トークバラエティ番組『人生最高レストラン』(TBS系)が2017年1月にスタートしてから、300回記念のゲストとしてとんねるず石橋貴明(61)が出演した。MCの極楽とんぼ加藤浩次(53)にとって、石橋は高校時代からの憧れのスターであり、芸能界入りしてからは目標とする存在だった。
これまで2人が共演したのは数えるくらいしかないが、なぜか加藤の大事な時期に石橋は現れてくれるのだ。

2021年5月6日公開のYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」では、ABEMAオリジナル番組『石橋貴明プレミアム第10弾 THE強運マスターズ』で6年ぶりに共演した加藤浩次との番組収録前の様子が捉えられている。2人が共演すると聞いて、番組収録前の石橋貴明に密着したのは、加藤と同い年で演出家のマッコイ斎藤氏(53)だった。彼は「貴ちゃんねるず」の演出を手がけているが、19歳の頃から親交がある加藤について、当時から「貴さんみたいになりたいと言っていた」と明かしていた。

この動画が撮影された頃は、2021年3月末に吉本興業が加藤とのエージェント契約を終了することを発表してから1か月も経っておらず、当時は「吉本興業から契約延長しないと言われ、僕自身ビックリした」と加藤本人が話すほど、予想外の出来事だったのだ。石橋の顔を見ると、加藤は挨拶もそこそこに「カメラの回っていないところで、(独立に関して)いろいろ相談したいことがある」と切り出した。
とんねるずは30代半ばで独立しているが、石橋は「2年間ぐらい、ぐちゃぐちゃしてた」と言い、「独立はこの世界、厳しいところがありますからね」と自身の経験を踏まえて平坦な道ではなかったことを話している。その上で「芸能界は力があるヤツが残りますから」、「加藤の仕事ぶりを見てると、しっかりしてるから大丈夫だと思いますよ」と励ましていたものだ。


動画の中で、石橋は「土曜の“ご飯はどこが美味かった”とか、見てますし」と語っていたが、それから2年後となる今年4月15日放送の『人生最高レストラン』にスペシャルゲストとして出演した。番組のエンディングで「貴さん、僕に聞きたいことがあるとか言ってましたけど?」と加藤が話すと、石橋は「加藤も一応、スッキリ終わって。この後、どうスッキリするのかな? と思って」と質問した。加藤がMCを17年間務めた『スッキリ』(日本テレビ系)が、3月31日の放送をもって終了したばかりだったからだ
「どうしましょうね」と大笑いする加藤に、石橋は「ずっとファイティングポーズ取っていくのが、加藤らしさだと思う」「ファイティングポーズだけは取って、負けずにやるしかねぇんだよ!」と熱い言葉で激励した。こうして芸能人生の節目に石橋と直接会って、彼から声をかけてもらえることに加藤は心から嬉しかったに違いない。

画像2、3枚目は『石橋貴明 / Takaaki Ishibashi 2021年4月30日付Instagram「加藤浩次と久しぶりに共演。」』『【公式】TBS「人生最高レストラン」 2023年4月14日付Instagram「人生最高レストラン放送300回スペシャル」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)