お笑いコンビサンドウィッチマン富澤たけし(48)が、『M-1グランプリ2022』決勝についてラジオ番組で語った。彼は2015年と2018年以降の審査員を務めているが、毎年大会直前は憂鬱になってしまうという。
また決勝が終われば肩の荷が下りて楽になるわけではなく、自分の審査に対する文句をネットで目にするので苛立ちが募るそうだ。

『M-1グランプリ2022』は、昨年のM-1ファイナリストや今大会がラストイヤーとなるコンビが予選で次々に姿を消すなど波乱の展開となっている。決勝に駒を進めた9組中、初出場は5組、2度目が4組とフレッシュな顔ぶれが揃った。そのためか決勝進出者発表会見で司会を担当したかまいたちの山内健司(41)が「誰が優勝しても違和感のあるメンバー」と感想を漏らし、会場の笑いを誘っていたものだ。

『M-1グランプリ2022』決勝の前日、17日に放送された『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』(ニッポン放送)で、富澤たけしは今年の決勝進出者について「ここじゃないか」「〇〇が面白い」といった類の情報が全く入ってこないと話している。また同じく審査員を務めるダウンタウンの松本人志(59)は、17日のツイッターで「今年ほど予想のつかない大会も近年なかったかもしれません。
もう全組優勝せい!」とコメントしており、本命不在でどのコンビが優勝するのか予測不可能になっている様子だ。


だからこそ審査員がどんな採点をするのかに注目が集まりそうだが、富澤は「嫌ですよ、憂鬱ですよ」とこぼす。漫才はテレビで見るのと会場で見るのとでは全く違うと言い、ただ面白いかだけでなくツッコミの間など技術的なところも考慮していろんな目線で採点するそうだ。ここに審査員の好みも加わるので視聴者や各々のファンからすると納得がいかない採点もあるかもしれないが、富澤は「文句はやめてください」「本当に腹が立つので」と主張しており、ネットで批判されることに我慢ならないようである。

また今回は審査員に、オール巨人(71)上沼恵美子(67)が勇退したことで、山田邦子(62)博多華丸・大吉の博多大吉(51)が加わる。大吉は5年ぶり3度目となるが、過去には視聴者だけでなく同業者からも採点について責められた経験があるという。
しかし「(M-1は)いろんなことを言われて当たり前、それも引っくるめてのエンターテインメント」と、大吉は悟りの境地に達しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)