SKE48の“かおたん”こと松村香織が山田町のふるさと大使に就任。10月26日に開催される“山田の幸 味わい祭り”にて任命式が行われる。
かおたんはふるさと大使就任についてGoogle+で「自分でもびっくりしています」と驚いており、山田町の子ども支援活動をしているマブリットキバさんから就任のいきさつを知らされて感激していた。

松村香織は「SKE48終身名誉研究生」というおそらくAKB48グループで最初で最後の肩書きを持つ。それでいて今年の『AKB48 37thシングル選抜総選挙』では17位に躍進。もう一歩で選抜メンバーとなる人気ぶりだ。

そんな“かおたん”に嬉しい知らせが舞い込んだ。彼女が10月10日に『松村香織 Google+』で岩手県山田町のふるさと大使に就任することを伝えて、「大好きで大切な山田町のふるさと大使、とってもとっても嬉しいです」と喜びを溢れさせている。

AKB48グループは東日本大震災が起きると、5月から東北の被災地訪問活動を始めた。5月22日に岩手県大槌町と山田町を訪問してミニライブなどを行っており、山田町とはその時からのつながりとなる。研究生のかおたんが岩手県で行われたAKB48の握手会に参加して、初めて被災地を訪れたのは2013年5月だった。山田町を訪れる機会は少ないが、彼女が頑張る姿に励まされて元気をもらい“かおたん”ファンとなった子どもたちは多い。

山田町の子どもたちが作った町のジオラマ“やまだまち48”(松井玲奈が命名)にはそんな松村香織にちなんだ「メイド喫茶かおたん」や「ハヤシライス専門店松村屋~1コメダ~」があり、“かおたん”人気を表している。

被災地で子どもたちの支援活動に関わるマブリットキバさんは、AKB48グループの活動にも詳しい。
彼が10日に『マブリットキバ Google+』で“松村香織ふるさと大使就任”の件に触れており、「かおたんは震災後にこども達を勇気付けたりと見守ってくれたんだ」とこれまでの経緯を説明。「みんなが見えないところでも心に傷を負ったこども達を元気付けた」そうだ。

彼によると「今回のふるさと大使就任は町の大人の方々で決めて依頼したこと。かおたんの発信力、ひたむきさなどにとても心を打たれたと聞いたよ」とのこと。山田町の人々が主導となり「松村香織こそ“ふるさと大使”だ」との思いが一致したことが素晴らしいではないか。

SKE48に入る前は秋葉原のメイド喫茶で働いていたこともあるかおたん。先日はSKE48カフェでメイド姿を見せて「久しぶりのめいどさん楽しかったぁ♪」と懐かしんだ。今では“ふるさと大使”となって「山田町の良さを少しでも多くのみなさんに知ってもらえるように活動していきたいです!」と意気込むまでに成長したのだから感慨深いものがある。

“松村香織ふるさと大使”任命式は10月26日の“山田の幸 味わい祭り”でイベントとして行われる。山田町の子どもたちをはじめ多くの人々が祝ってくれそうだ。

※画像は『松村香織 Google+』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉
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