タピオカミルクティーの発祥の地として知られる台湾ですが、実は、台湾にはタピオカがテーマの観光地があるんです。台湾の東の宜蘭の蘇澳というところにある「奇麗灣珍奶文化故事館/チリワンゼンナイウェンファーグゥースーグゥァン」は、いわばタピオカの聖地!今回は、その実態を調査してきました。


「タピオカ」がテーマの観光地とは?

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ


奇麗灣珍奶文化故事館は2016年2月にオープンした「奇麗灣珍奶文化故事館/チリワンゼンナイウェンファーグゥースーグゥァン」は、タピオカやタピオカミルクティーがテーマの観光地です。また、エコな建築物としても、知られています。

エコな建築物としての特徴としては、多数の緑地を保存し、建築上のアイデア(空調のための冷熱源の導入、自然の風転換、再生可能エネルギー、エネルギーの補給、低炭素、水の再利用など)を維持できるように設計されているところ。それは地域の環境と生態学にちなみ、創造的でシンプルな建物として統合されています。

奇麗灣珍奶文化故事館の館内を調査

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ

1階はインフォメーションとギフトショップとフードコート、そしてレストランという区分けです。写真はギフトショップの中の様子です。

お菓子類やコーヒー、紅茶などが販売されていました。自社製品のコーヒー豆やインスタントコーヒー、紅茶などが多かったです。台湾のお菓子や宜蘭のお菓子も置いてありました。

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ

2階には、タピオカの説明が展示してありました。「宜蘭奇麗灣手搖珍奶」というDIY体験もあります。どちらかというと、子供向けのイメージですが、大人も楽しめると思いますよ!

宜蘭奇麗灣手搖珍奶 詳細

体験時間:約30分
体験

場所:奇麗灣珍奶文化館2F


費用:230元 /一人分

費用
含:奇麗灣限定紀念カップ、自分で作る珍珠奶茶 /泡沫紅茶一杯/タピオカミルクティー/バブル紅茶


言語:中国語

開放時間:月曜日から日曜日まで
<第一場>9:30 <
第二場>11:00 <
第三場>13:30 <
第四場>15:00

予約申し込み
:奇麗灣ネット予約 or 電話(03-990-9966)

注意事項:
*手搖珍奶DIY体験20人以上の場合は最低3日以上前に予約が必要です。


電話(03-990-9966) mail(kilibay888@gmail.com)

タピオカ製作DIY 詳細
時間:約40分 
体験場所:奇麗灣珍奶文化館2F 
費用:180元 / 一人分
費用含:奇麗灣珍珠粉目タピオカパウダー/野菜ジュース、DIY専門家の解說。 
語言:中国語 
時間:月曜日から日曜日
<第一場>10:00 <第二場>16:00
*10人(含)以上で実施自分でタピオカを作ってみる体験です。

タピオカミルクティーの試飲コーナー
タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ


1階のショップには意外とタピオカはあまり売っていなくて、1階のお店奥のショップの中のタピオカミルクティーの試飲コーナーでは、小さな紙コップで試飲ができるようになっています。実際に飲んでみましたが、ブラックパールのような黒糖味のおいしいもちもちのタピオカが入っていましたよ!納得の、本場の味わいでした。最近の台湾での流行でもある黒糖味のタピオカミルクティーです。後では観光バスのお客さんたちの長蛇の列ができていました。

現在レアな黒糖タピオカミルクティーのあるフードコート

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ


館内のフードコートでも、実際に買って飲んでみました。

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ


看板商品のタピオカミルクティーは一杯50元。日本同様、意外とお高め価格ですね。タピオカミルクティーはカロリーが高いことで知られています。お砂糖は「微糖」にしてもらいました。微糖で筆者的にはちょうど好い甘さ加減でした。


タピオカ自体が黒糖フレーバーになっているようでしっかりと黒糖の風味がありました。ミルクティーのあっさりとした甘みと相まって、いくらでも飲めてしまいそうです。

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ


朝10:00頃に着いた時はそんなに人はいなかったのですが、後から観光バスが何台も到着し、ものすごい人混みに。ほぼ全員、台湾人観光客でした!外国人は見かけませんでしたので、穴場かもしれませんね。

実は台湾人にもあまり知られていないレアな場所で、運転して四人の台湾人をお連れしたのですが、「初めて来た!」と、とても喜ばれました。

ちなみに、観光客は2階でDIYを楽しまれているようでした。他ではなかなか体験できないので、人気をよんでいるのかもしれませんね。

タピオカの将来を心配する

タピオカのテーマパーク!?日本人が知らない「台湾タピオカの聖地」を現地ルポ

ちなみに、茹でる前のタピオカも売っていました。筆者も試しに買って帰り、実際に茹でて作ってみまたところ、とてもおいしくできましたよ!

最近、台湾や日本、各国の消費が増えていることもあり、世界的にタピオカの材料であるキャッサバの産出量が足りなくなっているようです。需要が供給を上まっているようですね。ブームが続き、もしタピオカがお店から消える日が来たらどうしましょう!?近い未来、そんな日も訪れるのでは、と心配をしつつ・・・。ブームのうちに、ぜひ訪れることをおすすめします!

奇麗灣珍奶文化故事館
住所:270宜蘭縣蘇澳鎮頂強路23號
電話:+886-3-990-9966
時間:月曜日から金曜日09:30~17:30
土曜日と日曜日09:30~18:00
HP:https://www.kilibay.net/

アクセス方法:
1.宜蘭駅からタクシーで約30分
2.台鉄の電車とバス
蘇澳火車站下車--バスに乗り換え1791線(往國光客運羅東站)
龍德工業區下車--徒歩約9分で奇麗灣。


3.羅東からバス路線
羅東站下車--バスに乗り換え1791線(往岳明新村)
龍德工業區下車で徒歩約9分で奇麗灣
。

※夏場はとても暑いので、宜蘭駅からタクシーを利用することをおすすめします。
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