日本の四季の中で、凛とした冬に惹かれます。着飾ることなく、媚びることなく、色彩を削ぎ落とす潔さ。
あるがままの姿で佇む冬に、神様は白いコートをふわりとかけてくれます。空から舞い降りてくる白いもの。汚れも痛みも受け入れ、大地を、山を、海を、川を、白く包み込みます。私たちが待っていたのは、「雪」でした。TABIZINEでは「日本の冬絶景」を連載でお届けします。今回は、北海道函館の冬絶景。函館は例年12月~3月頃に雪景色が見られます。
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赤レンガに雪が映える 金森赤レンガ倉庫<函館市末広町>
【日本の冬絶景】異国情緒の漂う港町函館 北海道の雪景色 

(C)Sean Pavone / Shutterstock.com

函館のベイエリアにある「金森赤レンガ倉庫」は、洋風の倉庫に「森」の漢字が素敵にマッチ。函館観光でマストの、絵になるスポットです。倉庫内部にはお土産が探せるショッピングゾーンや、地ビールを楽しめるビアホールがあります。

金森赤レンガ倉庫
【住所】〒040-0053 北海道函館市末広町14-12
【入場料】無料
【公式サイト】金森赤レンガ倉庫 https://hakodate-kanemori.com



港町函館の魅力が詰まった 元町エリア<函館市元町> 
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写真提供:(一社)函館国際観光コンベンション協会 

港町函館の魅力をたっぷり見せてくれる元町エリア。貿易都市として栄えた面影が、各宗派の教会や旧領事館に見られます。
視界が開けた坂道も魅力。

ハリストス正教会<函館市元町>
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写真提供:函館市公式観光情報サイト「はこぶら」 

約100年前に建てられ、1983年国指定重要文化財のハリストス正教の教会。ハリストスとはキリストを指します。夜にライトアップされるロシア風ビザンティン建築様式は美しく、雪景色は神聖な雰囲気が漂います。

ハリストス正教会
【住所】〒040-0054 北海道函館市元町3-13
【入場料】拝観献金料 大人200円
【公式サイト】函館ハリストス正教会 http://orthodox-hakodate.jp



はこだてイルミネーション(八幡坂)<函館市元町>
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写真提供:(一社)函館国際観光コンベンション協会 

八幡坂のイルミネーションでは、函館港が一望。正面には、ライトアップされて海上に浮かぶ旧青函連絡船「摩周丸」が見え、港町の雰囲気満点。

はこだてイルミネーション(八幡坂)
【開催期間】2019年11月30日(土) - 2020年2月29日(土)日没~22:00
【住所】〒040-0054 北海道函館市元町14
【入場料】無料
【公式サイト】はこだてイルミネーション | 函館イベントガイド(函館市公式)
https://event.hakobura.jp/964



純白に輝く星 五稜郭<函館市五稜郭町>
【日本の冬絶景】異国情緒の漂う港町函館 北海道の雪景色 

写真提供:函館市公式観光情報サイト「はこぶら」 

星形の五角形をした「五稜郭」は防御側の死角が少なく、ヨーロッパ各地に造られた城塞都市をヒントにしたもの。高さ107mの五稜郭タワーから雪景色の五稜郭を眺めると、純白に輝く星が見られます。

五稜郭
【住所】〒040-0001 北海道函館市五稜郭町44-2 
【入場料】タワー利用 大人900円
【公式サイト】特別史跡 五稜郭跡|北海道観光公式サイト GoodDay北海道
https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/94



暖かくやさしい 函館の夜景<函館市函館山>
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写真提供:函館市公式観光情報サイト「はこぶら」 

世界三大夜景のひとつと言われる、函館山の夜景。旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星として紹介されています。函館の夜景は、右に津軽海峡、左に函館湾をはさんだウエストがくびれた地形。そして浮かび上がる優しい町の明かり。
筆者も日本で一番好きな夜景です。

函館の夜景
【住所】〒040-0000 北海道函館市函館山
【入場料】ロープウェイ利用 大人1500円
【公式サイト】函館山からの夜景|北海道観光公式サイト GoodDay北海道
https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/167



あなたのこころをふんわり包む雪景色、日本の冬絶景。今の時期にしか出逢えない風景ですから、温かい格好で防寒して、ぜひ訪れたいものです。

注意:記事掲載の情報は、2019年12月現在のものになりますので、詳細につきましては、公式サイトで確認または開催団体へ直接お問い合わせください。
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