錦織圭、規制がありながらも大会の開催に感謝「プレーさせてもらったのですごく感謝しています」

11月30日、錦織圭(日清食品/世界ランク47位)は、都内で契約するウイルソンのイベントに参加。同イベントでは、フリーアナウンサーの内田恭子さんとのトークセッションもあった。
錦織がSNSにアップした写真などについての説明を求めるなど興味深い質問も数多くなされた。

【写真】錦織圭11月30日イベント写真ギャラリー(写真20点)

Q.錦織選手、お元気ですか?

「はい、最近も元気でやっています」

Q.今シーズンもお疲れさまでした。ウィズコロナで大変だったと思います。お家で過ごす時間も長くなっています。錦織選手もTwitterで感染予防を訴えてらっしゃいましたね

「そうですね。いまだに危ない時期が続いているので、特に最初は皆さんも、僕自身もわからないことばかりでしたし。幸いにも、世界各所でテニス大会が行われてプレーすることができたので。大会によっては、けっこう規制はけっこう厳しかったですけど、でも、その中でプレーさせてもらったのですごく感謝しています」

Q.SNSの投稿について教えてください。まずはロジャー・フェデラー(スイス)選手と2ショットを(6月に)アップしましたね。

「これは大会の前ですね。ハレというドイツの大会の前です。
フェデラーとはたまに練習させてもらうんですけど、この時もすごくリラックスしていて彼らしいというか、いい練習ができましたね」

■■■「東京2020だけはお客さんがいてほしかった」

Q.続いて東京オリンピックですね。錦織選手にとって東京での大会というのはいかがでしたか?

「すごく楽しかったですね。すごく大きな経験値になりましたし、メダル争いには届かなかったけれども、オリンピックができたので。でも普段は無観客の大会も多くて、でも、意外とあまり気にならないんです。なんとか集中してプレーできるので。でも、やっぱり、この東京2020だけはお客さんがいてほしかったなと心の中で思うような場面もたくさんあって、テニス会場も増設されてすごく大きくなっていたので、より寂しく感じてしまったというか。でも、いい経験にはなりました」

Q.やはり、お客さんからの声援というのは選手には届くものなんですか?

「そうですね。届くと思います。プレーしている時は何も考えずにプレーしているので、自分の世界には入っているんですけど。チームのだったり、お客さんの声援は確実に力になっていると思います」

Q.続いて昨年11月の投稿です。ラケットでボールを飛ばして、頭の上のペットボトルを倒すという動画ですが、これはどういうシチュエーションだったのですか?

「これは、ヒジのリハビリの時だったんですけど。暇すぎて、何かすることないかなというところで、色々と試していた時に思い浮かんだんです(笑) 」

Q.ペットボトルを乗せていたのはトレーナーの方ですか?

「そうです。
トレーナーの方です(ロビー・オオハシさん)。一発で撮影したといいたいですけど、何回かやった記憶がありますね(笑) 何回か覚えてないですね。ぶつかったのもあると思います。

Q.続いて、同じく昨年11月のもの。室内でボールを打っている動画です。

「これもリハビリ施設で、八王子なんですけど、日本でヒジの手術をしたあとに、ヒジを本当にゆっくり動かすところからのリハビリになって、それから、ちょっとラケットを触れるようになってきた時に、スポンジボールからスタートして。子供の時に、僕もスポンジボールで練習を始めた記憶もありますし、最初は、ボールに慣れるまではスポンジボールで、という感じでした」

Q.小さい頃も、お家の中でスポンジボールを使っていたのですか?

「家の中でもやっていましたね、多分。けっこう外の家の壁で壁打ちをすることが多くて、学校から帰ってきたら壁打ちをずっと1人でやっていましたね。自分の家の壁がちょっと低くて物足りなかったので、隣のお家に勝手にお邪魔して、仕事から早く帰ってこないでよ、と思いながら、隣の家の壁で壁打ちをしていました(笑)」

■■■ミニオンに見つめられて「ちょっと緊張しますね(笑)」

Q. 続いて同じ時期の投稿ですが、自粛期間中は、室内でのトレーニングをアップされていたのですね。

「そうですね。コロナ期間になって、家にいることが多かったので、ヨガを始めたり、家にジムを作って家でけっこう篭ってやったりしていましたね」

Q.ポケットに何か入っていますね。続いてエアロバイクにも、ミニオンが付いています。
錦織選手、ミニオンはお好きなのですか?


