テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で、お笑いコンビの納言・薄幸(30)がお酒を飲みながらやさぐれトークを展開する『納言幸のやさぐれ酒場』。その11月23日、30日公開分に、ランジャタイがゲスト出演した。
30日の後編で彼らは吉本の先輩芸人、笑い飯・哲夫(48)とのあるエピソードについて明かしている。

あまり酒は強くないという国崎和也(36)と、酔っ払うとすぐ寝てしまうという伊藤幸司(38)。『納言幸のやさぐれ酒場』でも、赤ワインを飲んでいた伊藤は顔が次第に赤くなり、終盤では目を閉じて身体が揺れ始め、国崎から「寝てましたよね」と笑われていた。

そんなランジャタイの2人が、先輩芸人である笑い飯・哲夫(48)と一緒に飲んだ時のことについて触れた。

笑い飯は2000年にコンビ結成、2001年にオーディションに合格して吉本興業に所属した。2002年に「M-1グランプリ」の決勝で無名ながらも3位に食い込み、2010年に優勝を果たすまで9回連続でファイナリストとなった“ミスターM-1”と呼ばれた実力派コンビである。


「M-1で優勝する」ことを目指していた伊藤にとって、笑い飯は尊敬する漫才コンビだ。初めて一緒になった酒の席で「M-1」について彼が聞くと、哲夫は1年目からの思い出を丁寧に語り、「とても楽しい10年間だった」と振り返っていたという。「優しい方だなぁ」と温かい気持ちになった国崎が伊藤の方を見ると、彼はなんと寝ていた。慌てて起こそうとすると、哲夫に「ええねん、ええねん」、「疲れてんねん、寝かしといてあげて」と止められたそうだ。

そして3人は店を出てタクシーを拾うことになったが、哲夫がランジャタイの2人を先に帰るように促してくれたという。国崎は「いえ、先に哲夫さんが…」と拒んでいたのだが、気が付けば伊藤がいない。
周囲に目をやると、電信柱のそばで彼が嘔吐していた。すると哲夫が、素早く伊藤に駆け寄って「大丈夫か」と背中をさすりながら介抱を始めた。そして吐き気がおさまった伊藤と一緒にタクシーに乗って帰るように、国崎に勧めてくれたという。しかも哲夫は、伊藤の吐瀉物を片付けてから帰ると話したそうだ。

哲夫の言葉に甘えてランジャタイの2人は先にタクシーに乗り込み、運転手に行き先を告げた。そしてUターンして乗車した場所を通ることになったが、車内から電柱のあたりを掃除する哲夫の姿が目に入ったという。
国崎は「菩薩のような方でした」としみじみ語っていたが、幼い頃から仏教に親しみ、大学に入ってからより深い知識を得たという哲夫にとって、この行いは特別なものではなかったのかもしれない。

画像2枚目は『納言 公式 2023年12月1日付X「#納言幸 の #やさぐれ酒場」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)