マドンナ(65)が、元夫で映画監督のガイ・リッチー(55)との息子ロッコさん(23)のアート作品の個展に駆けつけた。画家として活動するロッコさんの最新コレクションは、タイの格闘技ムエタイからインスパイアされたものだ。
作品は1点2万5千ドル(約385万円)で販売され、すでに数点が売れたという。マドンナは自身のSNSで会場を訪れた様子を報告し、「とても誇らしい!」と記している。

現地時間10日、米フロリダ州マイアミにある高級ショッピングエリア「デザイン・ディストリクト」で、マドンナの息子ロッコ・リッチーさんの個展が開催された。

米ロサンゼルスで生まれたロッコさんは、英ロンドンの芸術大学「セントラル・セント・マーチンズ」とアートスクール「ロイヤル・ドローイング・スクール(Royal Drawing School)」で学んだ。

過去にはセレブの息子であることを伏せ、表現派アーティストの「Rhed」という名義で活動し、2018年からはロンドンのチェルシーにあるアートギャラリー「Tanya Baxter Contemporary」で3回の個展を開催するなど、画家としての地位を確立してきた。

そして今回、ロッコさんが発表した最新作は、タイの格闘技ムエタイのファイターから着想を得た「パック・ア・パンチ(Pack A Punch)」と題する作品集だ。


現在、デビュー40周年を記念するワールドツアー「ザ・セレブレーション・ツアー」を敢行中のマドンナは、公演の合間を縫って息子ロッコさんの個展に駆けつけた。

マドンナは自身のInstagramで会場を訪れた写真を公開し、このようなメッセージを添えた。

「ムエタイ・ファイターからインスパイアされた、息子ロッコの最新絵画コレクション『パック・ア・パンチ』を楽しむために、一晩休みを取ることができてとても幸せ。とても誇らしい!」

写真には、マドンナがロッコさんの肩を抱き、絵画の前でポーズを取る様子が捉えられている。マドンナは光沢のあるエメラルドグリーンのパンツスーツ姿で、首にはネックレスを重ね着けしている。ブロンドのロングヘアを下ろし、白いカウボーイハットと手袋を着用している。
ロッコさんは青いシャツの上に白いダブルのスーツを着用した、スマートな装いだ。

別の写真では、マドンナが養子の息子デヴィッド・バンダさん(18)、娘マーシーさん(18)、双子姉妹のステラちゃんとエスターちゃん(ともに11)と寄り添う姿が写っている。


マドンナには6人の子どもがいるが、元恋人カルロス・レオンとの娘ローデス・レオン(27)は出席しなかった。


「マイアミ・デザイン・ディストリクト」の公式サイトによると、「パック・ア・パンチ」の作品は1点2万5千ドル(約385万円)で販売され、初日には5点が売れたという。当初は10日と11日の2日間にわたり開催予定だったが、予約限定で12日まで延長された。


ロッコさんは同サイトの取材に応じ、マイアミで個展を開催することについて、このように語っていた。


「確かに少し緊張しているけど、作品や空間には満足しているし、実現できたことに感謝している。マイアミはアートムーブメントが盛んで、いろんなことが起こっていると思う。僕は幸運にもスペースを見つけることができたので、この機会を生かすことにしたんだ。」

画像は『Madonna Instagram「So happy to have the night off to enjoy my son Rocco’s’s latest collection.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)