田中裕二といえば、確かにネガティブな印象が強い1年であった。1月には都内の病院に救急搬送され、前大脳動脈解離によるくも膜下出血・脳梗塞で入院。4月には副鼻腔炎による発熱でレギュラー番組を休むなど、体調を崩す話題が目立ったのだ。
だからであろうか、14日深夜に放送された『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)のなかでインタビューについて触れた太田光は、相方である田中の受け答えについて「全部の質問に、もう絶望的なことしか言ってない」「絶句しちゃってんだから、インタビュアーが」と場が凍るほどのネガティブ発言だったことを明かしている。
田中自身は「そんなに暗く言ってないよ」と笑いながら否定したが、太田は田中が来年の抱負について聞かれ「特にないですね…」と答えたことや、「将来の見通しとか、なんて言ったらいいんですかね…そういうの全くない」「希望っていうんですか、楽しいとかそういうことが一個もないんです」と笑顔で語っていたことを暴露した。
さらには「軽いうつなのかもしれません」とこぼしインタビュアーを困らせた田中に、太田は思わず「病院行け」と言ったそうだ。田中自身もこのインタビュー終了後、スタッフから「田中さん、頑張ってくださいね」と声掛けされたことを明かし「いや、ひどいよね(笑)」とさすがに反省しているようだった。
ここまで聞くと田中のメンタルがかなり心配になるが、今年5月に放送された「“ネオバズ”水曜日『みえる』」(テレビ朝日、ABEMA共同制作)で事務所の後輩であるウエストランド・井口浩之は、田中のことを「人類史上初の悩みゼロの人間」と評していた。一見ネガティブにとれる発言も、田中にとっては良くも悪くも「希望がない」ことの表れなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)