「そうですね。けっこう家にいっぱいあったりしますね。お人形とかキーホルダーとか。お会いしたことは、ないかもしれないです」

Q.今日はこの会場に、ハチャメチャな仲間(ミニオン)が来てくれています。どうぞ。<ミニオンが登場>スペシャルゲスト、ミニオンのケビン、ボブ、スチュワートです。

「見つめられて、ちょっと緊張しますね(笑) この服がやっぱりかわいいですね」

Q.ミニオンに会ってみて、錦織選手いかがですか?

「ちょっとシュールですね(笑) 意外と背も大きくて。初めてお会いしましたが、身長の割に意外に靴のサイズが大きいのと、あと指の数3本なんですね」

Q.映画では、じっくり見られないですもんね。ミニオンの映画はご覧になったことはありますか?

「見たことあります。やっぱりわんぱくなところと、最後はみんなで協力して問題を解決したり、仲間を助けたりというところ、悪者も出てきますが、退治するというか、仲間と協力して戦うところがおもしろいですね。わんぱくなところが、幼少時代を思い出すというか、見ていておもしろいですね。(2022年には最新映画『ミニオンズフィーバー』も公開される)見てみたいと思います」

Q.今回、錦織選手、ウイルソン、ミニオンによるスペシャルコラボが実現しました。
このシークレット会場で、全世界最速で発表させていただきます。まず、イルミネーション社が作り出した「エアーケイ・ミニオン」をご紹介します。


「むちゃくちゃうれしいですけど、ちょっと恥ずかしいところもありながら。でも、この髪型、ラケットを持っているところが衝撃的ですね」

■■■「テニスだったり、スポーツで、気分を晴れやかにしてほしい」

Q.このキャラをデザインしたコラボアイテムができました。

「全面に、ミニオンさんがいらっしゃるので、ちょっと緊張しますが、かわいいですね。今までにない、青色と黄色が特にお子さんに似合うのかなと思います」

Q.シャフトのとこに何か入っていますよね?

「そうですね。僕のサインとここにも『エアーケイミニオン』が両側にいますね。ちょっと最初から思っていたんですけど、全体が黄色すぎて、若干目がチカチカするんですけど(笑) 青いコートとか、いつものハードコートだと目立って、相手もボールとラケット、どっちがボールなんだろう? と思っちゃうかもしれないので、ちょっといいかもしれないですね」

Q.ウイルソンで「テニスで日本を元気にプロジェクト」をスタートします。2022年4月子供たちがテニスができる場『テニスフィーバーコート』が、まず千葉・白子町に誕生します。大きな打撃を受けている地域、再度、元気になるようにという思いが込められています。素敵な試みですが、錦織選手も「テニスで日本を元気にプロジェクト」に思い入れがあるのではないでしょうか。

「そうですね。
僕は自分のプレーで皆さんに、自分のプレーを見てもらって、テニスを好きになってもらいたいなという気持ちが一番にあるんですけど。これは新しい試みだと思うので、すごくうれしいというか、みんなが楽しんでプレーできるようになるコートなんじゃないかなと思います。都内からだとちょっと距離もありますが、ぜひ行ってテニスをしてもらいたいですね」

Q.ブルーにイエローというコート。美しいですね。

「そうですね。ミニオンコラボで新しい色、世界でもこういうコートはないので、見た目でも楽しくプレーできるんじゃないかなと思います。このコートで、ミニオンのラケットを持ったら、ボールなのか、もっとわからなくなるのでいいですね(笑)」

Q.最後に、錦織選手ごあいさつをお願いします。

「皆さん、このラケットでぜひテニスを楽しんでプレーしてもらえたらいいかなと思います。まだ難しい期間は続きますけど、テニスだったり、スポーツで、気分を晴れやかにしてほしいなと思います。これからも元気で頑張りましょう」
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