タレントで漫談家の林家ペー(78)が、「青天の霹靂だ!」とブログで大騒ぎしている。新型コロナウイルスに感染の疑いから、寄席「新宿末廣亭」への出入りを禁止されたというのだ。


新宿末廣亭は、江戸以来の寄席の伝統を重んじる落語色物定席寄席である。ホームページを見ると新型コロナウイルスによる影響と自粛要請に伴い、4月は10日まで興行する予定だが、土日は休席だという。

2日の『林家ペー&パー子オフィシャルブログ「ペーパーの余談ですけど」』によると、前日の夕方に師匠である林家正蔵(57)から突然、「現在出演している新宿末広亭を休め。そして出入り禁止」と言い渡された林家ペー。わけが分からず落語協会に問い合わせてみたが、「この度の寄席はお休み下さい」と繰り返されるばかりだったという。

なぜ“出入り禁止”になってしまったのか。ペーの推測では、初日に昼の部の本番まで楽屋で横になっていた姿を「具合が悪そうだ」「ウイルスに感染しているのではないか」と疑われたようだとしている。彼はいつも朝方に就寝するため寝不足で仮眠を取っていたようだが、「この状況をみた某噺家さんが、落語協会に連絡」とブログに明かしている。ぺーは「断じて自分は咳などしていない」と気を悪くしているが、正蔵からはそもそも「寄席の楽屋で横になる(寝る)という、芸人としての根本的姿勢がなってない」と叱責され、もっともだと反省していた。

しかし3日のブログによると、正蔵から「休め」と言われたにもかかわらず、ペーは新宿末広亭にいた。すると正蔵が有無を言わさず、彼の耳に5~6回体温計を差し込んできたそうだ。そして最後に37.6℃と出たため、微熱があると判断された。
そして「舞台へ上がらなくて、いい!」と言い渡されるも、ぺーは「私の存在が“落語協会に100%コロナが蔓延する”と、決めつけている」と憤慨。長年のかかりつけである医院に診断書を出してもらい、そのスクリーンショットがブログに公開されている。

そこには「本日来院にて、36.5℃」と書かれており、新宿末広亭で検温した体温計は子供用だったので高めの数値になったのではないか―としている。自分は平熱なので舞台に上がるのは支障がないだろうと彼は考えているようだが、『末広亭(suehirotei)ツイッター』を見ると3日の演目表では代役が立てられていた。果たして林家ペーは、6日からの寄席に出演することはできるのだろうか。

画像は『林家ペー&パー子 2020年1月23日付オフィシャルブログ「今日この頃」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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