言葉の通じない海外ロケで現地の人と対等にやりあったり、周囲に惑わされないマイペースな物言いで「デリカシーがない」「がさつ」などと言われることが多い千原せいじ。しかし弟の千原ジュニア曰く、彼は非常に繊細な一面を持っているという。
そのエピソードの一つが、先日20歳になった息子の誕生日パーティでせいじが陥った“異常事態”である。

18日深夜に放送された『にけつッ!!』(読売テレビ)の中で、沖縄・宮古島で行われた千原せいじの息子・夕さんの誕生日パーティについて触れた千原ジュニア。宮古島は21年前にせいじが妻と結婚式を挙げた縁のある場所で、ジュニアはそのパーティの仕切り役を任された。

当日は30名の知人が集まったそうで、成長した甥っ子の姿に感慨無量だったジュニアだが、せいじは終始緊張しきりだったという。どうやらついに息子が大人になり、初めて酒を酌み交わすという人生の大イベントがプレッシャーになってしまったようだ。

その緊張がせいじにとって多大なストレスになったのだろうか、ついには「えらいもんやなあ、20歳になって、こうやってお前立派になあ…」というジュニアの会話にも返答できなくなった。
決して無視していたわけではなく、せいじは一切、声が出なくなってしまったというのだ。

それでもジュニアが乾杯の音頭をとり、各テーブルを回って挨拶する息子の気配りもあって、パーティは終始楽しい雰囲気で進行したそうだ。しかし、せいじは最後の“締めの挨拶”でさえも声が出ず、沈黙が続いてしまう。これにはジュニアも心配し、翌日になって病院を受診するように電話をした。すると前日とは一変し、せいじはいつもの調子を取り戻していたという。声が出なかったのは一過性のものだったが、かなりのプレッシャーがせいじにのしかかっていたようである。
『にけつッ!!』で共演しているケンドーコバヤシも「そんなオタオタしてるの見たことない」とせいじの意外な一面に驚くしかなかったようだ。

だが長年、彼を間近で見てきたジュニアは「結局線細いからな、アレ」「所詮ビジネスがさつ」と断言しており、ケンコバは「夢奪わんといてください」と悲痛な声をあげていた。

これまでも高校時代に稀にみる知能指数の高さを叩き出したエピソードや、貧困や就学困難支援などを目的とした一般社団法人の代表理事に就任するなど“がさつ”からは想像できない姿を見せてきたせいじだが、また新たな一面がうかがえたようだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)