タレントの千秋(50)が、テレビ番組で久しぶりに料理愛好家の平野レミ(75)と共演したことをSNSで報告している。千秋は過去に平野に対して失礼な態度を取ってしまったと大変後悔しており、ちゃんと謝りたいと考えていたが顔を合わせる機会がないまま20年余りが過ぎてしまったという。


40代に入り“老い”を感じるようになった千秋は45歳を境に、いつまでも若さを追い求めるのではなく「どんなおばあさんになるか」にシフトチェンジしたいと考えるようになった。もちろんできる範囲で努力するが、悪あがきや無理はしたくないと心に決めているという。またこれまでの生き方を振り返ることも多くなり、「若気の至りだったのか、昔は恥ずかしいトンデモ発言などをよくしていた」と思い出し、自分が発した言葉で相手を不快にさせたり、嫌われたりしただろうな―と2020年6月の『千秋/Chiaki magazine chiaki77777 Instagram』で反省している。そして「責任を持って自分のおしりは、自分で拭き続けていくしかない」と、過去の発言で迫られることがあっても非を認め、謝罪する覚悟があると綴っていた。

時は過ぎ、9月9日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)で平野レミと共演した千秋は、放送終了後の彼女とのやり取りの様子をインスタグラムに明かしている。

タレントの藤井隆(Matthew南)が司会を務める番組に、ゲストとして千秋が出演した回のことだった。
同番組で平野レミは料理コーナーを担当しており、千秋の記憶では「レミさんのフライパン、通称レミパンが登場して、お料理中にレミパンについての会話になり」、「ゲストが何か褒めたりすると、レミさんが“じゃあ、あげる!”と言ってくれて、お土産にレミパンを頂ける」というのがいつもの流れだったという。だが当時の千秋は“人と違うことをして生きてきた”悪い癖が出て、平野が明るく「あなたにあげる!」と言ってくれたのに、同じテンションで「いらない!」と拒否したのだ。その場では大ウケで、藤井も「そんなこというひと、初めて!」と笑い、平野も笑っていたそうだ。本心では千秋もレミパンを欲しかったが当然、収録が終わってもスタッフからもらうことはできなかった。それから「なんか、申し訳なかった」「レミさんを傷つけてしまったのかな」とずっと気になっていたが、共演する機会が無いまま長い時を経て『ノンストップ!』で再会することになったのだ。

意を決して本番前に平野に会い、事情を説明して「まだとんがってたわたしは、その場の一瞬の笑いのために、とても失礼な発言をしてしまった」と詫びたという。
すると平野は全く覚えておらず、もちろん気にもしていなかったそうだ。逆に「あら、そんなこと全然いいのよ」「それより可哀想! ずっと気にしていたなんて…あなたとってもいい子」と涙ぐみ、千秋を慰めてくれたのだ。彼女の言葉にずっと心に引っ掛かっていたものが取れ、穏やかに本番を迎えることができ「レミさん、ありがとうございます」と感謝した千秋。そして「今も昔も、わたしは失言には気をつけよう。本当にバカだから」と改めて、自分を戒めたようである。

画像2枚目は『千秋/CHIAKI・TV/singer/Design/produce 2022年9月9日付Instagram「今日、ノンストップで平野レミさんにお会いしました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)