新燃岳 噴火の可能性は低くなりました 警戒レベル1にの画像はこちら >>

気象庁によると、霧島山(新燃岳)では、新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルを1に

気象庁によると、霧島山(新燃岳)では、昨年(2019年)11月頃から、火口直下を震源とする火山性地震が増加し、その後も増減を繰り返していました。

今年(2020年)10月中旬以降は、地震活動が低下傾向となり、噴煙や地殻変動の観測データにも火山活動の活発化を示す兆候は認められていません。また、12月9日に実施した現地調査でも、火山活動の状況に特段の変化は認められませんでした。
新燃岳火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、気象庁は本日(11日)11時00分に噴火予報を発表して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

防災上の警戒事項等

活火山であることから、新燃岳火口内及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

噴火警戒レベルの説明

【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。


【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)