視聴者が芸能人に抱く疑問を、MCの東野幸治が本人に直接確かめるというトーク番組『1周回って知らない話』(日本テレビ系)が2月3日に放送された。「なぜリアクション芸人になったのか?」という疑問のもとゲスト出演したのが出川哲朗だ。
彼がウッチャンナンチャンたちと劇団SHA・LA・LAを結成して役者して活動していた時のこと。日本テレビ系列のバラエティ番組『ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.』と『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』がコラボする特番が組まれた。その際に、出川哲朗が罰ゲームでジェットコースターに乗って怖がるVTRが流れると観覧客が爆笑となり、放送後に松本人志が「この子おもろいな。
体を張って頑張る出川哲朗について街角でインタビューしたところ「明日も頑張ろうと思う」(20代男性)、「見てて元気をもらえる」「笑顔になれる」(10代女性)などの声が聞かれた。また、米・ニューヨークや英・ロンドンで待ち行く人に道を尋ねながら目的地を目指す企画“出川哲朗はじめてのおつかい”では日本語交じりのめちゃくちゃな英語で切り抜ける。そんな彼の姿から勇気をもらった人も少なくない。
そうしたVTRが紹介されると、出川が知り合いの女性からメールで伝えられたエピソードを語った。その女性の子どもが通う小学校で卒業文集に“尊敬する人”を書くこととなり、クラス16人のうち3人が「出川哲朗」と書いたそうだ。他には「織田信長」「坂本龍馬」などがあるなか「出川哲朗」も並んだという。
世間からも認められるようになった出川だが、無名の頃は松村邦洋と2人で「いつかは売れような」と励ましあったという。以前、出川が別の番組で松村が先に売れ始め、『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演したエピソードを語ったことがある。
松村はタモリの前でビートたけしなど得意のものまねを次々と披露して大ウケした。
出川哲朗は今回の『1周回って…』で、2004年に40歳で結婚したのはその松村邦洋が背中を押してくれたからだと明かしている。もし松村がその時に「キャラを考えたら結婚しない方がいいですよ」と言ったならば結婚しなかったというほど2人の信頼は厚い。
現在51歳の出川はさすがに体力の衰えも感じているだろう。東野幸治が今後はロケからスタジオに比重を移していくのか?と聞いたところ、彼は「リアクションで汚れた後に芸人みんなでシャワーを浴びる瞬間が一番幸せなんで、それは続けたい」と言い切る。さらには「出川哲朗にとってリアクションとは?」との質問に「相方」と答えて感動させた。しかし、東野が「ツッコミなんですか? 出川さんが?」「“バンジージャンプ”がボケで出川さんがツッコミ?」とたとえてもすぐには理解できず、やがて「あーっ、なるほどなるほど。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)