第1話「ゴッドファーザー編」では、ゲストの江口洋介が公益財団「あかぼし」の会長で経済ヤクザという裏の顔と持つ赤星栄介を熱演した。
このドラマを楽しむには、ダー子・リチャード・ボクちゃんはあくまで「信用詐欺師」ということを忘れてはならない。特に長澤まさみは「詐欺師」であるダー子がいかにしてターゲットの「悪役」を騙そうとするかを強調して演じており、「二重の演技」を絶妙にこなす。その感覚が抜けてしまえば「演技が下手」に見えて笑えないだろう。
対してゲストは「悪役」そのものを演じることとなるが、ドラマのカラーから「信用詐欺師」たちの心が折れそうになるほど強烈な存在感を出さねばならない。江口洋介は迫力の演技でそれを見せつけた上に、ラストでは文字通り地に堕ちて情けない姿によるギャップですっきりさせてくれた。
そうした、長澤まさみたち「信用詐欺師」とゲストによる「悪役」というそれぞれの“立場”をどう演じるかが大きな見どころと言える。
第2話では冷徹なリゾート会社社長・桜田しず子役で吉瀬美智子がゲスト出演する。長澤まさみとの“女優”対決が楽しみだ。
画像は『【公式】コンフィデンスマンJP 2018年4月6日付Instagram「01ゴッドファーザー編」、2018年3月12日付Instagram「#コンフィデンスマンJP #悪徳公益財団「あかぼし」会長」「#コンフィデンスマンJP #リゾート王」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)