英ヨークシャー州イーストライディングで暮らすキャリー・レッドヘッドさん(Carrie Redhead、27)と夫のジョエルさん(Joel、29)は今年10月、18世紀に建てられたレンガ造りの牧舎を活用した式場で結婚式を挙げた。
キャリーさんは生まれつき「腸リンパ菅拡張症(ワルドマン病)」という腸内の脂肪やタンパク質の吸収不良が起きる稀な疾患を抱えており、2年前からは症状の悪化に伴い車椅子での生活を余儀なくされていた。しかし挙式当日、彼女は自分の足でバージンロードを歩くことを決意した。
「同じような状況に直面している人々を勇気づけ、力になりたい。」
そう語ったキャリーさんは後日、感動的な挙式シーンをFacebookで公開したところ、大きな反響を呼んだ。
動画では、歌手シャナイア・トゥエインの『You’re Still the One』が流れる中、キャリーさんは家族の助けを借りながらゆっくりと車椅子から立ち上がり、よろめきながらも一歩ずつ確実にバージンロードを進んでいく様子が映し出されている。
会場はキャリーさんとジョエルさんの家族や友人たちで埋め尽くされ、幼い2人の子供たちも両親の結婚を喜んでいた。ゲストが見守る中、ゆっくりと新郎のもとへ辿り着いたキャリーさん。その姿を見たジョエルさんは驚き、感動のあまり涙を抑えることができず、何度も手で目を拭っている。
そして、5年間の交際期間を経てこの日を迎えた2人が誓いの言葉を述べ、キスをするとゲストたちから大きな拍手が巻き起こった。
この動画は現在、250万回以上の再生回数を記録しており、コメント欄には次のような祝福の言葉が多数寄せられている。
「本当に素晴らしい。お二人の幸せが末永く続きますように。」
「最高に素敵なカップルです。この日のキャリーさんはとても美しい。」
「なんて素晴らしい結婚式なのでしょう。お二人を心から祝福します。」
「バージンロードを歩く姿を見て涙が溢れました。」
「この感動的なシーンを何度も繰り返し見ています。キャリーさんがバージンロードを歩いている姿を見てジョエルさんはどれだけ感動したことでしょう。」
「これは素晴らしい。
なお、テックインサイト編集部では夫のジョエルさんに、「キャリーさんがバージンロードを歩く決断をした時、どのような感情を抱いたか」「キャリーさんの挑戦とこの感動的な結婚式の経験が、今後の2人の人生にどのような影響を与えると思うか」などをうかがうべく取材を申し入れている。
画像は『Redhead Residence 2023年10月30日付Facebook「I never in a million years expected this to happen」』『real fix 2018年5月23日付「Touching Moment A Wheelchair-Bound Groom Is Overcome With Emotion As His Bride Walks Down The Aisle」(SWNS/REALFIX)』『Good Morning America 2019年4月5日付Facebook「There wasn’t a dry eye in the room when a man who overcame paralysis danced with his daughter and walked her down the aisle on her wedding day.」』『Inside Edition 2017年10月14日付「Groom Reduced to Tears as He Sees Bride Walking Down the Aisle in Her Wedding Dress」』『Storytrender 2018年7月9日付「Colour me beautiful – Wife gives husband enchroma glasses as wedding gift」(CATERS)』『The Daily Star 2021年8月28日付「Bride who recovered from car accident overjoyed after trying on dream wedding dress」(Image: TLC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)