中国EC大手のアリババグループ(以下、アリババ)は、中国自動車メーカー吉利汽車との提携を発表しました。自動運転が可能なEV(電気自動車)を共同開発します。
EV以外の領域でも協業
アリババは、吉利汽車にAlibaba Cloud(アリババクラウド)による高効率・高速処理能力を提供します。吉利汽車の研究所との連携による高性能なコンピューティングシステムの研究や、データ分析に基づいた製造ライン構築なども行う予定です。両社は、EV事業のほか、クラウドコンピューティング、持続可能な開発、デジタルマーケティングといった分野でも協業する方針。吉利汽車には、アリババのECプラットフォーム「Tmall(天猫、Tモール)」のマーケティングに関する知見も提供されます。
クラウドコンピューティングやAIを重要視

吉利汽車は、高性能な電気自動車の販売だけでなく自動運転技術の強化を通じ自動車企業からモビリティテック企業へと飛躍を遂げようとしており、これには高性能なクラウドコンピューティングと人工知能(AI)が重要です。提携は、このような状況を背景に締結されました。
吉利汽車について

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000098612.html
(文・S.Inosita)