5月7日から9日にかけて開催された
Google恒例のデベロッパーカンファレンス「Google I/O 2019」。「Pixel 3a」と「Pixel 3a XL」の発売が発表されるなど、期待に十分応えた内容となった。
中でも注目はGoogle検索の新機能。検索した動物や人体などの画像を3D化し、さらにARとして表示するというもの。例えば「ホオジロザメ」を検索したとする。そこで画像をタップすると、3D表示になり、さらにタップすると実物大のAR表示になる。ホオジロザメの実際のサイズは18フィート(約5.5メートル)にも及ぶわけだから、本物の迫力を肌で感じるには最適な機能と言えよう。
・サメやジャイアントパンダの画像をリアルに表示
AR表示される動物は次のとおり。サメ、ライオン、トラ、クマ、アルパインヤギ、ティンバーウルフ、ハリネズミ、皇帝ペンギンなど。また、ジャイアントパンダのような複数の動物に限られるが、AR互換性のあるデバイスであればChromeとGoogleアプリを通して食事する画像を映すことも可能だ。
Googleは本機能実現のため、NASA、New Balance、Samsung、Target、Visible Body、Volvo、Wayfairと提携。これらの企業が保有する画像データを3D・AR化している。将来的にはショッピングのユースケースや研究ツール用の人体解剖学といったサードパーティのコンテンツを浮上させる予定もあるという。
・AR Core対応端末なら日本でも利用可能
米国で5月30日にリリースされたこの機能。日本での展開は今のところ未定だが、AR体験構築のためのSDK「AR Core」をサポートするデバイスなら利用できるようだ。
ちなみに現段階で対応する端末はGoogleのPixel、Pixel XL、Pixel 2、Pixel 2 XL、Samsungの
Galaxy S8/S8+、Note8/S7/S7 edge、LG ElectronicsのV30とV30+(
Android Oreo版)など。言語は英語になるようなのでご注意を。
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