ジョコビッチ、隣国クロアチア戦に「勝たなければならないというプレッシャーがある」

12月1日、男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード)の準々決勝、セルビアがカザフスタンを2勝1敗で下し、3大会ぶりのベスト4入り。2010年以来11年ぶりの戴冠へ、また一歩前進した。
試合後の会見で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチは、隣国クロアチアとの戦いに「勝たなければならないというプレッシャーがある」と語った。

【動画】3大会ぶりのベスト4入りを決め、喜びを爆発させたジョコビッチらセルビアチーム

【画像】「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」準々決勝 セルビア対カザフスタンの試合写真(画像14点)

この日の試合、シングルス第1試合でデビスカップデビュー戦となったセルビアのミオミール・ケツマノビッチ(同69位)が、ミハイル・ククシュキン(同182位)に4度のマッチポイントを握りながらも、6(5)-7、6-4、6(11)-7で惜敗。カザフスタンにリードを許したものの、シングルス第2試合でジョコビッチが、アレクサンダー・ブブリク(同36位)にブレークを許さず、6-3、6-4で下して2013年から続くシングルス18連勝を決め、1勝1敗に持ち込む。

ニコラ・カシッチ(ダブルス世界ランク36位)とペアを組んでダブルスにも出場したジョコビッチは、アンドレイ・ゴルベフ(同28位)/アレクサンドル・ネドフイェソフ(同72位)と対戦。フルセットの末に、6-2、2-6、6-3で勝利し、ベスト4入りを決めた。

単複で活躍したジョコビッチは、試合後、初対戦だったブブリクとの試合で堅実なプレーで勝利できたこと、ダブルスでもチームやキャプテンからエネルギーをもらって勝利できたことを喜び、「次のチャレンジに向けてワクワクしているよ」とコメント。

「僕のキャリアにおける現段階の最大の優先事項は、いつもグランドスラムとナショナルチームでのプレーだと言ってきた。この2つは、僕が長年抱いてきた大きな目標といっていいだろう」とコメント。特に個人スポーツであるテニスにおいて、国を代表してチームで戦うデビスカップ、ATPカップが素晴らしい感情をもたらしてくれるとした。

加えて、次戦の準決勝はクロアチア。隣国ということもあって、互いにライバル関係だとジョコビッチは語り、「お互いに勝たなければならないというプレッシャー、モチベーション、期待がある」という。

それでも「コート上で何が起きてもポジティブなメッセージを発信するという意味では、彼らとの尊敬と友情があることはとてもいいことだと思う。
彼らは素晴らしい人たちで、マリン・チリッチはよく知っているし、ボルナ・ゴジョは今大会最大のサプライズだ。相性が良ければ勝てるだろう」と、互いにリスペクトし、良い試合をしたいと語った。
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