博多大吉といえば、バラエティ番組『アメトーーク!』でも“今、プロレスが熱い芸人”として登場するほどのプロレス愛好家だ。5月29日放送の『華丸・大吉のなんしようと?』(TNC テレビ西日本)で、同じくプロレス好きなゲスト・石田靖と北九州市小倉北区のプロレス居酒屋・がむしゃらに立ち寄った。
元サラリーマンながら、社会人プロレス団体“がむしゃらプロレス”を旗上げした大将だけに、客にはレスラーも多く「ジョージ高野さんとかがよく来ていた」という。石田が「ジョージさんのドロップキックはすごかった」とその話題に乗れば、大吉も「でも、試合が成立しないくらいメチャクチャだったらしい」と語り出す。
かつて東京ドームで、全日本プロレスと新日本プロレスが一度だけ一緒にやった時に「天龍、タイガーマスク組に当ててきたのが長州、ジョージ高野。新日本はちゃんとした試合をやらないよということですよ」とまくしたてると、石田が「うわうわうわ、そうやっ!」と興奮。そんな2人をキョロキョロと見るだけの華丸が「なんやこれ? 何の話?」と呆れていた。
絶妙な漫才でおなじみの博多華丸・大吉だが、趣味や性格はずいぶん違う。華丸は昔からプロレスにあまり興味がなく、コンビを組んだ頃に大吉が「漫才の出囃子にこれをつかいたい」と獣神サンダー・ライガーの入場曲『怒りの獣神』を持って来たことで、初めてライガーを知ったという。
まだ地元福岡を中心に活動していた頃、華丸の実家に大吉がネタ合わせに来ることが多かった。大吉は華丸がプロレスに興味を示さないことから、華丸の弟にプロレスについて熱く語っていた。華丸は当時中学生だった弟が「高校へ入らずに、メキシコに渡ってプロレス修行をしたい!」と言い出して、家族で真剣にもめたことを明かした。
結局、弟は「柔道部に入って、帯に刺繍する名前を自分の名ではなく『天龍源一郎』と入れても良い」という条件で折り合いがついたという。もし、華丸の弟がメキシコへ渡っていたら、大吉も騒動を引き起こした責任を感じてコンビの存続すら危うかったかもしれない。
※画像は『twitter.com/okazakihanawo』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)