
「新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん)」は福岡県福津市の「津屋崎古墳群」の中で最も古墳が集中している古墳群です。5世紀~6世紀に作られました。41基(前方後円墳/5基・円墳/35基・方墳/1基)が現存しています。
古代豪族宗像氏の墳墓群です。前方後円墳があることから、ヤマト王権との繋がりを示しています。

2017年にユネスコ世界遺産「「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として沖ノ島や宗像大社などと一緒に登録されました。世界遺産に推薦する過程で周辺の古墳は選考から漏れていき、推薦条件に合った新原・奴山古墳群は選考に残りました。その結果、日本の古墳の中で初めての世界遺産に認定された古墳群となりました。
展望所から歩道が整備されていて、古墳群を探索できます。特に34~43号墳、30号墳までの小振りな古墳が続く景色は、連なった墳丘がかわいらしく「墳丘萌え」を存分に味わうことができます。

古墳ケーキといえば奈良にある「ならまち菓子工房プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~」さんの古墳ケーキが有名なのですが、残念ながら通販などでは手に入らないため、自宅近所でオーダーケーキを受けてくれるケーキ屋さんにオーダーをしてもらいました。年齢で「42号墳」としてもらいました。

新原・奴山古墳群
住所:福岡県福津市勝浦
[All Photos by Mizutani salucoro]