12月7日、ウィンブルドンの前哨戦として例年トップ選手が参戦するATP500ハレ大会は、来年大会に今シーズン4勝を挙げ、初のトップ10入りを果たしたヤニック・シナー(イタリア/世界ランク10位)が出場することを発表した。
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20歳のシナーは、2019年に21歳以下で争われる「Next Gen ATPファイナルズ」を制すなど、トップ100にランクインして以来、急成長を遂げている。
ハレ大会でシナーは、2019年の予選に出場しており、初戦敗退。3年ぶりとなる出場に「(2年前のハレ大会は)短い滞在となったが、ハレの素晴らしい雰囲気と素晴らしい大会コンディションを楽しむことができた。今度はもっと長くこの特別な雰囲気を味わいたいね」と、大会を楽しみにした。
トーナメント・ディレクターを務めるラルフ・ウェーバー氏は、「ズベレフ、メドベデフ、シナー、オジェ・アリアシムとテニスの未来がハレにやってきたと言えるだろう。シナーはドイツ語を話すので我々の大会にぴったりだ」と、将来のテニス界を担う選手の出場を喜んだ。
なお、同大会はすでに錦織圭(日清食品/同47位)のほか、ダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)、フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同11位)、カレン・カチャノフ(ロシア/同29位)、そしてヒザの怪我で復帰未定であるものの、同大会で10度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス/同16位)も出場者に名を連ねている。