ネタ作り、ツッコミ、フリートーク、いずれもハイレベルと地下芸人の間ではずっと評判だったモグライダーの芝大輔。昨年行われた『M-1グランプリ2021』で決勝に進出して以降、多数のバラエティ番組に出演するようになると、彼には別の注目が集まるようになった。
女性はもちろん男性からも「かっこいい」「イケメン」と評判になり、共演した男性芸人からも同様の声が聞こえてくるのだ。

『M-1グランプリ2021』決勝進出者発表の記者会見で司会を務めていたお笑いコンビ・麒麟の川島明は、26組が出場した準決勝の舞台を全組見て自分なりの採点をした結果、モグライダーを今年の優勝者の大本命に挙げていた。「出番が中盤から後半やったら、もう場外ホームラン」と昨年12月19日放送の『川島明のねごと』(TBSラジオ)で述べていたものだ。川島は芝大輔の容姿にも注目し、「ロカビリーっぽい。あれはもう、常人じゃ出せない色気」と惚れ惚れしたそうである。

また下積み時代、モグライダーとライブでよく一緒になっていた東京ホテイソンのショーゴは、昔から芝の大ファンで彼を真似て前髪を上げたヘアスタイルにしたそうだ。
YouTube「東京ホテイソン オフィシャルチャンネル」の『東京ホテイソンが選ぶ イケメン芸人BEST3』でショーゴは不動の1位として彼の名をあげ、「芝さんだったら、今すぐに抱かれてもいい」とまで語っている。芝は前髪を下ろしたらイケメンなのがバレるので、「芸人になるべく、見た目をイカつい感じにするために前髪を上げている」とショーゴは見ているそう。彼の顔だけでなく、仕草もイケメンだと続ける。芝のタバコを吸う姿を拝みにいくそうで、動画では事細かに説明し実際にやってみせていた。

さらに芝とは何度かテレビ番組やライブで共演している銀シャリも、3月19日に公開されたYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で彼の魅力を語っている。同チャンネルの人気企画「芸能界天下取り将棋」で、“もしも銀シャリが芸能界で天下を取ったとしたら…銀シャリを王将とした将棋の布陣に置き換えて、飛車角から、金将、銀将、歩にいたるまで、他の駒は誰になるのか?”を発表してもらうというものだ。
銀シャリの2人はおよそ4時間をかけて熟考したという。

芝は「歩兵」、将棋では“目の前の相手の駒を確実に取る、ときには王様の壁となる”重要な役割で、銀シャリの橋本直は「現代サッカーにおいてのサイドバック、上がったり下がったりできる」と彼を選んだ理由をあげた。反対に位置する「歩兵」にはシソンヌの長谷川忍を選んでおり、佐久間宣行プロデューサーは「両脇いいねぇ、完璧」と感心している。続けて橋本は「芝君は男が惚れる男」「皆を抱えてくれる番長系」と彼のリーダーシップ力にも注目。「Sっぽいと思いきやメチャクチャ優しくて、全部配慮できる」と、芸人としても1人の人間としても優れていると褒めていた。すると佐久間プロデューサーは「わかる、わかる」と頷きながら、「50代近い人でいうと、設楽さん(バナナマン)が持ってるようなセクシーさとカリスマ性を、下の世代でいうと芝君は持ってる」と彼の可能性に期待していた。


モグライダーのともしげはかつて、相方が作ってくるネタの台本が読めず、趣旨が理解できないまま舞台に上がるので上手くいかず、コンビ仲も悪くなり解散―の繰り返しで、9組のコンビ解散を経て芝と出会い、2009年にモグライダーを結成している。何よりともしげが嬉しかったのは、自分がセリフを間違えても全く怒らず、芝はそれをネタにして笑いに変えてくれることだったという。長い地下芸人時代を経て、今年大ブレイクしそうなモグライダー。どんな活躍を見せてくれるのか楽しみである。

画像は『モグライダーともしげ 2022年3月19日付Twitter「THE鬼タイジありがとうございました!」』『銀シャリ公式アカウント 2022年3月1日付Instagram「日本テレビ「汐留☆新鮮組」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)