東野幸治は、17日深夜放送のラジオ番組『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、懐かしそうに『ノブナガ』(CBCテレビ)の思い出を語り始めた。2001年から2014年まで放送された同番組は、日本全国を回る「地名しりとり」や「ごはんリレー」のロケが人気を博し、東野は今田耕司と共にスタジオでMCを務めた。隔週火曜日の収録には、小倉優子や安西ひろこなど当時の人気グラビアアイドルがスタジオゲストとして登場し、トークを盛り上げたという。
東野によると、当時は芸能事務所の力が強く、売れ始めたばかりのタレントが仕事の内容に口出しできる状況ではなかったそうだ。小倉は人気グラビアアイドルとして雑誌だけでなく、「こりん星のりんごももか姫」という不思議ちゃんキャラで話題となり、バラエティ番組に引っ張りだことなった。
その頃、小倉の唯一の楽しみが『ノブナガ』の収録で名古屋に移動する前日、月曜日の夜に「西麻布で思いっきりお酒を飲む」ことだった。火曜日に顔を合わせたスタジオで、小倉から強い酒のニオイが漂ってくるので声をかけてみると、「仕事で辛くストレスが溜まっているので、唯一2週間に1回、月曜日の夜だけはお酒を飲めるんです」と彼女から聞かされた東野は、事情を知っていただけに「もう飲め」と同情してしまったそうだ。
当時、人気絶頂だった安西ひろこも多忙な仕事のストレスからか、本番中に奇行を繰り広げたことがある。電話で話しながら、突然「あ…」とつぶやいて立ち上がり、「スタジオの隅に幽霊がいる」と言ってスタジオを飛び出していったのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)