形になっていてとてもかわいく、お土産屋さんでは箱詰めになっていたりするので、お土産にも最適。素朴な見栄えですが、本当においしいのです。
そのほかにも地元の人が立ち寄るお菓子屋さんにはいろいろな形のお菓子がたくさん。ポルトガルのお菓子はどこでも安くておいしいのですが、ここアヴェイロは卵の黄身がたくさん使われているお菓子が多く、とても濃厚で味は格別です。私はポルト滞在中にこのお菓子が食べたくて、2度もアヴェイロに行ってしまいました。
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知られざる穴場。建築好きにはたまらない「アヴェイロ大学」
(アヴェイロ大学構内)
このアヴェイロは実はもう一つあまり知られていない見どころがあります。市内にある、アヴェイロ大学は世界的に有名なポルトガル出身の2人の建築家アルヴァロ・シザとエドゥアルド・ソウト・デ・モウラがデザインした建築があるのです。師弟関係の二人の建築がこんなに近くにあるのはここだけかもしれません。
ビーチ沿いのかわいい町並み
(縞々のコスタ・ノヴァ)
アヴェイロには残念ながらビーチはないのですが、アヴェイロ周辺にはたくさんのビーチタウンがあります。そのなかでもアヴェイロからバスで30分ほどのところにコスタ・ノヴァは縞々の建物で有名。店もレストランも家々も縦じま横じまに色とりどり塗られていて、とてもおしゃれ。ビーチも最高で、ウインドサーフィンやカイトサーフィンなども楽しめます。
まだ日本人にはあまり知られていないアヴェイロですが、見どころが凝縮していて、とてもいいところです。
(モリセイロが描かれた石畳)
(アヴェイロの街並みとモリセイロ)
ポルト旅行の際にはぜひお立ち寄りください。



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